2019/11/25

福島の高校生が職場見学に来てくれました!

左から、取締役の中里さん、尚志高校の橋本さん、小山さん、佐藤さん、関根さん

11月1日に、福島県の尚志高等学校の1年生4名が、はるばるリブセンスに職場見学に来てくれました。

彼らの目的は、実際に企業を訪問し、社会に出て働くことがどういうことなのかを知り、職業や仕事について見聞を広めて自分と社会とのつながりを学び、今後進路を検討する際に主体的な選択ができるようになることです。

当社としても、CSRの重点領域のひとつ「次世代イノベーター支援」の一環として、就労経験のない若者が自身のキャリアについて考えるきっかけになればと思い実施しました。

今回の職場見学は2時間と比較的短時間だったので、取締役の中里さんと学生のみなさんで「はたらく」ということについての対話、また社内見学ツアーを行ないました。

対話の中で、みなさんに「今どんな職業や仕事に興味を持っているのか」尋ねてみると、ご家族の仕事であったり、自分がサービスを受けて感動した経験がある職業であることが多い印象を受けました。考えてみれば当たり前のことですが、知っている・理解できる物事の中から人は選択をするものです。

将来自分にとってより良い進路を選択するためには、迷って選べるだけの選択肢があったほうが自分の可能性を広げられると思います。そして、選択肢を増やすためには、その候補となる進路(仕事や職業、業界)の存在を知ることが最初の一歩になります。

ですので、職業体験等で今まで知らなかった会社を知り、訪問して、直接話を聞いたり、自分の目で現場を見る体験は、進路の可能性を広げるうえでも、とても重要なことだと改めて感じました。

社内新聞LIVESENSE TIMESに掲載されていたマッハバイトのキャラクター・イチマンのLINEスタンプ広告を見つけて、「カワイイ~!これ欲しいです」と嬉しい反応!

「はたらく」ことについてみんなで考えた後は、社内見学ツアーを実施しました。

会議室を出て、社員や来客のお客様が行き交うオープンスペース・コラボレーションラウンジを歩きながらこの空間をつくった意図を紹介したり、執務スペースでリブセンス社員が働くリアルな現場を見ていただいたりしました。

当社のようなIT企業の場合、基本的に全職種がPC上で仕事をするため、傍から見たら誰が何の職種で、今どんな仕事をしているのかがものすごく分かりづらいのが正直なところです。しかし、4名とも企業のオフィスを見学すること自体が初めてだったそうで、若干緊張した面持ちながら興味を持って見学してくれている様子に、実施してみて良かったなと思いました。

たった2時間。されど2時間。
今回リブセンスに来て見聞きしたことや感じたこと、考えたことが、今後彼らが進路を選択する上で何かしらの役に立つことがあれば嬉しく思います。

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2019/11/11

雇用形態も所属組織をも超えた、リブセンスと従業員の関わり方

リブセンスには、東京本社・宮崎支社・京都支社にそれぞれ、正社員・準社員・業務委託・派遣社員・アルバイトの従業員が在籍しています。
今回は社内の働き方に関する各種制度と、退職者が業務委託として働き続けるチームの事例についてご紹介します。

リブセンスでは、従業員各自のライフスタイルに合わせた多様な働き方の実現を目指し、以下のような取り組みを行っています。

●エンジニア・デザイナーとマネージャー以上に適用される裁量労働制
●定時を就業規則の10時~19時のほか、9時~18時、11時~20時から選択できる「マイ定時」制度
●対象女性社員の100%、対象男性社員の58%が利用する育休制度
●チーム内の合意を前提として全社員にリモートワークを認める「どこでもワーク」制度
●社内の所属部署以外での業務を体験できる社内インターン制度
●アルバイト・契約社員・準社員から正社員に雇用形態を変更する「MS制度」
●退職時の給与を保証し、最終面接以外の選考フローを免除する出戻り制度
●育児・介護などを行う従業員向けの時短勤務制度

家族と過ごす時間を増やしたい、違った仕事でより成長したい、今より仕事量を増やしたいなどのニーズを叶えるため、リブセンスは働き方についても新しい「あたりまえ」を作り出す組織でありたいと考えています。

このほかにもリブセンスでは、アムルナイが業務委託の形で退職後も関わり続けてくれることがあります。一般的に、退職をすると勤めていた企業とのつながりが切れてしまうケースが多いものです。退職者が雇用形態を切り替えてリブセンスに関わり続ける理由はなんなのか。雇用形態という枠組みを超えた会社と個人のつながりについてご紹介します。

今回は正社員求人情報サイト「転職ナビ」 チーフプロダクトマネージャーの大谷崇介さんと、1年半前にリブセンスを退職したのち、今も業務委託という形態で転職ナビの開発を担当している河原塚有希彦さんにお話を伺いました。

転職ナビ・チーフプロダクトマネージャーの大谷さん(左)と、業務委託エンジニアの河原塚さん

多様な雇用形態のメンバーが集まる転職ナビ

-まずはマネージャーの大谷さんに、チームの様子についてお伺いします。今現在、転職ナビのプロダクト開発チームにはどんな雇用形態の方がいるのでしょうか?

大谷さん「正社員・アルバイト・業務委託の方がいます。開発チーム20人のうち正社員が10人くらいです」

-異なる雇用形態の方がいるチームと、正社員のみのチームとの働く上での環境の違いはありますか?

大谷さん「あまりないですね。うちのチームには、各メンバーの勤務時間やドメイン知識の量、各自の能力に応じて柔軟に業務フローを構築するための知見が溜まっているので、メンバーの雇用形態が気になることはほとんどありません。まだ勤務歴が浅いメンバーの場合はドメイン知識が豊富でないことが多いので、指示やコミュニケーションをやや丁寧に行うこともありますが、それらは雇用形態に依存するものではないと考えています」

-大谷さんもMS制度を利用して正社員になられたのですよね。雇用形態に依存をしないマネジメントをされている一方で、MS制度をつかってもっと正社員になる人が増えたらいいな、と思うことはありますか?

大谷さん「多様な雇用形態で受け入れられることで、正社員枠では関わっていただきづらい方にも参画していただくことができるのはメリットだと思いますが、本音を言うと、正社員を増やしたいです。正社員になってくれると、こちら側としても『ある程度の期間は在籍してくれそうだ』という安心感から、より深い議論に巻き込みやすくなるので。私自身も元はアルバイトとして入社してMS制度を利用して正社員になったので、正社員になりたいというメンバーには、できる限り支援したいと思っています」

退職しても関わりたい理由

-今度はメンバーの河原塚さんにお伺いします。まずは、リブセンス入社から退職までの経緯について教えてください。

河原塚さん「正社員で入社したのが2013年の4月でした。当時はジョブセンス(現マッハバイト)に配属されて、そこから人事部、新規事業部、別の新規事業部を担当したあとに、大谷さんの下で転職会議と転職ナビのマーケティングを担当するようになり、その後2018年2月に転職しました。エンジニアとして事業開発やメディアグロースを担当する中で、ビジネス側の知識やスキルを身に付けたいと感じたのが転職理由でした。現在はリブセンスと業務委託契約を結んでいて、週に1回出社しつつ、基本はリモートで転職ナビの開発に関わっています」

-どういった経緯で業務委託になられたのでしょうか?

河原塚さん「転職先からマネージャーとしての内定を頂いたとき、現場の一線から外れることに不安がありました。マネジメントスキルを高めなければと分かっていても、エンジニアとして手を動かさなくなるのは少し怖くて。手を動かしながらマネジメントを行うプレイングマネージャーという手もあったのですが、どっちつかずになってしまう懸念もありました。そこで、エンジニアリングは副業でやりつつ、本業ではマネジメントに集中しようというアイデアが浮かびました」

-副業でプレイヤー業務を続けるとなると、違う会社の環境も見てみたくならないのかなと思いました。なぜ副業先として他の会社ではなくリブセンスを選んだのでしょうか?

河原塚さん「どうせ副業をやるなら好きな人たちと働きたいと思ったからです。リブセンスのエンジニアの、思考がシャープで、行動が実直で、ハッカーマインドを持つ人が多いところが好きでした。真摯にメンバーと向き合いつつ、物事一つに集中して突破する手段を常に探している人たちの中で働きたい自分にとっては、リブセンスは副業先として最適でした。挑戦したいことは別にあったけど、この人たちとも働き続けたい、だから関わり続けることを選んだ、という感じです」

-他社でキャリアを積むことを選んだけれど、それでもリブセンスがお好きだったのですね。大谷さん、正社員から業務委託に変更される際、会社から見た弊害などはなかったのでしょうか?

大谷さん「河原塚さんの評価は社内でも高かったので、採用する側としてまったく違和感がなかったです。私たちとしても長く一緒に働きたい方だったので、今こうして業務委託として働き続けてくれているのは、とても嬉しいです」

会社と個人の、永く多様な関わり方

-お二人から見て、業務委託と正社員で、どのような違いがあると思われますか?

河原塚さん「業務委託という雇用形態では複数の会社と同時に薄く関わることができるので、業界のトレンドなどの広く浅い知識の吸収がしやすいと考えています。逆に正社員の場合は、携わる業務がその会社のビジネスの根幹に近くなるので、ビジネスの伸ばし方などの知識・経験を積みやすいように感じています。リブセンスでは正社員も業務委託も経験した形になりますが、そのときのニーズに合わせて雇用形態を変えながらも関わり続けられるのは、ありがたいなと思います」

大谷さん「マネジメントコストという点では、正社員で採用すると目標設定や育成などのケアが必要になりますが、業務委託の人にもドメイン知識のインストールなどは一定発生するので、その点はあまり変わらないかなぁ。個人的にはやはり、より長い時間を共にする正社員の方が、事業へのオーナーシップも生まれやすいので、正社員として関わっていただくメンバーを増やしたいですね。

ただ、河原塚さんのように本業での挑戦の機会を会社から提供しづらい場合には、業務委託として関わり続けていただける会社でありたいです。一緒に働きたい人であれば、どのような雇用形態であっても一緒に働けるのは嬉しく思います。退社したら二度と関わらないという短い関係性ではなく、退職しても、別の会社で挑戦・成長しまた戻ってくる、というような関わり方も、あってもいいんじゃないかなと思います」

-ありがとうございました!

リブセンスは、個々人のキャリア構築やライフスタイルの変化に応じて、より柔軟な個人と会社の関わり方を実現したいと考えています。雇用形態という枠組みを超えて、働き方の新しい「あたりまえ」を発明していくリブセンスに、今後もご期待ください!

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2019/11/05

多様な働き方の実現へ。リブセンスの十人十色な副業事情

リブセンスは、副業を反対もしなければ推奨もしません。

就業時間外の過ごし方は、自由であるべきです。趣味を楽しむ、育児をする、介護をする、勉強に励むなど、時間の使い方は人それぞれ。なのに、そこに利益が絡んでくると、禁止や制限をせざるを得なくなるのがこれまでの副業制度でした。

2019年9月、リブセンスはこんな決断をしました。それは「副業申請の廃止」。一人ひとりの選択を尊重し、働き方の多様化を実現させるため、会社外での時間の使い方には介入しないことを決めたのです。(※競業に該当する領域を除く)

そこで今回は、さまざまな社外活動に取り組むリブセンスメンバー5名にインタビューを実
施。強みを活かして社外でも活躍する、それぞれの生活が見えてきました。

ケース1 コミケの会場地図アプリ「コミマップ」を開発

エンジニア・堤下薫さんは、コミケ(コミックマーケット)の会場内地図アプリ『コミマップ』を開発しています。コミケとは、半年に一度開催される国内最大規模の同人誌即売会で、毎回50~70万人の一般参加者が東京ビッグサイトに訪れます。

2014年、当時大学2年生だった堤下さんは、コミケの会場マップが「紙」であることを不便に思います。これほどの規模のイベントなのに、アナログな方法しかないなんて。そこで堤下さんは、会場マップをスマホでスムーズに見られるアプリを開発。その噂は徐々に広まり、現在ではイベントのたびに約1万6000のダウンロードがあるのだそうです。

堤下さん「アプリストアに200件以上のレビューがついているのですが、その中でも『コミマップ』は星4.6以上を維持しています。当日Twitterの反応を見ながら、不具合があれば30分ほどで修正をすることも。使いたい技術を選定して、プロダクト開発を試せるのは経験を積む良い機会になりますし、会場で実際に使っている人を見ると嬉しくなりますよね」

『コミマップ』の開発を初めて5年目となる今年、堤下さんはアプリの一部有料化を実施。有料にすることに不安もあったそうですが、ユーザーからの反応は上々で、中には「やっとコミマップにお金を払える」との声もあったそうです。

副業は新たな技術を試す場に最適で、リブセンスの仕事でも使用する技術の幅が広がったのだと語ってくれました。

ケース2 お花のサブスクのWEBコンサルを成果報酬で

お次は、『マッハバイト』の広告運用チームに属する山田修さん。山田さんは、月に二度自宅にお花が届く、花屋のサブスクサービスのWEBコンサルを担っています。SEO対策や広告での集客、ユーザーに長期利用してもらうための仕組み作りなど、アドバイスは多岐に渡るのだそう。

出会いは、居酒屋。隣に座っていた人が「WEB集客に困っている」と話しているのを聞き、山田さんがその場で色々とアドバイスをすると、「手伝ってくれない?」と誘いを受けたのが始まりでした。そのサービスの口コミを調べたり実際に購入したりして、本当に良いサービスなんだと実感したことで、本格的に手伝いをすることに決めたのだそう。

山田さん「副業の経験がリブセンスの仕事にも活きています。しかし本業がおろそかになってしまっては意味がないので、副業をすることが良いプレッシャーになって、本業での集中力を高めているように思います。それから副業がただの時間の切り売りにならないよう、報酬は成果報酬型にしてもらっています」

ぶっちゃけ、稼いでいますか?という質問に、「全然です(笑)」と答えた山田さん。お金よりも経験を積むための手段として、WEBコンサルの副業をしているのだそうです。

ケース3 レストランや美術館で歌うお仕事

シンガーとして活躍しているのは、不動産ユニットの結城アンナさん。今年入社した結城さんは、入社1年目ながらパワフルに二足のわらじで活動しています。

幼い頃から歌うことが好きだったという結城さんは、舞台に立つことを夢見てきたそう。会社員として就職したことで一度は夢を諦めたものの、機会を自分で作っては、レストランや美術館で歌を披露しています。2019年9月には、リブセンス社内で音楽祭も企画。フライヤー制作に楽器演奏など、周囲を巻き込みながら行った音楽祭は、多くのメンバーが「働くだけじゃない場所」としてのリブセンスを感じられるイベントとなりました。

結城さん「ギャラは交渉次第なので、赤字になることもあります。でも、自分から動かないと何も生まれないので。社外で歌を歌い始めたことで、自分が望んで行動をすれば道は開けるんだと知ることができました」

歌う場所は、自分で創る。その気概はリブセンスでの営業の仕事にも活きていると結城さん。今回決まった副業申請の廃止についてはこう考えます。

結城さん「自分の人生、どれくらいの力をどこに注ぐかを自分で決められるのは嬉しいです。ただ、『自由=好き勝手やっていい』ということではないとも思います。本業も副業もいろんな人の力を借りることで成り立っているので、自由には責任が伴うことを忘れないようにしたいです」

ケース4 デザインのトレンドを知るための場として

続いては、デザイナーの阿部洋平さん。WEBサイト、チラシ、名刺などのデザインを社外からも請け負っています。けれども頻度はさほど高くなく、余裕があるときにほどほどに行う程度にとどめているのだそうです。

阿部さん「もともと制作会社出身ということもあり、当時はコンペに勝つためにトレンドを追うことが仕事でした。事業会社のデザイナーはチームの一員として働けるのでやりがいがありますが、制作会社と比べたら緊張感は少ないかもしれません。ときどき外部の仕事を受けるのは、お金のためというのもありますが、トレンドが行き交う場に身を置き、アンテナを立てておきたいという理由もあります」

けれども自分から営業はせず、依頼が来たときにしか副業を受けないのが阿部さん流。デザインは、やっただけスキルになる。けれどもオンとオフのバランスも大切にしているのだと教えてくれました。

阿部さん「自分がやっている副業は時間の切り売りでしかないので、働きすぎて家族との時間が持てなくなるのは、私にとっては本末転倒なんです。知らない業界の話が聞けて知見が広がるメリットはあるけれど、受けるときはいかに効率よく作業をできるかを心掛けるようにしています」

ケース5 新規事業開発で、自社にはない領域に挑戦

最後の5人目は、『転職会議』のエンジニア・城川勇汰さん。学生時代に起業経験のある城川さんは現在、社外の個人チームでCtoCの新規事業開発に励んでおり、起業経験を活かした活動を行っています。

報酬をもらう形態の副業ではなく、自分でプロダクトを作り始めたのには訳がありました。

城川さん「個人的に関心があることを、すべてリブセンスの業務内で実践できるわけではありません。事業上の制約なく手を動かしながら勉強をする環境が欲しくて、知人と共に開発を始めました。それから、自分はエンジニアとしてまだまだ未熟だと思っているので、他社から予算をいただいてアウトプットをすることに心苦しさを感じていました。より自由に挑戦するために、他社との契約ではなく、自分で新しいサービスを立ち上げることにしたんです」

コードレビューの品質を、リブセンスと副業の双方の環境で比較できるようになったこと。本業で満たしづらい欲求や好奇心を発揮できる場ができたことが、副業のメリットだと話す城川さん。また、アウトプットの場があることで、インプットの吸収率も上がってきた実感があるといいます。

城川さん「私は明確な目的があるときのほうが、良質なインプットをすることができるんです。リブセンスと副業、ダブルの目的があることで、学びの姿勢がどんどん前のめりになってきました。『やりたいことをやれる』という環境は、働く上で大きな精神安定剤になっているなと実感しています」

* * *

「副業は、収入をともなう個人的活動」。リブセンス社内ではよく、そんな言葉が飛び交っています。メンバーがさまざまな動機で、さまざまなキャリアを社内外で築いていることを実感できるインタビューになりました。

リブセンスは、副業を反対もしなければ推奨もしない。けれども個人の『やりたい』という気持ちを後押しできる会社でいるために、今後も既存のルールを疑い、組織のあり方をアップデートしていきます。

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2019/11/01

無我夢中で取り組んだ新入社員PM研修。4ヵ月経って見えてきたこと

リブセンスでは毎年新入社員向けに研修を行っています。
(今年の研修の様子:https://info.livesense.co.jp/news/3375.htm

それに加えて今年は初の取り組みとして、各部署への配属前に「新入社員プロダクトマネージャー(以後、PM)研修」を行いました。この研修は、ウェブサイトの企画や設計を担うPMとしての、仕事の基本動作から企画立案のための調査・分析、企画した施策の落とし込み、マーケティングやSEO等の基礎知識といった、自力で企画や設計が出来るようになるための基本的スキルの習得を、約1ヶ月半という短期間で習得するプログラムです。

今回はPM研修を受講した新入社員4名とメンターの執行役員兼Livesense Product Leader(以下LPL)という、プロダクト責任者である細井さんにインタビューを実施しました。

メンターをつとめた 細井 広太郎さん(中央)と、左から、マッハバイトの小屋 雄亮さん、転職ナビの浜田 晃生さん、転職ドラフトの前田 敦也さん、転職会議の矢部 良太さん。

期待と不安。PM研修が始まるまでのそれぞれの思い

- 新入社員の皆さんは、PM研修を行うと聞いた時どんな気持ちでしたか?

前田さん「研修実施の通知があった時はシンプルに嬉しかったです!前々から企画に携わりたいと思っていたのでその思いを汲み取ってもらえたことに感謝しましたし、PMとして、LPLの細井さんに研修してもらえることは贅沢だなというのが感想でした。しかし同時に、『今回の研修は成長出来るチャンス。期待を裏切るわけにはいかない!』と強い責任感が芽生えました」

矢部さん「僕は、新入社員研修を通じて、自分がいかにロジカルさに欠けていて、数字に弱いかを理解出来たんです。世の中にある様々なサービスの良し悪しの判断が全て自分の主観だったり、その時の思いつきで発言してしまっていたと気付きました。そういった自分の弱さを知った時に通知があったので、前田さんとは反対に不安のほうが大きかったです。実際、PM研修を経験してみると、予想通り数字を扱うことが多かったのでかなり大変でした」

小屋さん「確かに数字を扱うことがめちゃくちゃ多かったです!僕の場合、webサービスを作れるようになりたいという思いが学生の頃からありました。そのためには幅広く、様々なことを経験する必要があると考えていたので、どこに配属され、どんな仕事を任されても頑張りたいと思っていました。このタイミングからPM研修に参加できることはとても嬉しかったですし、その反面不安もありました」

浜田さん「これまでは総合職入社した先輩の最初の配属について、セールスへの配属がほとんどだったと聞いていました(広報注:新入社員総合職の配属先も多様化しております)。なので、私も当然セールスからスタートして、一歩ずつPMに近づく努力をしていこうと思っていたのですが、今回今までとは違う方法でPM職への道が提示されたので、いきなり挑戦して失敗したらどうなるんだろうという不安はありました。
将来は会社の売上に寄与できるような、一流のビジネスマンになりたいと思っています。正直、PM研修の通知をされた時はどんなことをするのか全くイメージできませんでした。でも、実際に研修を始めてみると、プロジェクトを推進するために必要な知識や、自分が理想のビジネスマンになるために学ぶべき要素が詰まった研修でした」

研修中に学んだ、仕事を効率的に回すための基礎から応用まで

- 研修ではどのようなことに取り組まれたのでしょうか?

細井さん「研修では実業務に沿った課題に取り組んでもらいました。実務を離れた研修用の課題だとどうしても身につきにくいと思ったので、実際に各事業部で起こっているリアルな課題を材料にして、取り組みやすくしました」

小屋さん「例えば、『転職会議の成熟度を上げる』ことをテーマにし、転職会議の現状の把握、課題発見、それに対する改善案という順に進め、細井さんからフィードバックを貰いながら完成度を高めていきました。
1ヶ月半の研修期間中、メンターの細井さんが『こんなに僕たちにコミットしてくれるんだ!』というくらい時間を割いてくれました。しかも僕たち4人全員が質問したがりで細井さんの取り合いになってしまい、途中からフィードバックいただく時間を予約制にしていました(笑)。大変な研修を乗り越えられたのはまさに細井さんの存在が大きかったです」

- とても良い環境で研修をうけることが出来たんですね!限られた時間内でクオリティの高いフィードバックをもらうために工夫していたことはありましたか?

前田さん「むしろフィードバックをしていただく中で教わったと思います。自分が今どういう状態でどこに向かっているのかを伝えることも大切だとわかったので、コンテキストとゴール、そしてどういうフィードバックが欲しいのか等もあらかじめ伝えるように意識していました」

矢部さん「つらつらと悩みを言うだけでは、結果どうしてほしいのかが相手に伝わらないという点も学びました。考えてみると当たり前ですが、自分が質問する側になると頭の中で悩んでいることを、すべて伝えてしまうタイプなので、細井さんからよく『結局何が言いたいの?』と指摘されていました」

浜田さん「僕はある程度相談内容を整理してから質問しようと決めていたのですが、いざ細井さんに相談するとなると整理した内容も伝えずに、頭の中で感じている課題をそのまま言葉にしてしまったことがありました。研修が始まって初期の頃の出来事でしたが、それに気が付けたことで改善することができ、仕事の基礎を身につけることが出来たと感じています」

前田さん「PM研修では仕事をするにあたっての汎用性の高い基礎力を身につけられたと思います。具体的には仮説思考、課題の構造化や分解方法を、そして特に理論と感覚の使い分けを学びました。また、コミュニケーションもプロジェクト推進するにあたり切り離せないと研修を通じて感じました。認識を擦り合わせること、思考のプロセスを共有すること、遠慮ではなく配慮をすることはとても大切なことだと学びました」

小屋さん「研修中に1つの課題について4人で話し合う機会があったのですが、どれだけ話をしても最終的な意見にまとめることができないことがありました。なぜなのかを振り返ったところ、会話の中の”UX”という言葉に対する4人の解釈がバラバラだったことが分かりました。つまり前提部分で共通認識を取れなかったため、アウトプットをまとめることができませんでした。それを体験できたのはかなり大きかったです」

配属されてからリアルに感じる研修で身に付いた大切なこと

- PM研修が終了して約4ヶ月ほど経っていますが、現在新入社員の皆さんはどのような業務を担当されているのでしょうか?

浜田さん「僕は正社員求人情報サイトの『転職ナビ』を運営している部署で、メールマーケティングとアプリマーケティングの2つを主に担当しています。実際現場に配属されてから、PM研修で学んだ【物事の捉え方や課題の見つけ方】が一番活きていると感じています。数字が落ちているという事象に対して問いを繰り返し、要因特定をしたうえで企画や施策としてアプローチをかけて解決しているのですが、この点もPM研修で体験したから出来ているのだと思います」

小屋さん「僕はアルバイト求人サイトの『マッハバイト』を運営している部署で、サイトへの自然検索流入を増やすための施策を企画しています。企画を行う前提として、課題の定義からやっています。そのために過去の数値データや施策を見た上で、「ここは問題ありそう」という仮説を立てた上で、実際の企画にしていきます。その過程の中で、より多くの数字に触れることは大事ではあるのですが、好奇心旺盛なタイプなので、沢山の情報を見るとやりたいことが沢山出てくるんです。でもそれだといくら時間があっても足りないので、研修で学んだ【仮説を立て検証するというフレームワーク】が一番生きていると感じています。自分の中でいくつか仮説や改善案を出し、その中から『これは当たりそうだ』と思考を巡らせたうえで調査を行っています。この方法を知っているといないとでは業務効率が違ってくると思います」

矢部さん「僕は転職口コミサイトの『転職会議』を運営している部署へ配属となりました。口コミの質を改善したり、口コミの投稿率を改善するためにはどうすれば良いかを日々企画しています。PM研修ではアウトプットイメージから入ることがとても大事だと強く学び、口癖のように毎日唱えています。僕も小屋さんと同じく、目に見えるあらゆることに興味を持ち、数字の意味を見つけたくなって思考が分散してしまいます。だからこそ毎日口癖にして意識するようにしました。ゴールを可視化し、そのために何を分析するのかを明確にするまで数字は見てはいけないと学びました。

あともう一つ、研修が役立っていると感じることは、【課題に対してやるべきことのタスクを一口サイズ程に細分化してから取り組む】ということです。抽象的なものほど心理的負担が大きくなってしまい取り掛かりづらくなりがちなので、常に意識するようにしています」

前田さん「僕はITエンジニア向け転職サービスの『転職ドラフト』で集客まわりを担当しています。広告やイベント、コミュニティマーケティングも受け持っているのですが、こういった部分はウォーターフォール的に抜けもれなく設計することを大事にしつつ、一方でアジャイル的に、ある程度直感に頼りながら仮説を立て、アクションベースでPDCAを高速で回すこともPM研修を通じて学びました。

今は漏れなく設計し、関係者とのコンセンサスをしっかりとり、優先順位をつけるように仕事をしています。恥ずかしながら、そういう進め方を今まで知らなかったんです。振り返ってみるととても勿体ないことをしていたと思いますが、PM研修を通じてその2つの仕事のスタイルを使い分け出来るようになったのは大きな学びだと思います」

浜田さん「PMとして自ら課題解決するための『考え方』はみんなが言っている通りしっかり身につけることが出来たと感じていますが、『スキル』についてはデータ分析をするために使うSQL(データベース言語)を習得することが出来ました。PMの仕事にはどうしても切り離せないツールです」

矢部さん「今日も沢山SQLをたたいてきました!何かを改善・検討するためにはデータを直接見て、定量的に根拠を用意しないと無意識のうちに主観が入ってしまう事があります。なので企画を詰める上でデータを分析するためのSQLは非常に重要なスキルだと思います」

成長をする為の鍵は継続。研修が終わっても今なお続けていること

小屋さん「PM研修中、日々の目標設定と振り返りの計画を立てていました。今も、一日の始まりに設定した目標に対してどうアウトプットをだし、それによって自分はどう成長するのか、更にそのためには何を意識すべきなのか、3点セットを決めてから行動するようにしています」

前田さん「研修が終わった現在も全員が日報を書いて細井さんに報告しています。今日は何を学び、課題は何か、何が出来るようになったのかを可視化することで自身の課題が浮き彫りになるんです」

細井さん「実は一番嬉しかったのは、研修の中でPDCAを回す仕組みとして取り入れた日報を4人が今も継続して自発的に書いてくれていることです。日報を継続的に書くことは、成長のための気づきになるので、これからも続けてほしいです。ゆくゆくは会社や組織をリードする存在になって欲しいと思っていますし、その過程にある成長と活躍をすることがとても楽しみです。
今は配属されて成果を出すことを求められるフェーズだと思います。プレッシャーを感じていると思いますが、研修を通じて学んだことを活かしてほしいです」

- ありがとうございました!

1ヶ月半という長いようで短かった研修期間。その後4ヶ月の間に、研修で学んだことが、実務を通してしっかりと身についている様子が伺えました。これからも多くのことを学び吸収する4人が今後どのように成長していくのか、リブセンスをどう引っ張ってくれるのかとても楽しみです!

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2019/10/25

青森山田高等学校にて、取締役の中里さんが「生きる意味」について講演しました

10月18日、CSRの重点領域のひとつ「次世代イノベーター支援」の一環として、取締役の中里さんが青森山田高等学校にて「生きる意味」について講演しました。
(高校HPでもご紹介頂いております。こちらからご覧いただけます。)

聴講したのは、情報処理科の1~3年生と普通科キャリアアップコース1年生の計138名。情報処理科の3年生と普通科キャリアアップコースの1年生は、企業でのインターンシップも経験済みとのことで、今回は光栄にも「働く意味」について学ぶ締めくくりの授業という位置づけで講演のご依頼をいただきました。

講演のタイトルは、「生きる意味(=LIVESENSE)としてのはたらくということ」。
内容は、まだ社会に出たことのない生徒向けに、『はたらく意味とやりがい』『働くための準備(学生のうちにやるべきこと)』『成長とは?』という3つのテーマから成り、中里さんのこれまでの実体験や、多くの人とのかかわりの中で得た知見をもとに、生徒のみなさんにもできるだけ具体的にイメージができるようお話ししました。

講演時間は通常の授業時間の2コマに相当する長丁場でしたが、皆さん熱心に話を聞いてくださいました。特に、企業インターンシップを経験した皆さんは、働くということがどういうものなのかイメージ出来ていることもあり、話の中で気になるポイントも多かったようで、それを一所懸命メモされている様子が印象に残りました。

後日、高校のHPにて講演を聞いた生徒の皆さんの感想を読みましたが、思った以上に各自色々なことを感じとって、自分なりに理解し、行動しようと考えてくれていることを知り、とても嬉しく感じました。

ちなみに、今回声をかけてくださった情報処理科の長尾先生は、昨年2018年、日本証券業協会のセミナーで中里さんの講演を聞かれ、ぜひ将来の進路を考える生徒たちにも聞いてほしいと思ってくださったことが今回のご縁に繋がりました。
職場体験に来ていただく機会は多いですが、学校で講演させていただくことはなかなかないので、このような貴重な機会をくださった青森山田高等学校の長尾先生をはじめとする先生方に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

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2019/10/17

社員の有志で中高生向けの学習支援ボランティアに参加しました

10月8日、CSRの重点領域のひとつ「ITを通じた地域活性」の一環として、NPO法人キッズドアと目黒区が提携して実施する貧困家庭の中高生向け無料学習支援ボランティアに、社員の有志数名で参加しました。

NPO法人キッズドアの事業案内リーフレットより

これまでリブセンスのCSR活動は、基本的に広報が担当業務の一部として担っていました。しかし今年からは、目下推進中の経営デザインプロジェクトにて明示した、「わたしたちが変わるための9つの指針」のうちの『事業以外でも社会に貢献する』を有言実行するべく、社員一人一人が、ボランティアなどの社会貢献活動に積極的に参加することを奨励しています。

今回の中高生向け学習ボランティアには、事前に広報担当が参加し、ボランティア参加の流れや実際の学習会の雰囲気等を掴んだうえで、社内にて参加希望者を募り、ボランティア説明会を行いました。
興味を持ち手を挙げた社員にはボランティア初参加という方も多く、参加するにあたってどのような心持ちで臨み、子どもたちとどのように接したらよいのだろうかと、参加前は様々な不安や緊張もあったようでした。

しかし、実際に学習会に参加して、いざ子どもたちとマンツーマンで向き合ってみると、どの社員もとても親身に勉強をみたり、子どもたちの話に耳を傾けたり、すぐに馴染んでいたように思います。
学習会終了後に感想を聞いてみると、
「子ども一人一人に合わせた対応が必要だと聞いていたけれど、その意味が体験して、実感できました」
「努力したことや出来たことがあったら都度しっかり褒めて気持ちを伝えるようにしました。そうしたらその子も毎回『ありがとうございます』と律儀に反応してくれて、応援したい気持ちが高まりました!」
と充実した時間だったことが分かる感想が沢山出てきました。

この学習支援ボランティアは毎週2日開催されていて、1人がすべての回に参加することは現実的に難しいのですが、参加メンバーが増え、2ヵ月に1回参加できる人が10人いれば毎週誰かは参加できる状態になり、参加者本人にも無理がなく、たとえ細くとも継続可能な参加が可能になると考えています。

全社的な『事業以外でも社会に貢献する』活動はまだ始まったばかりですが、今回のボランティアのように、まずは興味を持って自分のできることから実行していく、それが始めるうえで大事な一歩だと感じました。

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2019/10/11

部下と組織の成長促進に期待!新たなチャレンジ「事業部越境1on1」とは

今回は、事業部を越えた1on1ミーティング(以下、1on1)のご紹介です。1on1は、日々の業務における成果や失敗について話し合い、気づきを促して個人の能力を引き出すことを目標に実施されています。
よく聞く1on1といえば、直属の上司と部下で行う個人面談ですが、今回は異なる事業部の先輩・後輩間で行う「事業部越境1on1」についてご紹介します。
越境1on1を始めて約半年経った転職会議事業部の山崎弘之さんと不動産ユニットの大橋若葉さんにインタビューを実施しました。

不動産ユニットの大橋若葉さん(左)と転職会議事業部の山崎弘之さん(右)

事業部内に留まらず、相談相手から始まった越境1on1

― 1on1を行う以前、お二人は業務で一緒に働いたことはあったのでしょうか?

大橋さん「事業部をまたいだ1on1を行うことになって、初めて山崎さんを知りました。初回の1on1は挨拶から始めましたね」

山崎さん「僕も大橋さんのことはほぼ知りませんでした。この取り組みを行うことになったのは、転職会議事業部の事業部長から『大橋さんと1on1をしてほしい』と言われたことが始まりです。前職で女性PMのマネジメント経験がある点や企画職として細かな企画から立ち上げまで経験をしていることで、アドバイスの幅が広がる点、そして大橋さんが担当している不動産領域以外の知見があるため、新たな気づきがあると思った点という理由で声をかけてもらいました」

大橋さん「今回の1on1は、私が営業からプロダクトマネージャー(以下、PM)になったことがきっかけでした。不動産ユニットに先輩PMはいたのですが、1on1を行う時間がなかなかない方が多く、相談相手に悩んでいた時に、転職会議の事業部長から山崎さんと1on1をしてみないかと提案されました。その方は以前、私が所属する不動産ユニットのリーダーだったので、部署内にこだわらず全社的に見て私に最適と思われる山崎さんを紹介していただけたのだと思います」

主な取り組みから見えた効果と注意すべきこと

― 実際に異なる事業部のメンバーと1on1をしてみて、普段の1on1との違いはありましたか?

大橋さん「私は大きな違いを感じています。今までやっていた1on1はどうしても業務寄りで『どこで何に困っているのか』と、かなり具体的な話をしていました。一方、今回の1on1は仕事における考え方や進め方を話しているので、PM業務における土台のような部分を話せている感覚があります」

山崎さん「今回はお互い業務的な繋がりが薄いので、同じ部署同士での1on1とは違う内容にしたいと思っていました。上司や事業部の人たちに言いづらいこともヒアリングしながら、業務内容にとらわれないアドバイスができればと思い取り組んでいます。1on1の方向性も大橋さんに話を聞きながら考えていましたね。今置かれている状況や悩んでいること、何を目指しているのかを聞いて、大橋さんが成長するための支援をしようという思いでやっています。

1on1の構成としては、毎週1on1を行うにあたり、大橋さんには出来事に対する時系列のモチベーショングラフ作成と、それを踏まえたKPT(Keep・Problem・Tryで構成される振り返りのフレームワーク)を事前に行ってきてもらい、1on1の時間で振り返りを促しながらフィードバックをしています。プロジェクトの振り返りというよりは個人の振り返りがメインです」

実際の大橋さんのモチベーショングラフ

大橋さん「モチベーショングラフとKPTの取り組みを通じて、どういう場面になると自分の気持ちが上がったり下がったりするのかを理解できるようになりました。今までは自分のミスやスキル不足などの自身が起因のモチベーション変化を感じていたのですが、半年経った頃からはプロジェクト内容に起因するモチベーション変化を感じるようになりました。これは山崎さんとの1on1で学んだ、課題解決への切り替えを実践する癖がついたことによる変化だと思います」

― 事業部をクロスする1on1だからこそ苦戦したことはありましたか?

山崎さん「最初の方は方向性がふらふらした感じがありました(笑)。明確に自分のキャリアプランを描けている場合はやりやすいと思うのですが、大橋さんの場合はそうでは無かったんですよね。また、大橋さんが思い描いているPM像と、大橋さんの現状の保有スキルや性格にギャップを感じたので、それらの差分の明確化から始めました。

モチベーショングラフについては、私が彼女のことを理解するためにつけてもらっています。それと同時に、短いスパンで自分自身の状態変化を可視化し、成長していることを自覚してもらう目的でも行っています。

一方で、大橋さんの具体的な業務状況を見ていないため、フィードバックが難しいと感じる場面は正直あります。今は問題ないと思っているものの、今後においては直属の上司の育成方針とズレが生じないようにすりあわせが必要だと思っています。
注意していることとしては、「出来事・行動・感情をしっかり聞き、理解に務めること」、「マインド、行動面における成長や変化が感じられた時や強みが発揮されていると感じたときにしっかり伝えること」、そして「WHYを考えるきっかけを与えることで気づきや学びを加速させること」の3つです。日々仕事をしている姿が見れない分、その間の大橋さんの様子がうかがえるモチベーショングラフは大事にしています」

― 大橋さんは山崎さんとの1on1をやってみてできるようになったことや実際に成長を感じたことはありますか?

大橋さん「新卒で入社したばかりの頃に比べて、自分の仕事の影響範囲が広くなる中で、プロジェクトをミスなく推進するために必要な伝える力やプロジェクトマネジメントなどのスキルについては越境1on1を通じて得ることができました。業務上の関わりが薄いからこそ、業務に寄り過ぎない学び方ができたと感じています」

山崎さん「この期間で感じている大橋さんの成長は、タスクをこなすという視点から、プロダクトを良くするという視点に切り替わったことだと思います。それに伴って、普段の悩みや考え方の対象が、自分自身からチーム・プロダクトへ変わったのを感じました。このような成長ができたのは、効果的な振り返りの習慣化など、1on1のはじめに決めたルール・取り組みを丁寧に行えているからだと思います」

目先のスキルに限定しない、長期的な視野を持つ取り組みだからこそ生まれる価値

― 通常の1on1と比較して、事業部を越えた1on1だからこそ生まれる価値って何だと思いますか?

山崎さん「通常の1on1だと成果を出すことや業務的なコミュニケーションへ寄ってしまい、どうしても視野が狭まってしまいます。一方で事業部横断的な1on1だからこそできることは、成果に固執せずに物事の見方や考え方などのメタ的なアドバイスができることと、異なる事業部での事例を挙げながら多角的な議論ができることの2点だと思います。
たとえば今回であれば、僕も大橋さんもPMだったので、求められるスキルセットについてアドバイスすることが多かったように思います。また、大橋さんが抱えている不動産ユニットの課題も、僕が所属している転職会議事業部での事例をもとに議論やアドバイスなどをしていました」

山崎さん「成長するためには抽象的なアドバイスを受け入れる吸収力と、越境1on1によって生まれるタスクをこなす努力が必要です。大橋さんはそれらの要素を持ち合わせていたのでプロダクト推進へ視点を切り替えるための成長ができたと思っています」

大橋さん「越境1on1で与えていただいたスキルを武器に、一番プロダクトのことを考えて動けるPMになれるよう、これからも頑張ります!」

お二人ともありがとうございました!
事業部の枠を越えた1on1から生まれた今回の事例。目の前の利益や数字を追いかけることも大切ですが、メンバー育成の可能性を広げる上で、ご紹介した施策も有効な手段なのではないでしょうか。

次回の記事では、リブセンスの多様な働き方の実現に向けた取り組みについてご紹介します。お楽しみに!

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2019/09/21

「はじめの一歩応援事業」に協力し、職場見学の受け入れを実施しました

9月9日、若者の就労支援を行う公益財団法人新宿区勤労者・仕事支援センターが取り組んでいる「はじめの一歩応援事業」(受託事業者:株式会社キズキ)に協力し、10~30代の未就業者の方々の職場見学を実施しました。
「はじめの一歩応援事業」とは、働くことに「自信が持てない」「不安がある」などの若者に向けて、就職への「はじめの一歩」を支援する取り組みです。

この日は『働くについて考える』をテーマに、取締役の中里さんと参加者が色々なテーマで対話をしました。好きなこと・嫌いなことはそれぞれどんなこと?何のために私たちは働くんだろう?幸せを感じるのはどんな時?今はどんなことが生きがい?など、様々な角度から自己開示をしつつ、働くことについて考えました。

対話を進める中で、参加者それぞれの考え方や意見を聞くことができました。また、ハッとするような率直な質問もいただき、私たち自身が自分たちを顧みるきっかけにもなりました。

2時間という限られた時間ではありましたが、参加者が今後仕事選びや働き方について考える際、職場見学の経験が何かしらの参考になれば嬉しいです。

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2019/09/19

リブセンスが取り組む「デザプロ」。#KuTooへの対応や新聞の立ち上げも

先日、お知らせに掲載したように、リブセンス社内では現在「リブセンスの価値」を問い直し、再定義するプロジェクトを進めています。

プロジェクトリーダーを務める桂大介さん(リブセンス共同創業者の一人で、現在はマッハバイトのブランディングを担当)と、若手を中心とした有志メンバーが集い、この激動の時代に私たちが実現していきたい「社会」と、その社会に接続する「会社」としてどうあるべきかを、数カ月にわたり話し合いました。

それが、「経営デザインプロジェクト」(略して、デザプロ)です。

・リブセンスのビジョン「あたりまえを、発明しよう。」を通してどんな世界を目指すか?
・リブセンスの目指すべき「成功」とは何か?
・給与よりもあなたが優先しているものは何か?
・会社生活はあなたのウェルビーイングにどう寄与し、どう阻害しているか?
・リブセンスの社内にはどんなジェンダーギャップがあるか?

などなど、議論を繰り返しながら、数カ月間のデザプロにおける対話の成果を受け、リブセンスは次のような指針を発表しました。

「わたしたちが変わるための9つの指針」
   ・特定の利益に偏らない
   ・事業価値の反復的見直し
   ・学びとキャリアアップの推進
   ・挑戦を後押しする機会の提供
   ・自律性のための情報共有
   ・多様な働き方の実現
   ・差別、ハラスメントの根絶と平等の実現
   ・公正で納得のいく評価
   ・事業以外でも社会に貢献する

今後はこれらの指針を、就業規則や運営規約の変更といった具体的な施策へと順次変えていきます。

第一弾は、先日プレスリリースした「副業申請の廃止」と「リモートワークの上限撤廃」です。(詳しくはこちら

就業規則の改定のほかにも、社内では大小さまざまな取り組みが始まっています。

#KuTooをうけて、ヒールの着用不要を明言

世の中のルールには、法律だとか就業規則のようなオフィシャルなものと、明言はされていないものの慣習で制限されるものとがあります。規約のような明言されたルールも、慣習のような暗黙のルールも、おかしいと思うなら変えればいい。デザプロによってもたらされたのは、そのような空気感です。

数カ月前に、ヒール・パンプス着用の強制に異を唱える「#KuToo」のムーブメントが起こったときにも、社内では目線合わせがなされました。以降、同じようにヒール着用に不満を持つ就活生・求職者を暗黙のルールで苦しませないために、ヒール・パンプスの着用は必須でない旨を、候補者への案内メールなどに記載しています。

(※そもそも弊社の面接は服装を指定していないので、ヒールに限らず自分なりの服装でご参加いただけます。入社後に関しても、従業員はカジュアルな服装の方が多いので、ヒール・パンプスの着用を心配する必要はありません)

小さなことかもしれませんが、会社生活の中に違和感があった場合には、きちんとそれを察知し、一回一回立ち止まって考えられる組織でいたいと思います。

社内新聞「Livesense Times」を創刊しました

もう一つ大きなプロジェクトが始まっています。デザプロの一環として、2019年8月22日に「Livesense Times」の記念すべき創刊号が発行されました。

ざらっとした新聞の質感をそのまま表し、歴史ある新聞によく使われる「ブラックレター」というフォントの「リブセンスタイムズ」を配置しました。(これから歴史を刻んでほしいという思いも込められています)

Livesense Timesは、一般的にいうところの社内報ではありません。社内の様子を社内に伝えるメディアではなく、社外と社内の境界に立ち、「わたしたち」の立場から世界をどう見るかを考える場として、「社外」で起こっているあれこれを「社内」に伝えるメディアです。

メンバーはさまざまな部署・役職・年次のメンバー約30名からなります。7月のキックオフミーティングから1カ月、ついに完成した創刊号が社内にお目見えしました。

キックオフミーティングの様子。方針や構成のすり合わせをしています

創刊号は、このような見出しの記事で構成されました。
・おうちワーク緩和 一律上限撤廃へ
・RPAの導入進む
・育休に未だ格差 イクメンという言葉の呪い
・人種や性別、年齢超え敬意を GopherCon2019で見たもの
・「他の性」アイコンはどうする?
・ほか、書評、論説、4コマ漫画、広告など

新聞の体裁に則り、執筆者の名前を記載した署名記事となっています。読む側は、メンバーがどのような課題意識を持ち、どのような取材を経て、どのような文体で書く人なのかを知ることができます。Livesense Timesは情報の伝達だけでなく、相互理解を促す存在にもなりそうです。

京都オフィスと宮崎オフィスでも同様に配布されました。受け取ったメンバーの一人からは「Livesense Timesを出すような会社にいられて嬉しいです」との感想も……!

社外の方も紙面をご覧いただけます。過去在籍者の方はこちらから、それ以外の方はリブセンス公式Twitter(@livesense)をご覧ください。

Livesense Timesは隔週で発行予定です。デザプロの進捗と合わせて、広報ブログやTwitterなどでも発信していきます。

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2019/09/12

営業チームと広告チームで取り組むカスタマーサクセス。チームに閉じないKPIと越境の生まれ方について

2019年オリコン顧客満足度ランキング アルバイト情報サイト部門で1位を獲得し、現在アプリ・WEBの両方で成長を続けるマッハバイト。このメディアを運営するアルバイト事業部では、アルバイトを探すユーザー側はもちろん、クライアント企業の満足度にも徹底的に向き合っています。自らを「求人広告サービス」ではなく「採用支援サービス」と自負するアルバイト事業部が、顧客企業の満足度向上のために行っている越境的施策をご紹介します。

アルバイト事業部広告運用チームの山田さん(左)と営業チームの岩下さん(右)にお話を伺いました

 

複数の広告チャネルをクライアントごとに使い分ける

ー アルバイト事業部では、広告出稿の仕組みに他にはない点があると伺いました。実際にどういった施策を行っているか、教えてください。

山田さん「広告チームでは、集客に難航している求人に、採用確度の高い応募を集めるための施策を複数展開しています。マッハバイトでは自社メディア内の求人掲載だけでなく、提携している複数の外部メディアへの求人広告掲載も行っています。応募を多く必要としている求人については、他の求人よりも大きい費用をかけて広告を出稿し、少しでも多く応募を集めるような仕組みを作っています」

岩下さん求人情報サイトには、一般的に掲載課金や応募課金など、複数の課金形態があります。本質的にクライアントが求めていることは、いかに予算の範囲内で採用につながる人員を確保できるか、というところだと思います。これを踏まえて、マッハバイトの営業チームでも、クライアントがもつKPIである応募単価や採用単価を意識しながら、採用につながる応募を追っていくことが大切だと考えています

広告チームを束ねる山田さん

ー 逆に、採用につながらない応募というのは、どういう応募を指すのでしょうか。

山田さん例えば、1人の応募者が、同じクライアントの複数の店舗に応募(重複応募)する場合はこれにあたります。1人の応募者が、1つのクライアントの3つの店舗に応募した場合、応募数は3ですが応募者は1人なので、3つの応募のうち2つの応募は採用にはつながりませんよね。また、クライアントごとに採用しづらいペルソナがあり、そういった求職者からの応募が集まっても、企業側にとってはあまり有効な応募とは言えません。他には、働くつもりがない応募者によるいたずら応募も採用にはつながりませんね

ー 採用につながりやすい応募はどのように見分けるのでしょうか。

山田さんマッハバイトのメインのプランは採用課金なので、仕組み上、採用率を把握することができます。一方、掲載課金の場合は、採用・不採用を報告する義務がクライアントになく、マッハバイト側で採用率をデータとして溜めることができません。そのため、営業チームで各クライアントごとに採用状況をヒアリングし、業界の傾向も合わせながら、採用されやすいペルソナの仮説をたてて都度施策を回し、応募の質を高めています

ー 広告チャネルごとの応募者のペルソナや応募率などのデータは、過去実績から算出しているのでしょうか。

山田さんそうです。それらのデータを元に、『こういう人からの応募が欲しい』という個社別のニーズに応えることで、長期的な関係構築に努めています。単に応募数を増やすだけでなく、応募の質の低下を抑えることができるので、他社ができていないポジティブで深い提案を行なうことができます。また、こういった施策はユーザーにとっても、マッチングしなそうな求人への応募の回避に繋がるので、ユーザーと企業の両方にとってメリットがあることだと考えています

 

連携のきっかけは、事業部のボトルネック改善

ー こういった取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

山田さんきっかけはチーム単位の課題ではなく、事業部全体の収益性改善でした。チームに閉じない、事業部という大きいスコープでの課題に向き合うとなると、1チームで改善に取り組むよりも他のチームを巻き込んだ方が改善の確度が上がりそうだと判断して、営業チームと連携することになりました。

事業部内の様々な数値を検証した結果、広告出稿の収益性(ROAS)が悪く応募数も少なかったので、最初はその点の改善に努めました。応募数を増やしたあとは1応募あたりの質の低下が課題として挙がってきたので、今は応募の質を改善しつつ応募数・ROASを維持できるように取り組んでいます

 

チームの連携から、より大きな信頼の獲得へ

越境を通して新たな価値提供を目指す営業・岩下さん

ー 連携施策を行う前と後で、事業部に変化はありましたか。

岩下さん広告チームと連携するようになって、重複応募の削除や広告出稿先メディアの選定など、質を改善するための効果的な施策を打てるようになったのが一番の変化だと思います。また、それに伴いクライアントからの信頼を少しずついただけるようになったのも変わったところだと思います。

メディアのネームバリューやブランド価値という抽象的なものを理由に継続していただくのではなく、本当の課題は何で、それに対して私たちは何ができるのかという現状分析と改善をクライアントと一緒に行えるということが、信頼していただける理由の一つになっているのではないかなと思っています。これについては、新規営業の際にもお話していて、明確な差別化要因になっていると思います

山田さん広告チームにとっては収益最大化の中で応募数を増やすのがミッションですし、営業チームにとっては新規顧客獲得や継続掲載の獲得などによって売上を増やすことがミッションです。それぞれに別のミッションがありますが、それでも事業部として追うべきは、頂いた求人への有効な応募を増やすことです。

そのために広告チームは、広告の各種データを営業チームに共有しつつ施策の提案を行い、営業チームはクライアントの意向に寄り添いながら提案を行う。一つのチームの中だけで完結しない越境的な働き方は、うちらしいなと思います。当社で行っている広告管理のやり方は、業界初なのでは。広告出稿のデータをもとに、クライアントと施策を考えるやり方は、面白いと思っていただけることも多いです

ー 具体的な数値の変化にはどういうものがありましたか。

山田さん広告チームで言うと、例えば広告出稿先によっては、重複応募率が高く困っていたところ、数々の施策の結果、0%になったという事例があります

岩下さんたとえば重複応募率が21%から9%まで下げられたクライアントや、有効応募率が61%から95%に上がったクライアントなど、数値面でも大幅な改善がなされたクライアントが多くいらっしゃいます

クライアントの改善事例の話をしている時がお二人とも一番嬉しそうでした

ー 数値以外で何か変わったところはありますか。

岩下さん応募の質改善について、これまで営業チーム内以外で相談できるところは無かったのですが、他のチームに相談できるようになったという点は、新しい視点が入るという意味でとても良い変化だったなと思います

山田さんこういった連携施策を始めるまで、営業チームも広告チームもそれぞれの目標に向けてそれぞれが努力する、という感じで、連携を取りながら目標に向かうという状況ではありませんでした。連携をするようになり、営業チームと広告チームでお互いに知らないことの方が多く、お互いのことをあまり理解できていなかったことに気づきました。

クライアントはマッハバイトに特定の価値を感じて契約していただいていると思うのですが、営業チーム以外がその理由を正しく認識できていませんでした。今回の施策を通して、チームマッハバイトとして一つになり、クライアントの課題解決に当たれていること、そしてクライアントから見たマッハバイトの強みを知ることができたことが、良かった点だと思っています

ー 最後に、今後の意気込みについて一言ずつコメントをお願いします。

岩下さんこれからもクライアントの課題を一つ一つ解決していき、マッハバイトの満足度向上につなげて行きたいと思います!

山田さんクライアントとユーザー両方の満足度向上によって、マッハバイトの収益性が最大化されるように、これからも頑張っていきます!

ー ありがとうございました!

 

営業と広告、普段は別々のKPIを追うチームでも、突き詰めれば追いかける世界は同じ。過度に独立するのではなく、チームの境を飛び越えながら、マッハバイトはこれからも価値を生み出していきます!

今回はチームの境を超えた施策についてのお話でしたが、次回は事業部の枠を超えた成長環境のデザインについて紹介します。お楽しみに!

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