2018/11/30

品川区の中学生が職業体験に来てくれました!

こんにちは、広報です。
11月8日・9日の2日間、品川区の中学生3人が職場体験に来てくれました。CSRの重点領域のひとつ「ITを通じた地域活性」の一環として、就労経験のない若者がITベンチャー企業での職場体験を通じ、これからの時代に即したキャリア観を育くむきっかけにして欲しいと実施を決めました。2日間という限られた時間の中で、リブセンスの事業やカルチャーを感じつつ、きちんと目に見えるアウトプットを出してもらえるには、どんな職種を体験してもらうと良いか…?悩んだ末、広報職としてオフィスの魅力をPRするブログを書いてもらうことにしました!
今回のinfoブログでは、中学生3人の体験の様子と、実際に書いてくれたブログをご紹介します。

IT企業って?ベンチャーって?と恐る恐る参加してくれた3人。まずはインターネットでリブセンスについてリサーチ。

最初のワークとして取り組んでもらったのは、インターネットでリブセンスという会社についてリサーチすること。3人によると、「リブセンスはデータエンジニアリングを強みとし、人材領域と不動産領域でサービスを展開する、世の中の負をなくしてあたりまえの発明を目指している会社」とのことでした。素晴らしい!リサーチした情報だけではなく、それぞれのコメントも添えて発表をしてくれて、アウトプットの質の高さに驚きました。学校での学習を通じて、自分自身の意見や感想を述べることをデフォルトとして身につけているようです。品川区の小中一貫教育の質の高さたるや…!グループワークや発表にも慣れている様子で、社会人としてのポテンシャルの高さを感じました。

リサーチ後は広報・CSRを管掌する取締役の中里さんを交え、働くことについてのダイアログセッションを実施しました。身近で働いている大人=親御さんを思い浮かべてもらい、そうした大人たちがなぜ働いているのか、あらためて考えてもらいました。「自分(子供)を養うため」、「お客さんが喜んでくれるから」、「笑顔になってくれる人がいるから」などなど。家で親御さんと接する中で、彼女・彼らなりに働くことに関する様々な気づきを得ていることがわかりました。人を幸せにすることが自分の幸せにつながる、というリブセンスの経営理念「幸せから生まれる幸せ」にも共感する部分があるようで、とても真摯に耳を傾けてくれていました。

経営理念「幸せから生まれる幸せ」について熱く語る中里さん。

ランチ休憩の後は、広報のミッション開始。ブログの制作にチャレンジしてもらいました。社会にとって、働く従業員にとって、リブセンスがより良い会社であるように、様々な想いを込めて昨年夏にリノベーションした本社オフィス。そのオフィスの雰囲気が伝わるよう、2日間・約7時間という限られた時間の中で、取材内容の構想からインタビュー、書き起こし、校正、写真撮影まで、ブログ制作の全ての作業に取り組んでもらいました。
初めてのチャレンジでしたが、一生懸命取り組んでくれた3人。できあがった原稿を見るとかなり粗削りではあるのですが、こなれ感のなさがかえって彼女ら・彼らの等身大の姿を表しているようで、今回は広報で手を加えず、3人が書いてくれたそのままの文章をご紹介したいと思います!

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こんにちは、ぐっち、しーちゃん、かなぴーちゃんです。 初めてリブセンスのオフィスを見た時、「ここは本当にオフィスなのか!」と衝撃を受けました。ライトの明るさ、様々な椅子や植物などが置いてあり、カフェのようにお洒落でのびのびとした空間だと感じました。また、6つの会議室の入り口に青いアルファベットの単語があり、それらがどのような意味か気になったので、教えてもらいたいと思います!
Q.なぜ木材を基調としたオフィスにしようと思ったのですか?
A.リブセンスの昔のオフィスは金属(※)などの人工的なものでしたが、人が動いた痕跡が残ったり、人のぬくもりや温かさを感じることが出来るのは木だと思ったからです。
(※広報注:ガラスやステンレスなどの素材を一部用いていました)
Q.なぜ、「コラボレーションラウンジ」を作ったのですか?
A.仕事は、みんなで協力し助け合いをながら作っていくものだから、コラボレーションを実現できる場所を作りたかったからです。
Q.なぜ「コラボレーションラウンジ」に段差をつけたのですか?
A.人が集まるとき、できるだけ多くの人を集めたいのですが、椅子を並べるのは大変なので、段差を作ることでそこに足をつけて、おしりをつけて(※)階段を椅子にできるからです。
(※広報注:実際の中里さんの発言そのままなのですが、座るという意味だと思います) Q.なぜ、入口にリブセンスの説明(※)が書いてあるのですか?
(※広報注:理念・オフィスデザインに込めた思いを書いた文章のこと)
A.最初に会社へ入った時の第一印象で、オフィスの雰囲気だけではなく、会社の思想、ポリシーをしっかり伝えるためです。
Q.なぜ、壁にへこんだスペースがあるのですか?
A.ファミレスブースという名前で、この空間を作った理由は、個人的な話などもしやすくするためです。
Q.会議室の入り口の壁に書いてある青い文字は何か意味があるのですか?
A.頭文字をアルファベットの順番にしています。その上で、ビールの名前を付けています。なぜビールの名前にしているかというと、ビールは一体感の象徴で、作り方にこだわりがあり、職人のイメージが強く、僕らも職人の気持ちを忘れないように大事にしたいと思ったからです。
Q.なぜ、オフィスをカフェのようなつくりにしたのですか?
A.仕事において大切な発想力や集中力は、ある程度リラックスした環境が必要なので、気を抜きすぎず、入れすぎずに適度な環境のカフェのようなエリアにしました。
Q.なぜ色々な形の椅子があるのですか?
A.いろいろな仕事の進め方や人数に合わせて、それぞれが一番良いやり方でできるように違いを設けています。
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いかがでしたでしょうか。初めて会社というものに触れた中学生ならではの、予定調和でない内容に好感が持てるなと感じました。広報としてブログを書いていると、ついついわかりやすさを優先して意訳しまいがちですが、今回のインタビューでは、インタビューを受ける側の中里さんが、中学生にわかりやすいような言葉遣いに悪戦苦闘している様子や、独特の言い回しに中里さんの個性が残っており、それはそれで味わいがあるなと思いました。

体験の最後に、2日間の感想を3人が書いてくれました。

 

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ぐっち
会社に最初入った時は分からないことだらけでしたが、とても綺麗なオフィスについて教えてもらったので、リブセンスのオフィスのよさや工夫を学べました。自分も将来、いろいろな工夫をして社会で生きていきたいです。
しーちゃん
とても有意義な時間になりました。こんな素敵なオフィスで、二日間お仕事ができて良かったです。6年後、社会人になる時にこの体験を思い出して社会の一員として頑張りたいと思います。ありがとうございました。
かなぴーちゃん
初めてオフィスに入った時から普通の会社とは違うリラックス感のある雰囲気が出ていて、とても好印象な会社でした。また、私たちの疑問を詳しく答えてくれたおかげで、更にリブセンスの良さをブログを通して伝えられたのではないかと思います。二日間、貴重な体験をありがとうございました。
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今回の職場体験は、我々受け入れる側にとっても大切な経験となりました。リブセンスは、「転職会議」「就活会議」「転職ナビ」「転職ドラフト」「マッハバイト」などのサービスを通じて、多くの人の「働く」という意思決定をサポートしていますが、3人が社会人になったときに、これらのサービスが世の中のあたりまえとして使われ、一人ひとりが自分にあった仕事・会社と巡り会える社会を実現していきたいと、あらためて強く思いました。

職場体験の場所としてリブセンスを選んでくれたぐっちさん、しーちゃんさん、かなぴーちゃんさんの3人と、このような貴重な機会を与えてくださった品川区さん、中学校の先生方に心より御礼を申し上げます。

職場体験の2週間後、なんと3人がサプライズでオフィスに礼状を届けにきてくれました。感激…!

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2018/11/02

ハロウィンパーティを開催しました!

仕事を離れたところでも、チームリブセンスとしての一体感が高まることを目的に企画しているハロウィンパーティ。今年は本番より1日早い10月30日に、「祭り」をテーマに、豪華なケータリングと屋台の出店、音楽やダンスのショーが催され、一段と賑やかな会になりました!

日本酒屋台は「燗を知らずして日本酒を語るべからず」という酒蔵出身のエンジニア橋本さんと、新卒1年目エンジニア林さんのコラボレーションで実現。緻密に温度管理された燗酒と、怪盗ルパンが盗んだ超レア日本酒(という設定 笑)に日本酒の概念を覆されました!橋本さん、林さん、ごちそうさまでした!

ルパン×燗による日本酒のイノベーション

他にも、たこ焼き屋台(超絶美味しかったです!)やお茶屋台(が、亭主不在で道具の展示のみ…笑)の出店があり、バラエティに富んだ空間になっていました。

弾き語りを披露してくれたのは、新卒2年目マッハバイト中垣さん(ギター)と取締役中里さん(ウクレレ)。普段から仲良しのお二人、息もピッタリの名演奏でした。ちなみに、仮装のコンセプトは忌野清志郎さんの伝説のバンド「ザ・タイマーズ」だそう。ヘルメットまで手作りという中里さんに、リブセンスを代表するコミットメント力を感じました。アンコール曲は全員の大合唱となり、会場はチームリブセンスの一体感に包まれました!

ギターとウクレレのデュオ。上手かった!

ダンスチームは、マッハバイト、転職会議、就活会議、不動産、コーポレートなどなど様々な部門から10名のメンバーが集まり、USAをテーマにキレキレのパフォーマンスを見せてくれました。ソロパートでパフォーマンスを披露してくれた皆さん、最高にカッコよかったです!

ダンスチームの皆さん。西山さんのソロは鳥肌モノ!

ダンスの振り付けを担当したのは、新卒2年目の就活会議横倉さん。忙しい仕事の合間をぬって、抜群のリーダーシップとコミットメントで、プロ級のダンサーから初心者メンバーまで見事に融合した完成度の高いショーを見せてくれました。ありがとうございます!

仕事もハロウィンも全力コミットの横倉さん。忙しい中ありがとうございました!

この日は宮崎オフィスでもハロウィンパーティを開催。仮装で業務に取り組んでいる様子が、地元TV局・MRT宮崎放送のお昼のニュースで取り上げられました!仮装のクオリティの高さは、本社を凌駕していたと思います。

放送の様子。宮崎、さすがです!

雇用形態や部署、職種や職位に関わらず、仮装や食事をきっかけに、初めての人とも自然な会話が生まれていました。こうした場をきっかけに生まれたメンバー同士のつながりが、仕事でのコラボレーションにもいかされていくと期待しています!ご家族やご友人を連れてきてくださった皆さんも、ありがとうございました!

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2018/09/18

新卒2年目で爆速MVP獲得!エンジニアを志すきっかけはアニメだった!?

こんにちは。リブセンス広報です。リブセンスでは半期に一度、全従業員の投票により、特筆すべきパフォーマンスを発揮した個人やチームを選出、表彰するイベント「Livesense Award」を開催しています。アルバイト・契約社員・派遣社員・業務委託など、全ての雇用形態の従業員が対象で、個人だけではなくチームやプロジェクトも表彰の対象になります。7月末に行われた2018年上期のLivesense Awardでは、不動産ユニットの陳くんが新卒2年目にして見事MVPを獲得!今回のブログでは、陳くんに受賞の喜びと普段のお仕事についてお話を聞きました。

不動産ユニットの陳くん

MVP獲得の背景にあったもの

広報:上半期MVPの獲得、おめでとうございます!MVPに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?

陳:頭が真っ白になりました(笑)。当日まで何も知らず、スクリーンに自分の名前が映し出されたときは本当に驚きました!!!上司である竹馬さんからの手紙は本当に感動しましたし、尊敬する上司がわざわざ手紙を書いてくれたことが何より嬉しかったです。特に印象に残った言葉が2点あります。1点目は、「MVPを獲得しても、謙虚に、周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れないように」ということです。2点目は、「エンジニアは技術はもちろんだけど、仕事はチームワークが大切。与えられた課題に対して自分だけでなくチームで検討して解決策を見つけること」です。自分自身が努力することはもちろんですが、チームとしての最善の解決策を意識することの大切さを改めて認識しました。

広報:竹馬さんからのメッセージ、心に響きますね。実践できていますか?

陳:はい!自分のことで精一杯になってしまう場面もありますが、周囲の方に感謝の気持ちを忘れず、物事を多面的に捉えることの大切さを意識できるようになってきました。学生のうちは、自分の考えだけで物事を進めることもできましたが、仕事においてはチームで検討・開発を進めることを大切にしています。

広報:入社2年目を迎えて、ご自身の意識で変わったことはありますか?

陳:1年目は、言われた仕事をこなすことに精一杯で、狭い視野でしか物事を見れていませんでした。2年目に入り、言われた仕事だけでなく関連する業務やプロジェクト全体を見渡して仕事を効率的に行うことを意識できるようになってきました。「この業務はこう改善した方が良いのでは」と思うことは、上司・先輩たちにも積極的に伝えるようにしています。

広報:たった1年半という期間で、とても成長できたことがうかがえますね!ご自身の中でMVPを獲得できた要因はどこだと思いますか?

陳:「努力」だと思っています。今回MVPをいただいたプロジェクトは、イエシルのサービス全体に関連するアプリケーションやシステムをアメリカから日本へ移行する作業があり、もし何か不具合があればサービス全体に影響を与えるものでした。そのため、一見簡易なリリースでも何度もテストを繰り返すことで絶対に問題が発生しないように努力しました。苦労した点は、リブセンスとしても初めての取組みであり前例がなかったこと、世の中に公式ドキュメントがないデータに対して仮説・検証が必要だったことです。出口の見えないデータ検証は心が折れそうになることもありましたが、イエシルユーザーにより良いサービスを提供したいという気持ちで努力し続けることができました。

左:竹馬さん 右:陳くん

エンジニアになるまでの道のり

広報:エンジニアを志したきっかけを教えてください!

陳:趣味です(笑)プログラミングしてものづくりをすることはとても楽しいです!高校生の頃からエンジニアリングに興味があり、パソコンは持っていなかったので本を活用して頭の中で勉強していました。大学院に進学してから本格的にプログラミングの学習を開始して、全て独学で習得しました。

広報:独学だったんですね!すごい・・・!大学院での研究テーマは何でしたか?
陳:防災と見守りのシステムを研究しました。研究テーマを検討していたとき、日本の少子高齢社会が進む中で、家族と離れて暮らしている高齢者が安心して便利に暮らせるサービスをつくりたいと考えたんです。高齢者の日常生活にとって親しみのあるデバイスであるテレビを活用したIoTシステムの開発したいと思いました。このシステムは各IT電子系学会(情報処理学会、DICOMOなど)で論文発表していて、現在滋賀県米原市で補助金事業として実験運用しています。

広報:大学生の頃から「暮らし」をテーマにした研究に興味をお持ちだったのですね。ところで日本へ来たきっかけは?

陳:子供の頃からアニメの鉄腕アトムが好きで、ロボットを作りたいと思っていたんです。このアニメが生まれた日本に行きたいという思いがあったので、日本の大学進学に挑戦しました。ロボット開発を研究する大学への進学は難しかったため、大学では経済学を学びながら当時興味のあったプログラミングを勉強し始め、ロボットの「脳」をつくる事もできるAIへの関心が高まりました。結果的に、リブセンスでもAIを活用したサービス開発に携わることができてとても嬉しいです。

広報:きっかけはロボットだったんですね!サービス開発は容易ではないと思いますが、仕事のスキルはどのように学んでいますか?

陳:上司や先輩方の仕事の様子を観察して、真似するように心がけています。どうしたらうまく仕事を進められるか、課題に直面した時にどのように解決するか、その解決策の選択方法や意思決定を自分に置き換えるように意識しています。そうすると、独りよがりだった考え方も変わってきました。例えば、イエシルは建物の詳細ページに日々様々な更新を行っていて、エンジニアは実装に注力して検証はビジネス側の方にお願いする流れが通例でしたが、自分が実装したものは実装して終わりではなく、ユーザーにとって理想の機能を果たしているのかを検証して見守る必要があると考えるようになりました。

広報:見習いたい、こうなりたいと思える上司・先輩が近くにいることは幸せですね。

陳:本当に感謝しています。何か困ったときはいつも優しく回答してくれますし、心強いです。お酒は飲み過ぎてはいけないということも学びました(笑)

広報:反面教師の部分もたまには(笑)陳くんにとってリブセンスはどんな会社ですか?

陳:とにかく毎日楽しく仕事ができる環境です。私にとっては初めての会社なので他社は分かりませんが、仕事の達成感を感じられ周囲に尊敬できる方もたくさんいる環境はとても素晴らしいと思っています。エンジニアとして幸せです。

今後の目標は

広報:これから挑戦してみたいことはありますか?

陳:あります!イエシルでユーザー向けに毎週発信しているメルマガのマッチングやレコメンド機能の精度を上げることです。ご利用いただいているユーザーに対して、ユーザーの志向性に合わせた情報提供や物件紹介をすることでよりメリッを感じてもらえるサービスにしていきいたいです。常にユーザーの立場になって、利便性の高い正確な情報を提供できるようにしていきたいです。

広報:素晴らしい!!とっても真面目な陳くんですが、お休みの日は何をしてリフレッシュしていますか?

陳:僕はつまらない人間なんです(笑)

広報:そんな(笑)!!

陳:今は趣味もプログラミングです(笑)。休日も機械学習と数学の勉強をしています。機械学習素人なので、もっと勉強してエンジニアとして成長したいと思っています。エンジニアとして知らないこと、勉強しなければならないことがまだたくさんあるので、良いサービスを生み出せるようになるまで頑張りたいです。

広報:努力家ですね!最後にひとことお願いします!

陳:いつもありがとうございます!まだ時々上司にもタメ口で話してしまうことがあるのですが、怒らず優しく接してくださるメンバーの皆さんには特に感謝しています。
リブセンスの皆さん、これからもよろしくお願いします。

誠実な人柄と屈託のない笑顔に、今後どんな可能性を秘めているのかと、
とてもワクワクするインタビューでした。
陳くん、ありがとうございました!

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2018/08/20

コーポレートサイトで伝えるリブセンスブランドの本質とは。

以前、代表の村上と谷村の対談で新たな全社方針の重要戦略として掲げた「リアルデータエンジニアリング」についてご紹介しました。今回は、ブランド戦略グループの永澤に、6月1日に公開した新コーポレートサイトでいかに全社方針を社内外に伝えようとしているのか、その想いを語ってもらいました。

ブランド戦略グループの永澤さん

ブランド戦略の担う役目とは

広報:
今年1月にリブセンス全社方針が発表されました。この全社方針を社内外へ発信するにあたり、ブランド戦略グループでやろうとしていることは何ですか。

永澤:
社内外の方に対し、リブセンスという企業の理解が進みやすい状態を創り、少しでも多くのファンを増やすことです。また、社内ブランディング、社外ブランディングに活用できる企業としての魅力を創造するにあたり、クリエイティブを通して言語化・視覚化し、企業本来の姿を正しく伝えることがブランド戦略グループの役目だと思っています。

広報:
ブランディングには、これまでどのような課題があったのでしょうか?

永澤:
実はリブセンスでは、企業アセットをブランド体系的に位置づけ、それらを明確化する取り組みを行ったことがありませんでした。
もちろんビジョンやロゴの意味などそれぞれを個別に定義し社内共有しているものは存在しましたが、企業のアイデンティティを訴求する目的で、各企業アセットの役割と関係性を整理・構造化して発信する事を殊更に行って来なかったんです。
今回のコーポレートサイトリニューアルでは、企業の考え方や方針、未来像に対しての理解が深まり、且つ採用候補者や既存社員により多くの共通認識を生み出せるものとして機能する様に努めました。

広報:
満を持して新コーポレートサイトが公開されました。コーポレートサイトリニューアルの目的はどんなものだったのでしょう。

永澤:
企業の特色や強みを明確にしリブセンス「らしさ」を体現する事です。リブセンスの特色や強み、それらを生かして何を目指しているのかという世界観を分かりやすく伝える位置づけとしてコーポレートサイトが存在すると思っています。
リブセンスは今年創業12年を迎え、新たな全社方針を社内外に発信していく企業フェーズに立ち、私たちが創業から一貫して取り組んできた事業コンセプトを改めて「社会の課題を解決する」とメッセージ化して打ち出していこうと方針が固まりました。「らしさ」の体現にあたって差別化を図るためにも、まずは会社の顔であるコーポレートサイトでしっかりと社内外に伝えたかったんです。

広報:
私たちの価値観」というページに記載の「社会の課題を解決する」というワーディングについては、どのように決まっていったのですか。

永澤:
以前、リブセンスはSEOの技術でサービスが成長してきた時代がありました。しかし、ビジネス環境に応じた変化が求められるフェーズを迎えて、企業成長を促進していくために何が強みなのか、何で競争優位を作っていくのかを改めて考える必要性を感じました。
多くの人が関わり様々な意見が錯綜し、「これだ!」という明確なソリューションはなかなか生まれてこなかったんですね。中には、チャレンジはしたもののうまくいかず断腸の思いで断念した施策もありました。そんな中、なぜ私たちは今ある事業を続けているのかを紐解いていくと、「社会にある課題を解決する」事が私たちのミッションとして相応しいと考えたんです。ブランド戦略グループとしては、私たちの特色・強みとして打ち出していきたい概念や思想を、様々なフェーズでその都度、各ステークホルダーに理解してもらい浸透させていくことが大事だと思っています。

広報:
「社会の課題を解決する」というメッセージは他企業でも目にすることがありますが、リブセンスが定義する「社会課題解決」とはどのようなことですか。

永澤:
私は、「働く意味」=「仕事を通じて社会に貢献し、自身の大切な人の人生にフィードバックすること」だと考えています。当社は、「企業として目指す先」また「社員の人となり」、のどちらにも共通して、利他主義かつ社会に視座が及んでいると感じるんです。

広報:
全社方針で新たにメッセージ化された内容は、今回のコーポレートサイトではどのようにコンテンツとして盛り込みましたか。

永澤:
コンテンツ制作で大切にしたことは、「企業イメージを正しく伝える」ことです。それは、これまでのコーポレートサイトは企業イメージを適切に表現するメディアとして意図的に設計されていなかったように思えたからです。今回のコーポレートサイトでは、企業がどのような志向性を持って事業を運営しているのか、何を目指しているのかをしっかりと体現したものになっています。コーポレートビジョンである「あたりまえを、発明しよう。」、経営理念である「幸せから生まれる幸せ」について、ご覧いただいた皆さんに理解いただける表現になっていると思います。

広報:
改めてですが、リブセンスは、どんな「幸せ」を生み出し、どんな「あたりまえ」を志向しているのでしょうか。

永澤:
人は生きる上で選択をし続けていると思うんですよね。私は、事業を通じて、ユーザーがより幸せになるための選択肢を提供し、より豊かな人生を送れるような価値を提供していくことがリブセンスとしての喜びであり、リブセンス社員の幸せにも繋がると考えています。社員自身もそれが叶えられる世界を望んでいますし、それを実現する事がモチベーションの源泉になっていると思います。リブセンスが企業として描いている「あたりまえ」は、「世の中に定着させる」ことですけれど、私が考えているのは、それに加えメディアの構造や人の行動を変化させ、「世の中を革新する」「一歩でも前進させる」ことだと考えています。それを実現するのに重要なのは「両輪」。事業・サービスの構造と人の行動はリンクしていると思うんです。その両輪で変化させていくことが社会への貢献や人の幸せに繋がっていくと思いますし、リブセンスのサービスによってユーザーが幸せになることが私たちの目指す価値そのものだと考えています。

広報:
このような考え方は他社にはないのでしょうか?

永澤:
目線の近いところはあるとしても、本質的に「幸せ」を価値としてサービス提供しているベンチャー企業は少ないんじゃないでしょうか。だからこそ、真摯に取り組むことが他社との差別化に繋がるのではないかと思います。

新コーポレートサイトのTOPページイメージ

新コーポレートサイトのコンセプトは。

広報:
今回のコーポレートサイトは、デザインがとてもカッコイイですね。コンセプトは何ですか?またこだわりの手法は。

永澤:
コンセプトは「浸透( OSMOSIS )」として定義しました。「浸透」を表現するにあたり「Blur」「Lettering」「Illustration」といった3つのデザインエレメントを骨子として用いました。社会の課題を解決する手段としての「リアルデータエンジニアリング」により、世の中が良くなっていく様をこれらのエレメントを多用することで体現しています。例えば、「Blur」。イラストレーションのバックグラウンドやポインタに追従する水滴が落ちるアニメーション、そしてリアルデータエンジニアリングに裏付けされた事業である事をブラー後にデータを模した様々なアイコンが浮き出るギミックで表すなど、細部に「浸透」が知覚できる仕掛けをふんだんに施し、社会に対する企業のスタンスを表現しています。また、レタリングという手書き文字の表現は、採用サイトとの整合性や一貫性を持たせる為に用いています。採用サイトで使用していたレタリングは、コーポレートサイトでも継承し、「ネットとリアルの分断を超えていく」という企業としての指針を表現するにあたり、「リアル」な要素を残しておくことで、サイト内でネットとリアルを共存させる事を知覚できる様にしました。またレタリングのビジュアルによって、親しみやすく勢いを感じる企業風土を演出しています。
ライティングも一文字一文字丁寧に起こしました。チャレンジングな精神や勢いも表現しているコーポレートサイトは、採用サイトのようにリアルな実状ではなく、現状にプラスして企業が見据えている未来を伝えたかった為すべての要素に意味を保たせています。

広報:
読者により一層理解促進されるような設計になっているんですね。また事業ページを刷新されましたね。制作においては何に重点を置かれましたか?

永澤:
「直感的に」伝わるか、また理解ができるかを大事にしました。ポイントは、事業ページを見てくれる人にちょっと考えてもらう内容にしたことですね。こちらから全てを語らず、読み手が内容を踏まえて、当社が何をしようとしているかを考えてもらうことでその理解が進みやすい状態を創れたらと考えています。

広報:
ちょっと読者に考えてもらう、新しい発想ですね。アニメーションの活用も印象的ですが、なぜアニメーションを採用したのですか。

永澤:
静止画では伝えきれない細かいニュアンスを伝えられるからです。単純にトレンドやテック感を出すのではなく、「浸透」というコンセプトに沿ったニュアンスを出し切りたいと思い、活用しました。先程のデザインコンセプトに紐づきますが、当社の目標とする未来の体現は抽象度が高く難易度の高いものでしたが、戦略や伝え方、企業の見え方が大きく変化するタイミングであるため、今までのイメージを継承しつつも進化していることを、直感的な動的表現と、言葉で説明するコンテンツの双方で理解が進みやすいクリエティブを目指しました。

広報:
細部にもこだわりを感じますね。
昨年夏には採用サイトをリニューアルし、今回コーポレートサイトをリニューアルしましたが、両サイトで最も伝えたいことは何ですか?

永澤:
採用サイトは「企業の現在」として等身大の姿を、コーポレートサイトは「企業の未来」として目標とする未来像を映し出すものとして、定義しました。コーポレートサイトは、採用サイトのようにリアリティのある事実を伝えるのではなく、より理念的で目標とする未来を理解してもらうことが、今回のリニューアルでは重要であると考えています。自分たちがやっていることだけではなく、なぜそれをやっているのか、ということをユーザーに理解してもらう=考え方を浸透させるような設計にする事で、共感しファンになってくれる人たちを増やしていきたいと思っています。当社の採用サイトでは、インタビューやオフィス風景を通してどんな人がどのような想いで働いているかを伝えています。今回のコーポレートサイトでは、現在取組んでいることを通して描いている未来を伝えていきたいです。両サイトでリブセンス「らしさ」を発信することで、採用候補者やビジネスパートナーなどステークホルダーのみなさんに当社の思想が浸透していく事を願っています。

広報:
最後に、サイト訪問者に最も浸透して欲しいポイントを教えてください!

永澤:
会社として、どういうあたりまえを志向するのか。そのために何をやるのか、ですね。解決するべき社会の課題、時代性や今の組織規模を踏まえたあたりまえの姿、つまりリブセンスが成し遂げようとしていることをご理解いただくことで、リブセンスという企業の魅力やサービスの価値を感じていただけたら嬉しいです。

デザインのすべてに、細部までこだわった意思が宿っているのですね。
せひ新しいコーポレートサイトをご覧になった皆さんにその意思を感じ取っていただき、リブセンスという企業の理解が進んでくれたら嬉しいです。
永澤さん、ありがとうございました!

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2018/07/20

学生対象のプロダクト開発支援「Code for Happiness」スタート!

こんにちは。リブセンス広報です。
先日、学生を対象としたプロダクト開発を支援する「Code for Happiness」の開催を発表しました。ITを活用した社会課題解決への取組みを支援するこのプロジェクトは、エンジニアリングとデザインを通じて社会課題解決を志望する学生のプロダクト開発を支援するものです。
本プロジェクトの推進を担う新卒採用グループの増田と羽山に話を聞きました。

(左から)新卒採用グループの羽山と増田

課題解決企業として学生のためにできること

広報:学生への開発支援金援助と開発サポートを提供する取組みは他社にもあまり例がないですよね。どこから着想を得たのでしょうか?
増田:以前から、今の日本の採用フローに疑問を抱いていたんです。リクルートサイトのオープンやインターン参加など、学生はある程度型が決まっている中で就活をしなければなりません。もっと自由な発想で採用側である私たち企業と学生とが接点を持てたらいいなと思っていました。それから、学生と接する中で、特に当社を志望してくれる学生が「社会に貢献するサービスを作りたい」と話をしてくれることが多くて、何か手助けできる方法が無いかと考えていました。
羽山:まずは新卒採用の枠組みを取っ払った活動として、どんな出会いや支援の方法があるのか考えてみようという話になり、ブレストを行いました。インターンやビジネスコンテストなど他社でも取り組んでいる方法ではなく、リブセンスらしい活動ができないかと検討しました。
増田:2時間くらいみっちり意見を出し合いましたね。高校生向けのプログラミング教育やインターンへの取組強化など様々なアイディアが出た中で、今回の「Code for Happiness」の骨子となるプロジェクト案が上がり、その場にいた採用メンバー全員が「これいいね!」と満場一致で好感触でした。学生たちの「社会に貢献したい」という想いを支援できる施策になると確信しましたね。

広報:学生の社会貢献への「想い」を後押しするための施策として検討が進んだのですね。具体的にはどのようなプロセスで決定していったのでしょうか。
羽山:課題整理からスタートしました。定期的に大学訪問を行う中で最も感じた課題は、当社へのイメージです。そもそも、認知が低くイメージそのものが無かったのです。社名を知られていない、技術の会社と知られていない。。。社会課題を解決するIT企業としての存在意義を知ってほしいと強く思いました。
増田:その後、リブセンスらしい仕組みで認知拡大を図るために、「あたりまえを、発明しよう。」という当社のビジョンに則った取組みにしようと意見がまとまりました。
羽山:それはつまり、「新しい発想でプロダクトを開発し、継続する」という信念を大事にしたいということですね。社会に貢献するプロダクトづくりを志望する学生に対し、支援=奨学金という仕組みでプロジェクトプランを練り、社長に直談判しました。社長からの賛同がすぐに得られ予算も確保できたので、急いで準備に取り掛かりました。

息がぴったりでいつも笑顔が絶えないお二人

「Code for Happiness」リリースまでの道のり

広報:構想がスタートして、リリースまでどのくらいかかりましたか?
羽山:構想から詳細決定まで実質1ヶ月と突貫でした(笑)そのうち準備期間は2週間です。でも、できるだけ早くリリースしたかったので、すぐに経営層の賛同を得られたことはありがたかったです。

広報:今回のプロジェクトについて、学生へのプロモーションはどのように行っていますか?
羽山:プレスリリースで発表したり各媒体へ出稿したりというオンライン施策と、大学訪問やイベントでの紹介など足を使ったオフラインのプロモーションに取り組んでいます。取り組みがSNS上でシェアされ、エンジニア系の団体や、中央省庁からもお声がかかることがありました。また大学やエンジニア向けイベントでのチラシ配布も行っています。
増田:それから、リブセンスに面接に来てくれた学生たちがSNS等でシェアしてくれる動きもあります。当社と接点を持っている学生は、当社の社会課題を解決するというミッションに共感してくれている人が多いので、「Code for Happiness」への理解も自然な流れだったのだと思います。またビジコンではなく奨学金というスタイルにしたところがリブセンスらしいと感じてくれたんじゃないかなと思っています。

広報:学生たちがシェアしてくれるのは嬉しいですね!「ビジコンではなく奨学金」というスタイルがリブセンスらしいとはどういうことですか?
羽山:当社の代表である村上も学生ベンチャーとして起業しています。起業当初は、早稲田大学一年次在学中で、大学にあるインキュベーションセンターの一室を借りてビジネスをスタートさせました。そういった支援を受けた経験があるからこそ、今度は技術面や費用面で学生への還元の番であると考えています。村上自身もこの想いが強いので、すぐに実行しようという話になりました。
増田:そうなんです。ビジコンは優劣や順位を決めるものがスタンダードですが、私たちは、学生のプロジェクトへの志や想いを応援したいんです。そのプロジェクトと想いに共感したら奨学金として支援していく方法が、リブセンスらしさだと思います。

「Code for Happiness」ページイメージ

新卒採用への想いとは。

広報:社会に貢献したいという想いを持つ学生は多いですか?
増田:多いと感じます。学生には2パターンいて、自分が苦労した経験があるからこそ困っている人に手を差し伸べたいと考えている、もしくは自分が恵まれているから困っている人を救いたいと考えている学生です。ここ数年で日本は震災が多発したこともあり、ボランティアを経験した学生もたくさんいて、より一層社会貢献に対する意識が高まっているのだと思います。目の前にいる人だけでなく、自分が育った地域や社会、日本など、広い視野で中長期的に貢献したいと考えている人が多いです。
羽山:最近学生と話をしていて思うのは、志だけでなく実際に行動に移している学生も多いなということです。ただ、費用等の理由によって彼らが目指しているところまで成し遂げられずにいることも多くあります。マイナスをゼロにすることを目指して活動するってとても根気が必要だと思うんですけど、取り組んでいる姿勢が素晴らしいなと思います。学生の中には、「幼少期に要介護だったが、ヘルパーさんに人生の道しるべをみせてもらったので弱い立場の人を助けたい」「志望大学に受かったが、海外に支援を必要としている人がいたので大学には行かずボランティアに行った」といった人もいました。
増田:彼らのように解決したい課題が明確で、行動に移している学生たち全員を支援できないことにもどかしさを感じていました。

広報:だからこそ、今回のプロジェクトが学生支援の一助となることを願っているのですね。どんな応募内容を期待していますか?
羽山:取り組みたい課題が決まってプロダクト開発をスタートしたら、継続してやり切ろうという高い志がある人に応募して欲しいです。プロダクト内容のインパクトだけでなく、その後の徹底こそが私たちが目指す「あたりまえ」につながると思っています。
増田:当社が大切にしている精神である「発想と徹底」です!完成度の高いものでなくても構いません。

広報:逆に、こういう応募はマッチしないというものはありますか?
羽山:利他的でない自分本意の事業や志のないもの、でしょうか。
増田:今まで行動に移せなかった学生や移していても費用等の問題でやりきれなかった学生の後押しをすることが目的なので、選考に通る・通らないを意識せず、強い意志を持って社会的意義のあることにチャレンジして欲しいです。
羽山:それと、厳しい視点になりますが、きちんと収益を出せる事業構造であることは重要です。それでこそ継続可能な事業になりますから。

広報:なるほど。ちなみに、お二人が一緒に働きたい人はどんな人ですか?
羽山:自分の言葉を持っている人です。やりたいことを言語化する力のある人は魅力的ですね。
増田:ベースとして素直で謙虚な人です。何かをやりたいと願う「気持ち」が力になって形をつくると思います。

 

人事からの応援メッセージ

広報:今回の企画以外に、何か検討されている学生支援企画はありますか?
増田:まず今回の企画は、年1回で継続開催する予定です。今後は、今回応募いただいたけれど選考に通らなかった学生を対象としたリベンジ企画や他社とのコラボ・提携なども企画したいと考えています。
羽山:当社と同じように、社会課題を解決したいと考えている企業とのコラボはぜひ検討していきたいですね。

広報:色々な企画が検討されそうですね!最後に、今回の企画に応募を検討されている学生へコメントをお願いします!
増田:企画書は完璧でなくてもいいので、解決していきたいと考えている課題に対するプロダクトがあればぜひ応募してください!
羽山:リブセンスは、解決したい課題に対する想い・気持ちを元に事業を立ち上げている会社です。技術面・費用面で支援するので、やり遂げたい気持ちを添えて応募してください!
増田:ビジネス・エンジニアリング双方を極めた最強のメンター集団が全力でサポートしていきます!

学生への支援について熱心に語るお二人は、とてもキラキラしていました。
私も学生の時にこんな人事担当者に出会いたかったと素直に思います。
「Code for Happiness」への応募がまだの方、ぜひチャレンジしてみてください!
増田さん、羽山さん、ありがとうございました!

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2018/06/14

渡航エンジニア自ら改善する海外カンファレンス制度

この2月、リブセンスがスタートさせたばかりの海外カンファレンス渡航支援制度。渡航先のピッツバーグから帰ってきたエンジニアの内山さんは、実際に行ってみたことで「制度の改善点」をいくつも見つけることができたといいます。

帰国早々、制度発足の陣頭指揮を執ったVP of Engineering 職の能登さんと制度の見直しに取り組む内山さん。これは、新しく発足した制度すら初回から満足に終わることはなく、いかにフィードバック・ループを必要とするかを物語っています。

企業が海外カンファレンス渡航支援を行うことも珍しくはない昨今、これを十分に活用するにはどうすればよいのか? リブセンスにとっての最善の形はどんなものなのか? この対談で明らかにしたいと思います。

プロフィール:
能登 信晴(のと ときはる)
VP of Engineering にあたる 『 Livesense Engineer Leader 』 を務める。海外カンファレンス支援制度が発案された、事業部間を跨ぐエンジニア組織「 Team-Livesense Engineering Board 」のリーダーも兼任。

内山 高広(うちやま たかひろ)
アルバイト求人サイト『マッハバイト(旧ジョブセンス)』の開発を担当。「 Team-Livesense Engineering Board 」のメンバーとして本制度の発案・運営に協力。第1回渡航の対象者にも抜擢される。

セッション内容を見たいだけならYouTubeで十分

能登:「 Rails Conf 2018 」に実際行ってみて、想像と違っていたことってありました?

内山:「セッションやキーノートから情報を得ること」だけを目的にしないで、カンファレンス自体の雰囲気を楽しむことをもっと重視すればよかったってことでしょうか。

能登:というと?

内山:海外のカンファレンスに限らないと思いますが、大抵のセッションって後でスライドを閲覧できたりしますし、最近では YouTube で公開されることも多いです。それに、ぼくは英語力にそんな自信があるわけではないので、セッションについていこうとすると理解するのにかかりっきりになり、楽しもうとする余裕がなくなってしまうんです。

能登:なるほど、そういうことですね。

内山:世界トップクラスの人たちがどんなことをしているのか、自分がそれに近づくにはどうしたらいいかを、雰囲気を含めて自分の目や耳で味わうこと自体が貴重な体験になると思います。
会場の人たちとゆるやかなコミュニケーションを楽しむのもいいでしょうし、ふだんお世話になっている OSS の制作者に会いに行ったりしてネットワーキング的な付加価値を求めるのもいいんじゃないでしょうか。

能登:実際に行ってみて感じたことや、こう改善したらもっと良くなるんじゃないかといった提案があればぜひ聞かせてください。内山さんはこの制度で最初の渡航者だし、リブセンスとしても初めての試みだから。

内山:はい、渡航記はリブセンスのエンジニアブログに掲載しているのでそちらに任せるとして、今回は「もっとこうしたらいいんじゃないか」という制度の改善についてお話できたらと思います。

渡航の「成果」は求めない。気軽に使える制度にしたい

内山:制度運営者としては、まず「ハードルを下げたい」というのがありますね。セッションから得られる情報を全部持って帰らなきゃとか、現地の人とがっつりコミュニケーションを取って仲良くなるっていうのは、けっこうハードルの高いことだと思うんです。
ぼく自身は何か新しい情報を持って帰りたいと思っていましたし、そういった気持ちがあること自体は良いと思うんですが、根を詰めて臨まないといけない制度にしてしまって、参加したい人たちが気後れしてしまうのは本意ではありません。

内山:そこまで踏み込んだコミュニケーションなんてできなくてもいいし、「何か新しい情報を持ち帰らないと!」なんて思わなくてもいいから、何かのきっかけになりそうなら「とにかく行ってきなよ」って思いもあるんです。

能登:ぼくもハードルを下げたほうがいいなって思ってる。実はぼくが一番最初に国際カンファレンスに参加したのって日本なんですよ。

内山:えっ、どういうことですか?

能登:日本で開催された国際会議で、スピーチは全部英語だったんだけど、それ以外の移動とか、ホテルとか、食事とかは日本語が通じるから気楽だった。移動費用も抑えられるし、初めて経験してもらう人にはちょうどいいかもしれないね。

内山:今月末から開催される「RubyKaigi」なんて、まさにそうですよね!(注: インタビューは2018/5/14に行いました)あれは国際カンファレンスだし、リブセンスでも滞在費や宿泊代を支援してるのはいい試みだと思います。たしか今年は社内から10名以上が参加しますし、実際に行った人がレベル感を掴めるといいですね。

能登:そうだよね。じゃあ、敷居を下げるために「国内の国際カンファレンスに支援する」ってところから始めよう!

内山:いいですね!あと、カンファレンスで経験したことを、どうチームや会社に貢献すればいいのかがわからなくて。というか、情報を持ち帰ってくることがゴールかというと、それだけじゃないよなっていうのが感覚としてあります。

能登:会社からの期待がどこに置かれているかってことですね。

内山:海外にしても国内にしても、会社のお金で行くとその後の発表だったりとかレポートを書いたりってところを求められることもあって、どうしても億劫になるじゃないですか。
運営が想定している以上に、完成度の高いレポートが必要だと思い込んで参加を控えてしまうのはもったいないですし、ゴールの設定って難しいなと思いますね。

能登:ただ新しい技術やノウハウを持って帰ってくるだけじゃなくて、帰国後にどうやって報告するか、どんな想いで制度を利用してほしいかといったことは、やりながら良いかたちを見つけていく。そうやってみんなの姿勢をひとつに揃えていくというプロセスにも、十分な価値があると思うんですよ。
もちろん技術を持って帰ってきてもらいたいという気持ちはあるかもしれないですが、それよりも「世界トップクラスはこういうことをやってるから、そこに近づくにはどうすればいいか」を肌身で感じた上で考えるのを当たり前にする、という点が重要だと思っていて。

みんなの前で発表したりレポートを書くのがメインじゃないよって言い方はきちんとしておきたいね。

その制度は意図せず「マッチョ仕様」になっていないか

内山:今回ぼくはひとりで渡航したわけですが、やはり知らない海外の土地でひとりきり、という不安はずっとありました。
あまり海外に行かない人からしたら、ホテルや飛行機の予約、保険の加入も心配になると思うんです。スキル面はもちろんですが、海外での過ごし方もサポートしてもらえたら、ずいぶん行きやすくなるんじゃないでしょうか。

能登:うん、それはいいね。じゃあ、経験者によるサポートチームをつくっちゃいましょう!

内山:ぜひ!

能登:そうか、手配や行き方のサポートは必要かもしれないけど、本当は「ひとりで海外出張に行く」ってこと自体がすでにハードル高いですよね。であれば「メンターと一緒に行く」っていう仕組みもあるといいのかな。

内山:それは心強いですね。

能登:今回はやらなかったけど、どこに敷居があるのかアンケートで調査して、先に解消しておくのも手なのかもしれないね。ぼくも内山さんと一緒でけっこうマッチョなんで、「海外くらいひとりで行けばいいんじゃん」って軽く考えちゃうんですけど、みんながみんなそうじゃないって認識しておかないとね。

内山:ぼくは別にマッチョじゃないです(笑) 行く前からずっと不安でしたから。あと渡航者の観点で言うと、行きたいカンファレンスを見つけるのってけっこう難しいと思うんです。
ぼくが行き先で悩んでいたときに、創業者の桂から「どのカンファレンスに行ったってたいして変わんないから、どこだろうととにかく行ったほうがいい」って言ってもらったんですね。
それは別に個々のカンファレンスで話される技術のことを軽視していたわけではなくて、行く人にとって「行く」こと自体が何かのきっかけになるというところが大きいと思っています。あの一言がなかったら渡航するか決めきれなかったかもしれません。


能登:なるほどね。言語に関するカンファレンスにしても、その中で一番大きいグローバルなものもあれば、ヨーロッパとか地域でやっている小さなイベントもあったりするし、何が有用なのかを判別するのは難しいかもしれないね。
今のところ、カンファレンス選びについて運営側から適切なアドバイスはできていないから、今後制度を育てていく上でサポートしていくようにしましょうか。

内山:はい、そうしましょう!

現地の楽しみは、会場の中だけじゃない

内山:これは会社の予算で行く上で適切かどうかはさておきなんですけれど、支援先を「行きたい場所ベース」で考えるのもありじゃないですか。
例えばヨーロッパで行われるカンファレンスであれば、「ヨーロッパに行ってみたいな」って思っていた人にとってのチャンスになりますよね。場合によってはそんなのもありなのかなと思っちゃいました。

能登:ぼくは「行きたい場所ベース」で決めちゃっていいと思ってます。学会の泊りがけで行く合宿形式のワークショップとか、いかにみんなが行きたいところで開催できるかについてみんなで考えていたりしますし(笑)

内山:え、そうなんですか!?

能登:そうそう。例えば今年の 6 月に開催される人工知能学会は鹿児島の観光ホテルで開催されるんです。温泉地なんかでもよくやっているし、場所に惹かれるのって自然なことなんじゃないかな。
「鹿児島に行きたいから何か発表するネタを考えよう」って、十分健全な考え方だと思いますよ。

内山:ですよね。ちなみにぼくは有給を使って1日だけ延泊したんです。というのも、ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学に留学している前職の先輩がいて、せっかくだし彼を訪ねてみようと思ったからなんです。
大学のキャンパスを案内してもらったりして、休暇を楽しく過ごせました。

ピッツバーグってそこまで観光資源がたくさんあるような街ではなかったので、1週間近く滞在していると正直飽きてしまうところもあったんです。でも、こういった現地でしかできない経験があって本当によかったと思っています。
これから行く人にも、コンピューターサイエンスがどうとか仕事につながるとか関係なしに、行った先でしか味わえないことを1日くらい自由に経験してもらうのはいいかなと思います。

能登:いやもう、ホントにそう思うよ。ぼくが最初に出張で海外に行ったときも、ホテル代を自腹で足して延泊し、見聞を広めるために充てたんです。そんな機会ってなかなかないですから。
もちろん業務に差し障りのない範囲で行ってるし、直接仕事に活きるかどうかはわからないけれど、きっかけを有効活用して人生を豊かにしていくのはすごくいいことですよね。

内山:ぜひ次からは積極的にそうしたいです!例えばアメリカの西海岸に行くなら現地のIT企業に行ってもらいたいですし、コンピューターサイエンスの博物館を訪れるのもいいですよね。それこそぼくみたいに海外の友人に会いに行くのもいいと思うんです。

能登:サンフランシスコ・ベイエリアの方だとミートアップ自体が盛んに行われているみたいだから、その開催に合わせていろんなミートアップを楽しんでくるのもいいんじゃないかな。それに大学の生協の本屋ってけっこう刺激的だから、技術書に限らずどんな本が並んでいるのか見るのも楽しいと思う。

内山:ぼくもそう思って行ってきました。そうしたら Ruby のカンファレンスやってるはずなのに Python の本ばっかり並んでいて。Ruby の本が全然なくて笑っちゃっいました。

能登:それも貴重な経験だね(笑)

この制度を道具にして、自分の殻を破ってほしい

内山:今回はエンジニアが渡航の対象でしたけど、そもそもこの海外カンファレンス支援制度って他の職種でも適用可能ですよね。例えば Google I/O はエンジニア以外の人からも注目度が高かったりしますし。

能登:そうだね、マーケティングやプロダクトマネジメント、UX デザインとかいろいろありますよね。対象者はどんどん広げられるといいですよね。

内山:いろんな職種の人がカンファレンスに行って、それぞれが経験してきたことをシェアしながら交流できたら、この制度の価値がもっと活きてくると思うんですよね。

能登:いいね、そうしよう!デザイナーのリーダーとかプロダクトマネージャーにも相談してみよう。

じゃあそろそろまとめにいこうか。まずはぼくから、今後この制度を使ってもらってどうなってもらいたいかの考えを話すと、グローバルのトップレベルの技術や試み、コミュニティをわかった上で活躍できるエンジニアになってもらいたいと思ってます。
でも、日本のITの世界しか見ていないと、自分の位置というか能力を正確に捉えることはできないとも思っていて。
だから自分の能力がトップレベルのエンジニアとどれくらい差があるのかを知ってもらいたいんだよね。

内山:今回渡航してみて、自分の目でその差を知ることができたのはいい経験になりました。

能登:そうだよね。何か問題が起きたら普通に検索して英語の情報を読んでいるように、海外のトップクラスの技術やコミュニティがどんなものかを知った上で、目の前の仕事に取り組めるエンジニアになってもらいたい。それがこの制度を使ってもらう上で、ぼくが一番伝えたいことかなと思っています。

内山:よくわかります。ぼくも能登さんの考えと近いですね。

内山:能登さんはトップレベルとおっしゃってましたが、ぼくは逆に「自分たちがやっていることとが、海外のカンファレンスで言われていることと地続きであることがわかる」という経験をしてもらいたいと思うんです。

能登:ああ、なるほど。

内山:ぼくらがやっているエンジニアリング活動の一歩先、二歩先に世界水準があって、技術や OSS をつくっているトップレベルの人たちがいます。でも、自分たちが使っているその技術や OSS の先に彼らがいるのだから、じつは地続きでつながっているんですね。

能登さんの「トップレベルを目指してほしい」ということと少し隔たりがあるように見えるかもしれないんですが、こういったことを肌身で感じられるというのは、「自分の殻を破る」であったり、「外に目を向ける」と意味でも、すごくいい経験になるんじゃないかなと思います。

能登:いいこといいますね。あ、ぼくもそう思ってましたよ、ホントに(笑)
実際は思っているほど隔たりがなかったりするというか、これはもしかしたらもうちょっと努力すれば自分にも似たようなことができるかもしれない、という感覚を持つのもいいことですよね、きっと。
初回の渡航経験からさっそく有益なフィードバックがありましたし、第2回の渡航に向けて制度を改善していきましょう!内山さんは次回メンターとしての活躍もお願いします。

内山:もちろんです!

制作 渕上聖也

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2018/04/27

就活の常識を変える!新しい「あたりまえ」への挑戦

こんにちは。リブセンス広報です。
先日、「就活会議」に新たな機能が加わりました。企業の選考難易度と就活生との相性を診断するマッチ度判定機能。就活の常識を変えてしまう可能性を秘めたこの新機能は、リブセンスが提唱する「リアルデータエンジニアリング」を体現するプロダクトのひとつでもあります。
開発プロジェクトの中核を担った就活会議ユニットエンジニアの大政勇作さんと、初めてディレクターを経験した新卒4年目エンジニアの久米泰弘さんに話を聞きました。

今の就活はおかしい

課題解決企業としての責任

広報:就活生と企業のマッチ度判定というのは斬新ですね。どこから着想を得たのでしょうか?
大政:プロジェクトを最初に企画したのは、山浦さん(就活会議ユニットメディアグループリーダー)だったんですが、出発点は今の就活に対する課題感でした。何十社も受けているのにほとんど受からない、たくさん受けてたくさん落ちて、自信を喪失してしまう…それって本来起きるべきことじゃないと思うんです。起きる必要がないというか。課題は2つあって、ひとつは、就活生は受かるかどうかわからない企業を数多く受けて落ち続けてしまっていること。もうひとつは、そもそもどの企業を受ければいいのか、自分に合う企業がどこなのかわからないということ。それなら、就活会議で選考難易度と就活生と企業のマッチ度を示すことができたら、もっと幸せな就活を実現できるんじゃないかと。それがこのプロジェクトが始まったきっかけです。

エンジニアリングボードも務める大政さん。安定感がハンパないです。

プロトタイプ作りまでの道のり

デザインスプリントを3回実施

広報:プロジェクトがスタートして、開発までどんな感じでしたか?
大政:2017年5月にスタートしてから、その年の年末までに合計3回デザインスプリントを行いました。デザインスプリントというのは、プロダクトのクリティカルな問題を見つけ出し、ユーザーヒアリングを行いながら本当に必要とされる機能を抽出して短期間でプロトタイプを作るプロセスのことです。
広報:あれ、スプリントって普通1-2週間でぎゅっとやりません?
久米:通常は5日間の凝縮した時間でプロトタイプを作り、ユーザーにあてて検証するところまで行うんですが、今回は、就活会議とテクマ(テクノロジカルマーケティング部)に所属する10人ほどのメンバーが関わる横断プロジェクトだったので、それぞれの時間を調整するのが難しく…。週3回のペースで集まって会議形式で実施しました。なので、3周回すのに半年以上かかったわけです。
広報:なるほど。
大政:プロジェクトメンバー全員の意見が何らかの形でサービスに取り込まれながら、プロトタイプに落ちていったのは良い点かなと思います。ただ、巻き込んだメンバーの人数が多かったので、意見が割れて議事が進まないとか、前回の議論から間が空いて内容を忘れてしまっていて、議論が堂々巡りしてしまうとか…そういいうことは起きました。今回の学びとして次に活かそうと話しています。
広報:ちなみに、なぜデザインスプリントやることにしたんですか?
大政:就活は活動時期が決まっています。大学3年生の夏からインターンが始まって、冬もインターン、3-4月からエントリーがスタートして選考が進み、5月頃から内定が出始めます。逆に言うと、僕らがサービスを作ったとして、その年の就活生に使ってもらえるチャンスは1年のうち1回しかありません。なので、サービスを正式ローンチする前にできるだけプロダクトの成功確度を上げておく必要がありました。そういう意味で、デザインスプリントの手法は適していたと思います。
広報:ふむふむ。デザインスプリントで「これは行ける!」となって開発に移っていったわけですね?
久米:はい、デザインスプリントを3周回してユーザーから手応えのある反応が返ってきて、これなら行けそうだ、という仮説が立ったので開発・実装へと移っていきました。

今回ディレクターデビューした久米さん。圧倒的な物腰の柔らかさ。

わずか3ヶ月足らずでリリースへ

スクラム開発

広報:開発始まってからはどうでしたか?
大政:2018年1月から開発がスタートしたんですが、デッドが決まっていて3月の採用情報解禁にあわせてリリースする必要がありました。その時期が最も頻繁に就活生が情報サイトをチェックするタイミングで、逆にその時期を逃すと就活生に使ってもらえません。1ヶ月強で、2月末までに最低限の実装をすることを目指しました。その後は、スクラムという手法で短期リリースを繰り返しながら機能改善をしていきました。開発チームは僕とディレクターの久米さん、新卒5年目のデザイナー稲留さんの3人でした。
広報:久米さんは今回がディレクターデビューだったんですよね。大政さんから見てどうでした?
大政:もちろん、初めてなのでできないことはたくさんありました(笑)。でも、元々コミュニケーション能力が長けているので、その力が調整面で発揮されていたなと思います。何かやろうとしたときに自分の意見を伝えることに必死になってしまう人が多いと思うんですけど、久米さんはプロジェクト全体の目的や道筋をきちんと示した上で、無理のない範囲で全体をコントロールしながら進めてくれていましたね。
広報:久米さん、褒められて嬉しそう(笑)久米さんから見て、大政さんはどうでしたか?
久米:厳しかったです(笑)一緒に仕事をするまで、大政さんってすごく優しい印象で何を言っても怒らない人だと思っていたんです。なのでギャップがありました。でも、その厳しさは、僕がミスしてもプロジェクトがダメにならないようにするための厳しさで、フォローしてくれていたんですよね。実際、大政さんいなかったらこのプロジェクトは最後まで続けられなかったと思います(笑)。
大政:いや、これ僕じゃなくても、だれかひとりでもいなかったらダメになってたよ(笑)。
久米:確かに(笑)。
大政:あと、僕はデザイナーと一緒に仕事をするのは初めてだったんですけど、久米さんがその架け橋をしてくれました。
広報:デザイナーは稲留さんですよね。仕事ぶりはどうでした?
大政:稲留さんは、すごい。ひとりよがりのデザインは絶対にしないし、プロダクトの目的を理解して、要望を取り込んでサービスに溶け込むものを作ってくれます。あと、何か質問するときは必ずこちらが「はい」「いいえ」で応えられる質問をしてくれて、本当に丁寧な仕事ぶりでした。
久米:僕は不動産ユニットにいたときから稲留さんとずっと仕事してきたんですけど、職人さんというか…
大政:プロフェッショナルだよね。
久米:そう!プロフェッショナルです!開発フェーズではデザインの工数は過小評価されがちで、タイトなスケジュールをひかれることが多いんですけど、稲留さんは絶対納期に遅延しないし、むしろ早くやってくれて。文句も言うんですけど、こちらの期待に100%以上で応えてくれます。UXデザインやUIデザインもできるので、そんな人はなかなかいないと思います。
広報:稲留さんすごいですね!

黒い背中がデザイナーの稲留さん。後ろ姿からもプロフェッショナル感が。

就活にエコシステムを

リアルデータエンジニアリングを通じて

広報:エンジニア目線で今回のプロジェクトの面白さはどんなところにありました?
大政:今回のプロジェクトは、就活生がどういう企業にどう選考に進んだかという選考状況のデータと企業の従業員・元従業員のクチコミをかけあわせて分析するデータ分析のプロジェクトでもありました。ユーザーのリアルな体験に着目しながら、蓄積されたデータを活用しソリューションを提供する手法は、リブセンスが推進するリアルデータエンジニアリングという課題解決のプロセスでもあります。今回はデッドが決まっていたので、制約が多く技術的に我慢した部分もたくさんありますが、逆にそれで良かった点もあります。例えば、こういうデータ分析のプロジェクトは、どうしても複雑なアルゴリズムを組みたくなってしまうものなんですが、今回の場合、分析モデルはごくシンプルに済ませて本当に必要なデータの収集に力を注ぎ、正しいデータ分析のアプローチができたと思っています。その結果、レコメンドのクリック率は30%になっています。
広報:一般的には何%くらいなのですか?
大政:10%です。
広報:3倍!!??
大政:もちろんデータ分析の精度だけではなく、デザインの良さもあると思います。相乗効果ですね。
広報:これからやりたいことはありますか?
久米:ユーザーの声を聞いてみたいですね。
大政:今回の機能をより多くのユーザーに使ってもらってユーザーヒアリングをして、定性的なフィードバックを元にさらに改善してプロダクトの精度をあげてきたいです。他にもやりたいことはたくさんあって、スペックや条件だけではなくもっと個人の価値観を重視して就活生と企業のマッチングを実現していきたいし、そもそも会社選びの前に、就活生にとって「自分に合う業種・職種」の解を提供できるようになりたいなと思います。就活会議って、前の代の就活生の知見を次の代の就活生のために活かしていくエコシステムなんですよね。僕らのプロダクトで就活が楽になっているのか、就活を変えられているのか、ユーザーと向き合いながら開発を進めていきたいです。

就活会議を「就活のエコシステム」と捉える大政さん。落ち着いた口調ながらも「本気で就活を変える」という意志と迫力を感じました。久米さんは、徹底的にユーザーの視点に立ち「本質的な価値を提供できているか」を真摯に追求している姿勢が印象的でした。新卒一括採用という日本固有の慣習から生じた「就活」の課題に真正面から向き合い、自分たちのプロダクトを通じて解決しようとする姿は、リブセンスならではと感じました。

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2018/03/13

村上太一×谷村琢也対談 「リブセンスが掲げるリアルデータエンジニアリングとは」

こんにちは。リブセンス広報です。

今回は代表の村上とデータ分析部門を統括する谷村の対談。リブセンスが新たに提唱する「リアルデータエンジニアリング」について語り合ってもらいました。

「リアルデータエンジニアリング」とは何を意味するのか。そこに注力する背景は。

村上:
まず「リアルデータエンジニアリング」の定義について話しましょう。「リアルデータ」のリアルが意味するのは、リアルタイムではなく、「現実」の意味でのリアルです。人間は物理空間で生活しているので、より現実に近いデータをいかに取得するかが本質的な価値に繋がると考えています。

谷村:
現在、Web上に存在しているデータと実世界に存在しているデータではまだまだ差分が大きいと思っています。リブセンスは社会課題を解決していく会社です。社会課題の解決を考えた時に、この差分を埋めることが解決の手段である場合が今後増えてくると考えているんです。Web上で簡単に手に入るデータで解決出来ることであれば、誰かが既に解決していることかもしれません。また個人的には、リブセンスだからこそ出来る課題解決に挑戦したいという想いもあります。「リアルデータエンジニアリング」は、我々の課題解決のプロセスを表現した言葉だと理解しています。

村上:
背景には、オンラインデータ、特にアクセスログだけに閉じたところだけでサービス開発を進めてしまうことへの危機感もありました。今日のネット産業では短絡的なコンバージョンばかり追い続けて局所最適を進めてしまい、結果としてユーザーが求めるサービスとの乖離が進んでしまっているケースも見受けられます。改めてリアルデータエンジニアリングという言葉を打ち出したのは、リブセンスがユーザー価値に真剣に向き合っていく意思を示したかったというのもあります。

谷村:
「リアルデータエンジニアリング」という言葉は今回初めて作りましたが、実際はこれまでやってきたことを改めて言葉にした形ですよね。マッハバイトでは、アルバイトの求人情報と応募機能しかなかったWebの世界で、私たちは10年前から応募後の情報、採用データを取得してマッチングの精度をあげてきましたし、IESHILはまさにデータが価値になっているサービスです。改めて自分たちのやってきたことを言語化し、進む先を明らかにしたということでしょうか。

村上:
そうですね、整理し言語化したことでより明確になりました。

「データ」を活かすために必要になることは。

村上:
差別化のためのデータの重要性はどこも認識していることだと思います。ただその中でどう実行し、どう勝っていくか。私はインターフェースにもこだわりたいと思っています。

谷村:
データ取得のためのインターフェースということですか。

村上:
はい、GoogleやFacebookの素晴らしいところは、何と言ってもインターフェイス。シンプルで使いやすいインターフェイスは、データを取得してアルゴリズムを回す前提で設計されています。インターフェースはインとアウト、つまりデータ取得と価値提供の両面を同時に実現する必要があると考えていますが、GoogleやFacebookといったサービスはそれをコンセプトレベルから徹底的に作り込んでいます。

谷村:
プロダクトのコンセプトの中にデータの流れまでが組み込まれていないとそこまでは到達できないですよね。

村上:
その通りだと思います。特にリアルなデータほど簡単には取得できないわけですから、ここは重視したいポイントです。

「リアルデータエンジニアリング」によりサービスはどう変わるか。

村上:
ユーザーの未来を予測し、より本質的なユーザー価値が提供できるようになると思います。例えば求人サイトであれば、普通はユーザーが入力した希望条件だけで案件を表示します。でもそこで過去の合否情報などのリアルデータを使えば、応募に対する合格率を算出して確度の高い順に求人情報を並べたりもできる。

谷村:
ユーザーに気に入ってもらって利用が増えれば、よりデータも溜まるようになりますので、合格率の精度も上げていくことが出来ますね。

村上:
就活生が100社受けても落ち続けるなんてことも耳にしますが、本来おかしいですよね。本来提供されるべき情報が提供出来ていないことによってマッチングが機能していないんです。受かる・受からないはもちろん、入社後のマッチ度や満足度といった先の世界もデータ化することで、ユーザーの満足度は格段に上がり世の中が最適化されると思います。

谷村:
就活会議はまだデータを収集することに注力しているフェーズだと思いますが、そういった機能も徐々にリリースされていますね。

村上:
楽しみですね。就活はまだまだ問題が多い市場の一つ。リブセンスの手でこれを大きく変えていきたい。もっと幸せな就活は必ず実現できるはずです。

谷村:
同感です。これを成し遂げるためには、後付けではなく、ユーザーに合わせた情報提供をするという思想ありきでプロダクトを設計することが大事だと思っています。ユーザー像にしっかり向き合い、ユーザーに適した情報を見極めることが鍵になりますね。

リブセンスにはデータ活用を支える基盤があります。

谷村:
4年ほど前から、データ収集基盤LIVESENSE Analyticsの開発を進めてきました。ウェブ上のアクセスログだけでなく、求人応募の合否データなども含めて一箇所に集めて分析ができるようにしています。

村上:
この基盤はかなり社内に浸透してきましたね。

谷村:
特徴的なのはエンジニアに限らずプロダクトマネージャーや事業部長なども、この基盤を使いこなしていることですね。当社くらいの企業規模でこれだけのメンバーが分析基盤を活用しているのは珍しいんじゃないかと思います。
村上:今では営業メンバーも日々活用しているようです。手前味噌ですが、本当にすばらしいものを作ってくれました。さらに機械学習のプラットフォーム化も進んでいますね。

谷村:
はい、昨年新たに作ったLIVESENSE Brainは、データの活用に焦点を当てて機械学習を実装するための基盤です。レコメンドや予測モデルを基盤上に乗せようとしています。各サービスのエンジニアと連携し、一緒にものづくりを進めています。

村上:
LIVESENSE Brainもこれから成果が上がってきますね。

谷村:
はい。リアルデータエンジニアリングの分脈にもあるように、データと技術を組み合わせて解決すべき課題が増えてきていると感じています。これまでだとアクセスログが機械学習のインプットの中心でしたが、これからはさらに幅を広げていくことが出来ると思います。
村上:事業部との連携も強化し、改めて全社一丸となって取り組んでいきましょう。

今後の具体的な取組みは

村上:
各メディアで動いていると思いますが、例えば転職会議であればユーザーと企業のマッチングを意識したサービス設計に取組んでいますよね。

谷村:
はい、これまでは「どの企業のページを見たか」という行動データをもとにレコメンドしていたんですが、今後はユーザーの属性や志向性に合わせてレコメンドしてくように検討しています。

村上:
半年、一年以内には実装していきたいですね。その過程で一番難しいことは何でしょう?

谷村:
短期的には、どのようなUXとして提供できるかというところかと思います。もちろんアルゴリズム面でも難しさはあります。中長期ではデータを広げていく必要があるので、「いかに有効なデータを収集できるか」が鍵になるんじゃないでしょうか。

村上:
究極的にはユーザーに意図的に「入力してもらう」という行動を無くしていきたいですよね。体重計のように、自然とパーソナルデータを預ける仕組みを設計していきたい。例えば、マッハバイトで採用情報を取ることが出来ているのは採用課金という仕組みがあったことが大きいです。採用課金であることで、企業側では支払いのためのプロセスとして認識していただいてますし、ユーザーはお祝い金受け取りのためのプロセスとして自然と行動していただいています。必ずしも課金だけが答えではないと思いますが、何らかの仕組みは作っていきたいと思います

谷村:
先ほどの話にもありましたが、後づけで考えても難しいのでサービスのコンセプトと一緒に作り込んでいく必要がありますよね。プロダクト開発の能力とデータ活用の能力という会社の総合力を問われるところですね。とても重要であり難易度も高い所です。

村上:
そうですね。ビジネスモデル、サービスモデル、収益モデル、データ収集モデルの総合プロデュース力が大事ですね。

最後に、これからやりたいことは。

村上:
ウェブサービスの提供方法や領域は変わっていくかも知れませんが、やはりIT企業として勝ち続けたいですね。「人にとって幸せとは」「良い人生とは」という思想を追求し続けていきたい。

谷村:
その実現を担うことになるのがリアルデータエンジニアリングですね。

村上:はい。本当に良いサービスを作るために、引き続きがんばりましょう。

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2018/02/23

Hour of Code 宮崎に見るプログラミング教育への期待の高まり

こんにちは。リブセンスCSR担当です。

リブセンスは「幸せから生まれる幸せ」を経営理念に掲げ、事業を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。そのカルチャーとフィロソフィーはPL(損益計算書)やBS(貸借対照表)の背後に存在する非財務的な企業資産であり、事業を離れたところでもひとりひとりの行動に影響を与えています。そのひとつがCSRをはじめとする社会貢献活動への積極的なコミットメントです。

今回は2017年12月に宮崎市で開催した小学生向けプログラミングワークショップ「Hour of Code」と、その裏で汗を流したメンバーのエピソードをご紹介したいと思います。

ワークショップの中心を担ったエンジニアの大政。社内の人望も厚い。

東京の「あたりまえ」は地方の「あたりまえ」ではない

Hour of Codeは世界180 カ国以上、4 億5,000 万人の子どもたちが体験してきたプログラミングワークショップで、日本では「みんなのコード」が推進しています。リブセンスの創業メンバーの一人で、個人としてNPOなどの社会貢献団体の支援に取り組む桂から、「利根川さん(みんなのコード代表)を紹介するので話を聞いてフラットに判断して欲しい」と告げられたのが2017年の初秋でした。プログラミング教育は自社アセットをいかして取り組みやすい領域のひとつではあるものの、都内近郊では2020年の小学校必修化を背景にすでに学習塾や無料ワークショップがいくつも開設されており、リブセンスがCSRとして取り組む必然性にはやや疑問がありました。
ただ、そうした東京の「あたりまえ」は地方の「あたりまえ」ではありません。利根川さんと役員を含めたディスカッションを経て「やるならば地方=操業拠点のある宮崎で」との方向性が固まり、宮崎オフィス代表と宮崎市役所の方々の強い支持を得て、宮崎でのワークショップ開催へと動き出すことになりました。

ワークショップ当日の様子。ロボットゲーム(※「命令」に従って身体を動かしプログラミングのイメージをつかむゲーム)でウォーミングアップ。

時間を忘れてブロックプログラミングに没頭する子どもたち。

独自コンテンツ「花火」は一期一会のインタラクティブアート

子ども向けプログラミングワークショップは初めての取り組みではあるものの、みんなのコードに豊富な知見があること、社内に優秀なエンジニアがいることから、充実した内容にできる見立てはありました。ただ、やるからにはリブセンスならではの価値を届けたい。「楽しい」以上の参加者の感情を揺さぶりたい。そんな思いから、ワークショップの核となるコンテンツとしてエンジニアの大政が開発したのが「花火」のプログラムでした。

「花火」のライブパフォーマンス。

「花火」は、モニター上の任意の位置にポインターを置きマウスをクリックすると花火が打ち上がるシンプルで美しいプログラムです。初めはだれもが目の前のモニターにかじりついて花火をいかに多く打ち上げるかに夢中になりますが、ふと前を見ると実はその場にいる全員の花火がスクリーンに映っています。そして、コードを書き換えていくと、次々に花火の色や大きさ・上がるスピードなどが変化していくという仕掛けです。プロフェッショナルなエンジニアのコーディング技術やスピード感、プログラミングの動的なダイナミズムを感覚的に伝える優れたライブパフォーマンスであると同時に、参加者全員で作り上げる一期一会のインタラクティブアートでもありました。

アンケート結果が示すプログラミング教育への期待

12月9日と10日の2日間で90分×計4回のワークショップを開催し、のべ約80名の小学生が参加しました。アンケート結果によると、子どもの満足度はほぼ100%。また興味深かったのは、プログラミング教育に対する保護者の関心の高さです。参加した保護者の95%がプログラミング教育の必修化にポジティブな回答をしており、特に論理的思考力を育むという点でその有用性に期待を寄せているようでした。2020年の必修化を前に、実際に教鞭を執ることになる先生方へのサポートも重要になってくるだろうという印象を強く持ちました。社内リソースは限られているものの、行政や教育委員会の方々と連携できる部分があれば進んで取り組んで行きたいと考えています。また、今回、キャンセル待ちで参加の叶わなかった40名近くの子どもたちがいましたが、今後もより多くの子どもたちにワークショップを届けていきたいです。

【子どもアンケート】
  

【保護者アンケート】

ワークショップを終えて

ワークショップの当日運営に関わったメンバーは合計で8名。東京本社から4名・宮崎から4名で、大政も含め全員がほぼボランティアとしての参加でした。「花火」のプログラムも通常業務を終えた後、大政が時間を見つけて開発したものです。ベンチャーの一員として事業成長を最優先に考え、自分自身の仕事にコミットしながら、自由時間を社会貢献に充てようとする姿勢はリブセンスの社員に多く見られるマインドでもあります。タイミングが合えば自分も手伝いたかった、というメンバーが他にも何人もいました。

CSRとして、今回のプログラミングワークショップはSDGs「質の高い教育をみんなに」へのコミットメントであり、教育機会の地域格差解消に向けた試験的な取り組みの第一歩でした。プログラミング教育の核は「プログラミング的思考」であり、IoTがあたりまえの世界を生き抜く上での武器を身につけること。あたりまえを発明し、世の中の課題を解決していける次世代をエンパワーメントすることで、リブセンスの掲げる「幸せから生まれる幸せ」をこれからも広めていきたいです。

と、綺麗事を言うのは簡単ですが、ワークショップの準備や当日の運営の緊張から、CSR担当は終了後ゾンビのような抜け殻になってしまいました。ワークショップを楽しんだか?と問われたら、子どもたちや保護者の反応(=イベントの成功)ばかりが気がかりで、それどころではありませんでした。まして講師としてコンテンツの準備から当日のファシリテーション、デモの全てを引き受けてくれた大政は…。大変な役をお願いしてしまった引け目を感じながら、帰路の飛行機を待つ間、宮崎空港で恐る恐るワークショップは楽しかったかと尋ねてみました。

「楽しかったよ」

よどみない声で答えた大政。自分が好きなプログラミングを子どもたちが楽しいと言い、一生懸命取り組んでくれたことが嬉しかったとのこと。その清々しさに心が洗われる思いがしました。プログラミングのスキルや知識はだれでも伝えられるかもしれないけれど、それを「好き」になるための情熱や想いは、本当にプロフェッショナルなエンジニアにしか伝えられないかもしれないと思いました。

CSRトピック一覧

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2018/01/30

アルバイトから正社員へ転向しMVP獲得。リブセンスドリームを叶えたマーケター。

こんにちは。リブセンス広報です。
今月インタビューしたのは、先月行われた2017年下期の表彰式「Livesense Award」でMVPを獲得したキャリア事業部 転職ナビユニットマーケティングチームの大谷崇介さん。転職ナビでの広告運用改善実績や、新人に対する熱い指導の姿勢を評価されて見事MVPに輝きました。音楽活動との両立など、幅広いお話を伺いました。

キャリア事業部の大谷さん

2017年下半期MVP獲得!

広報:
2017年下期MVPの受賞おめでとうございます!率直な感想をお聞かせください。

大谷:
本当に嬉しいです。これはまさに「リブセンスドリーム」だと思います。アルバイトで入社した私が、3年でMVPをいただけたことは、本当に嬉しく驚きもいっぱいです。入社当時は26歳。音楽活動をしていたのですが、自宅から渋谷の音楽スタジオに通う交通費の捻出にも困るほど生活に困窮していました。当時、プログラミングスキルの習得がブームだったので、渋谷に近くてプログラミングが学べる企業を探していた時にリブセンスの求人に出会ったんです。面接の雰囲気もとても良く、ぜひ働きたいと思いました。もちろん、その求人を見つけたサイトはジョブセンス(現在のマッハバイト)です。

広報:
改めて振り返って、ご自身ではどんなところを評価されたと考えられますか?

大谷:
楽しみながら努力し続けて来たことが少しずつ成果となり評価いただいたのかなと思っています。実績を上げるために必要なことは、「どれだけ質の高いPDCAを回せるか」です。それに気づいてからは、どんどん自分自身の成長もメディアの成長も感じられましたしアウトプットが安定してきました。とにかくトライ&エラーを繰り返し少しずつ結果に結びつきました。マネジメントでは、「本人に最も適した業務を与えられるか」が大事だと思っています。1on1をとても大事にしていて、何が好きなのか、何にやりがいを感じるのかをヒアリングしたうえで、どの業務なら最大限のアウトプットを出せるかを考えて重要な仕事を振り分けています。よく部下には与える裁量が大きいと言われます(笑)本人もメディアもスピード感を持って成長させたいので、信頼して任せています。

広報:
そうだったんですね!授賞式では上司である内田さんから感動のお手紙がありましたが、納会後、どんなお話をされましたか?

大谷:
内田さんから、「賞金で嫁にうまいものを食わせてやりなさい」と言われました(笑)
内田さんとは、入社半年後に配属された転職ナビで当時グループリーダーをされていたことがご一緒した最初でした。また最近ご一緒させていただくことになり、本当にお世話になっています。あのサプライズの手紙は本当に驚きましたし嬉しかったですね。

広報:
内田さんかっこいい!!MVP受賞までの道のりは苦労もあったと思いますがいかがですか?

大谷:
転職ナビの場合、KPIを達成するのに1件あたりの求人採用率が低い事に苦労しました。これをクリアするために、「偶然性をどれだけ排除するのか」について考えました。例えば、1名の採用に対し1名の応募で採用された場合と10名の応募に対して10名応募があっても1名も採用されない場合に、どれだけ偶然性が関係しているのかという分析です。現在「ベイズの定理(条件付き確率に関して成り立つ定理)」をもとに物事の収束予測を立ててアプローチすることで、解消方法を検討しています。達成プロセスは難しいですが、面白いですね。

広報:
改めて入社から今までを振り返っていかがですか?

大谷:
私が興味を持った事は、何でもやらせてもらえた環境に感謝しています。そのおかげで様々なスキルを身につけることができました。入社当初はエンジニアリングに興味がありRubyを学び、その後分析業務に携わりSQLを毎日書いたおかげで日本語と同じように書けるようになりました。その後、WEBアプリケーション、SEOなど様々な業務を経験できました。リブセンスは手を挙げれば実践させてくれる懐があると実感しています。私は”Made in Livesense”でリブセンスで学んだスキルが血となり肉となりました。

広報:
本当に様々な業務を経験されたのですね。それでは、現在のお仕事内容について教えてください。また大谷さんにとってマーケティングのお仕事とは?

大谷:
現在転職会議と転職ナビの2つのサービスを担当しています。転職ナビは、ROI(Return On Investment)を高めるために、集客だけにとどまらず、営業を含めて包括的に戦略を立てて売上を伸ばしていく取組みをしています。また転職会議で注力しているのはブランディングです。クチコミ付き求人サイトというアセットをしっかり世の中に伝えていくことが使命です。中長期的な視点で転職会議というサービスの認知拡大を図り、しっかりと集客と収益にこだわって結果を出していきたいです。

広報:
これから取り組もうとしていることを教えてください!

大谷:
転職ナビは、ズバリ売上を2倍にすることです。そして転職会議は、YouTube動画広告の「TrueView」で純粋想起率を上げることです。マスメディアのCMはかなり投資が必要ですが、同じGRPを実現できるのであればWEB広告の方が費用対効果があるのでは無いかと考えています。新しい取組みなので、どれだけ成果が上げられるのか楽しみです。

「Connecting The Dots」点と点をつなぐ。

広報:
さて、大谷さんは編曲家との二足のわらじを履いていらっしゃいますが、音楽活動との両立について教えてください。

大谷:
私は双方の活動を両立することでより自分自身への理解を深めることができています。よくマーケティングと編曲はリンクするのかと聞かれますが、とても関係してきます。
自分への理解を深める目的は、どうすれば自分のコンディションを高く保てるか、どうすればパフォーマンスを上げられるかを知るためです。例えばビジネスで重要なことは成功か失敗かではなくその過程であると学んだおかげで、音楽でもコンペの結果だけでなく過去と比べてどう良くなったかを大切にすることで、良い音楽が生まれるようになりました。メリハリをつけて双方の活動をすることで、良い影響を与え合っています。


広報:
大谷さんが人生で大切にしている考え方があれば教えてください。

大谷:
スティーブ・ジョブズのスピーチにあった「Connecting The Dots」です。自分が興味のあることをやっていけば後に点が線になっていくという考えです。エンジニアリングとマーケティングも異業種のようですが、その時興味のある業務に取組みそれぞれが結びつくことで、よりビジネスへの考えを深めることができます。
また私の好きな本に、「マネーボール」があります。オークランド・アスレチックスが野球に統計学を持ち込むセイバーメトリクスという手法により、市場で評価されていない良い選手を資金力の差という不公平を乗り越えて獲得し、全球団最高の勝率を記録したものです。球団をROIで考える視点はとても興味深かったですし、ビジネスにも通じるので、常に自分が興味を持つ分野に飛び込み、新しい視点で物事を考えることを大切にしています。

広報:
最後に、改めて今のお気持ちを聞かせてください!

大谷:
リブセンスでの仕事を通して、自分らしい生き方ができるようになりました。それは、経済的に安定したことで将来への不安が無くなり、精神的に安定したことも大きな理由です。以前は音楽活動においても他人と比較しがちだったのですが、比較しなくなり心に余裕ができたので、好きな音楽を楽しめるようになりました。人生に対して一生懸命になり、今をどれだけ大切にできるかを意識して、これからも頑張っていきたいです!

大谷さんはとても仕事に真摯に向き合っていて、心から楽しんでいることが伝わりました。
豪快なでピュアな笑顔に温かい人柄が表れています!
大谷さん、ありがとうございました!

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