11月1日に、福島県の尚志高等学校の1年生4名が、はるばるリブセンスに職場見学に来てくれました。
彼らの目的は、実際に企業を訪問し、社会に出て働くことがどういうことなのかを知り、職業や仕事について見聞を広めて自分と社会とのつながりを学び、今後進路を検討する際に主体的な選択ができるようになることです。
当社としても、CSRの重点領域のひとつ「次世代イノベーター支援」の一環として、就労経験のない若者が自身のキャリアについて考えるきっかけになればと思い実施しました。
今回の職場見学は2時間と比較的短時間だったので、取締役の中里さんと学生のみなさんで「はたらく」ということについての対話、また社内見学ツアーを行ないました。
対話の中で、みなさんに「今どんな職業や仕事に興味を持っているのか」尋ねてみると、ご家族の仕事であったり、自分がサービスを受けて感動した経験がある職業であることが多い印象を受けました。考えてみれば当たり前のことですが、知っている・理解できる物事の中から人は選択をするものです。
将来自分にとってより良い進路を選択するためには、迷って選べるだけの選択肢があったほうが自分の可能性を広げられると思います。そして、選択肢を増やすためには、その候補となる進路(仕事や職業、業界)の存在を知ることが最初の一歩になります。
ですので、職業体験等で今まで知らなかった会社を知り、訪問して、直接話を聞いたり、自分の目で現場を見る体験は、進路の可能性を広げるうえでも、とても重要なことだと改めて感じました。
「はたらく」ことについてみんなで考えた後は、社内見学ツアーを実施しました。
会議室を出て、社員や来客のお客様が行き交うオープンスペース・コラボレーションラウンジを歩きながらこの空間をつくった意図を紹介したり、執務スペースでリブセンス社員が働くリアルな現場を見ていただいたりしました。
当社のようなIT企業の場合、基本的に全職種がPC上で仕事をするため、傍から見たら誰が何の職種で、今どんな仕事をしているのかがものすごく分かりづらいのが正直なところです。しかし、4名とも企業のオフィスを見学すること自体が初めてだったそうで、若干緊張した面持ちながら興味を持って見学してくれている様子に、実施してみて良かったなと思いました。
たった2時間。されど2時間。
今回リブセンスに来て見聞きしたことや感じたこと、考えたことが、今後彼らが進路を選択する上で何かしらの役に立つことがあれば嬉しく思います。