07/19

リブセンスで働くママたち~ベンチャー企業で女性が“あたりまえ”に長く働くためには?!~

こんにちは。リブセンス広報担当です。

リブセンスのようなベンチャー企業の場合、産休・育休をとって復帰するのは難しいのではないか?ハードワークで女性が長く働くのは難しいのではないか?そんな疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
今回は、実際に産休・育休をとって復帰した、部署も職種も異なる4人のメンバーが、どのように活躍しているのかインタビューしました。

左から、「転職ドラフト」プロジェクトの松栄、「就活会議」事業推進グループの福澤、不動産ユニット・ビジネス推進グループの木下、経営推進部・財務経理グループの稲田

左から、「転職ドラフト」プロジェクトの松栄、「就活会議」事業推進グループの福澤、不動産ユニット・ビジネス推進グループの木下、経営推進部・財務経理グループの稲田

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リブセンスに入社したきっかけは?

福澤(カスタマーサポート担当):
私は、前職では留学エージェントに勤めていて、学生さんたちの留学のサポートをしていました。15人程の限られた人数の会社だったこともあり結構忙しくて、長く働くのは難しい環境だなと思い転職を考えました。いくつかの会社を受けたのですが、リブセンスの面接で、当時の採用担当から“立場や年齢に関係なく意見を言い合えること”“論理的な思考のメンバーが多いこと”などを聞き、風通しの良さや納得感を持って働けそうな印象を受けました。その後の面接で誰に会ってもその印象は変わらず、誠実な人が多かったこと、そして直属の上司になる方と話して「この人の下で働きたい!」と思い、2012年7月に入社しました。当時、まだ産休・育休の取得実績はなかったのですが、リブセンスなら何とかなるんじゃないかと思って(笑)

松栄(事業企画・Webディレクション担当):
私は、人材サービス会社でWebに関わる仕事を経験後、違う職種へ移ったのですが、離れてみてやっぱりWebサービスが好きだ、戻りたい!と思い、会社探しをしていました。実は、当時Web関連の専門スキルは他の方々と比べてそれほど高くないと自覚していたのですが、いくつかの会社を受ける中で、リブセンスが最も私のポテンシャルを買ってくれたんです。そして、2011年10月に事業企画として入社しました。

木下(営業・営業事務担当):
私の場合、前職でベトナムに赴任していて、帰国を機に転職を考えていました。リブセンスの面接を受けてみて、私も風通しの良いフランクな印象を受けましたし、会う人会う人とても良い方だったんですよね。「幸せから生まれる幸せ」という経営理念にも共感でき、村上さんも同い年で親近感が湧きました。前職でも営業をやっていたのですが、導入効果が見えにくいサービスを扱っていて、お客様への説明がしづらかったんです。でも、リブセンスのサービスは成功報酬型で、お客様のメリットが明確に伝えられます。色々なプラス要素が決め手になり、2012年4月にdoor賃貸の営業職として入社しました。

稲田(経理担当):
私も前職では、BtoBサービスの営業をやっていたんですが、直接そのサービスを使っている方の反応が見えるBtoCの会社へ行きたいという思いがありました。加えて、経理の仕事に興味があり、実はずっと異動希望を出していたのですがなかなか機会を得られず、転職を考えていました。その頃、ちょうどリブセンスが上場したことをヤフーニュースで知り、面白そうな会社だなと思っていたところ、経理担当の募集があったんです。“とにかく若い!”というイメージを持っていたのですが、面接に出てこられた当時の管理部門の取締役や経理財務部長は経験豊富な大人で(笑)安心感もありましたし、未経験でも育てるから大丈夫と言って頂けたので、2012年4月に入社しました。

 

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福澤さんからもありましたが、当時、まだリブセンスには産休・育休の取得実績がなかったですし、正直、制度面も他社と比べて充実しているとは言えませんでした。稲田さんが第一号として取得することになったのをきっかけに、制度整備が一気に進んで本当に良かったなと思っています。
ちなみに、産休・育休から復帰したら、居場所がなかったとか、部署を変えられたとか、巷でよく耳にしますが、仕事は変わってないですよね?

福澤:
変わっていないです。産休前も後も、ジョブセンスリンクのカスタマーサポートですね。今は、体制変更等があり、昨年立ち上がった新卒就活サポートサービス「就活会議」のサポートをしています。新サービスだけあって、以前よりも仕事の幅が広がったような気がします。

松栄:
産休・育休前後ともに、新サービスの立ち上げに変わりはないのですが・・・以前手掛けていたサービスが休んでいる間に様々な事情で閉鎖することになって(苦笑)復帰後は、ITエンジニア向け転職サイト「転職ドラフト」のWebディレクターをしています。私も、以前に比べて仕事の幅は大きく広がっています。裁量は大きくなり、責任も重たくなりました。

木下:
私の場合、勤務形態を週3日のアルバイトに変更したのと、事業体制の変更もあって、外周りをする営業というよりは、社内での営業サポート業務をメインに行っています。休み前もサポート業務自体は行っていたので、大きな変更ではないですね。

稲田:
私も、変わっていないです。経理担当として、月次決算の締めなどを行っています。

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ここで、リブセンスで働くママたちのとある1日をご紹介します。

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やっぱり皆さん朝が早いですね。また、それぞれご家庭の事情に合わせて勤務時間が異なります。
それでも、フルタイムの通常勤務時と仕事が変わっていないということは、色んな工夫や気遣いをしていると思うんですよね。以前と比べて、どんな変化がありましたか?

福澤:
時間の使い方が大きく変わりました。
カスタマーサポートチームには、アルバイトスタッフの方々が多数活躍しているのですが、以前は、日中、スタッフさんたちからのエスカレーションや相談に追われ、メンバーが帰ってから自分の業務をこなしていました。しかし、復帰後は、スタッフさんたちと私の退社時間が同じになり、以前のやり方では回らなくなりました。自分の業務効率を上げるだけでは到底終わらない。そこで、アルバイトリーダーを育てることにより、エスカレーションや相談業務をお任せするようにしたんです。そうすることで、自分が会議などで席を外してしまっても常にエスカレーション対応が可能になるだけでなく、任されたメンバーも頑張ってくれて、自分も助かって、というように全てが上手くまわるようになりました。もちろん初めは、方向性にズレが生じないよう毎日フィードバックの時間をとったり、心配な部分をすぐにサポートできるよう近くの席に座ったり、育成のための時間は必要でした。でも、それ以上にチーム全体に良い影響が出て、人を育てることの大切さを知ることができました。

松栄:
集中と選択を意識するようになったと思います。
先程お話したとおり、復帰後の方が仕事の幅が広がり責任も重たくなりました。プロジェクトの企画立案、スケジュール管理、業務指示・確認など、主に自分発信でモノを作りながら全体を把握して、判断、推進していく、という立場になったんです。幸い新規事業の立ち上げが2回目なので、前回の経験を踏まえ、これは絶対に外せない、これは未だ対応しなくても大丈夫、というように、今やるべきことを取捨選択するようになりました。また、メンバーと先に方向性を握って、任せる部分は大々的に任せる、という動き方に変わりました。そのほか、必要に応じて打ち合わせを設定するのではなく、毎日あらかじめ決まった時間に打ち合わせを設定しておくことで、会議も作業もともに効率を上げられるようにしています。日々、新しいことを学びながらキャリアアップできている感じがしているんですよ。

木下:
以前は私、“定時で帰るなんて信じられない!”と思っていたんです。しかし、自分自身が勤務時間を限定して働く立場となりました。どう頑張っても、自分にできることには限界があります。できる限りやって、できなかった部分は、チームのみんなに協力を得る。その分、迷惑をかけないようにきちんと引き継ぎをする。1番変わったのは、働き方に対する自分の考え方かもしれませんね。

稲田:
私は、チームのメンバーと密にコミュニケーションを取るようになったと思います。
経理チームの仕事は、2~3人で作業を分担しながら進めています。このため、情報をシェアしておかないと、作業の重複や二度手間が発生してしまうんです。私は、1時間早く出社し3時間早く出社する勤務形態なので、その分コミュニケーションを大切にするようになりました。また、業務そのものの効率化を進めるため、アウトソーシングの使い方を見直すなど、業務フローの改善にも着手しています。

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広報:
復帰されるに当たって、大変だったことや障壁となったこと、心配だったことはありますか?

福澤:
出産後、とにかく睡眠不足が続いたので、本当に復帰できるのか心配でした。特に私の場合、産休のみで育休を取らなかったので、仕事ができる体調に戻せるか、予定通り戻れなかったら迷惑をかけてしまう、と思って。そういう意味で、少し余裕を持って育休を取ることをオススメします(笑)

松栄:
保育園問題です。無認可保育園に一度入れて、ようやく今年4月から認証保育園に入れました。慣らし保育が終わったら復帰する予定だったのですが、保育園に行き始めると、とにかく病気をもらってくるんですよ。私自身も睡眠不足で体力が落ちているので、看病しているうちに病気がうつってしまう。全く想定どおりに行かなかったですね。

木下:
私は、週5日勤務で復帰するか、辞めるか、2つの選択肢しかないと思っていたので、ずいぶん悩みました。家族会議で喧嘩もしつつ、毎日悩んで悩んで。そして、人事担当や上司と相談して、週3日のアルバイト勤務という選択肢を作って頂き、復帰することを決めました。

稲田:
私の場合、月に1度、上司から近況報告や励まし、アドバイス等の連絡を頂いていたので、心配することなく復帰できたと思います。出産や育児に理解がある上司で、本当にありがたかったですし、恩返しの意味でも早く復帰しようと思って。そのためにも、子供に食べさせるもの、自分が食べるものにはとにかく気を使い、体調管理を心がけました。

 

広報:
最後に、ベンチャー企業で女性が活躍し続けるために必要だと思うことを教えて下さい。

メンバー:
(4人そろって)「理解のあるパートナーを見つけること!」(笑)元も子もないかもしれませんが、最重要ポイントですね!

松栄:
ベンチャーで女性が働こうと思ったら、“こういう働き方がしたい”というのを、自分で会社と交渉しながら道を切り開いていくというマインドが必要かもしれないですね。大変ですが、やりがいはすごくあると思います。

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そうですね。大企業よりも自由度が高い分、かえって臨機応変に対応してもらえるというのが、ベンチャーの良さかもしれません。

みなさん、ありがとうございました。

 

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06/21

震災ボランティアを経て日本へ。先端技術で転職会議の未来を拓くエンジニア

こんにちは。リブセンス広報担当です。

リブセンスでは、まだ少ないですが外国籍のメンバーも活躍しています。今回は、Analyticsグループで、転職クチコミサイト「転職会議」正社員転職サイト「ジョブセンスリンク」を担当するホアン・ナバーロ(アルゼンチン出身)にインタビューします。

Analyticsグループのホアン・ナバーロ

Analyticsグループのホアン・ナバーロ

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ホアンさんがリブセンスを知ったきっかけは何ですか?

ホアン:
私は、転職する際に「自分のスキルを活かせること」「仕事を通じて成長できること」「社会に貢献できること」を基準に企業を探していました。転職は、誰でも不安ですし、どんなに自分がやりたいことと求人票に記載された仕事内容が一致していても、社内の様子や雰囲気といった職場環境が自分に合っているかどうかまでは分かりません。特に、日本企業というと“朝早くから夜遅くまで働いて、激務で・・・”というイメージがあったので、きちんと調べないと怖い!と思いクチコミサイトで調べることにしました。それが、転職クチコミサイト「転職会議」だったのです。

初めは、「転職会議」をリブセンスが運営しているとは知らずに使っていました。日本企業で働いているたくさんの方々のクチコミを見ていて、入社前のイメージと現実とのギャップに悩んでいる人が多いことに気づき、このサービスは、そんな辛い思いをしてしまう人を減らすのに役立つと感じました。そんな時、「転職会議」を運営しているリブセンスが人材募集をしているのを知ったのです。

広報:
数ある日本企業の中で、リブセンスに入社を決めた理由は何ですか?

ホアン:
私の場合、普通の堅い面接ではなく、初めにカジュアル面談というかたちで、転職会議メディアグループリーダーの島川さんと会いました。面談では、“この技術すごいよね!”“この技術を使ったら、もっとこんなことができるようになるよね!”というような最新技術の話で盛り上がって、1時間の予定だったのに、気付いたら2~3時間経っていました(笑)その後、「Tech Night」というエンジニア向け社内イベントに参加し、他のメンバーとも話してみて“ここなら大丈夫!”と感じました。

私は、大学で数学と形式論理学等を中心としたコンピューターサイエンスを、大学院修士課程で主に人工知能や自然言語処理を研究していました。リブセンスなら、自分がこれまで学んできた技術・スキルを活かせるし、社会に貢献できる。そして、このメンバーとなら、新しいことにワクワクしながら一緒に成長できると思い、入社を決めました。

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広報:
実際に入社して、どんな仕事に携わっていますか?

ホアン:
昨年3月に入社してから、Analyticsグループという各事業のデータ解析等を専門に行う部署に所属しています。10名程のメンバーが、リブセンス独自の分析基盤システムの開発やそれを使った分析を始め、事業ごとのさまざまなプロジェクトを担当しています。私は現在2つのプロジェクトに携わっています。

1つは、正社員転職サイト「ジョブセンスリンク」の求人レコメンドエンジンの開発です。ジョブセンスリンクを使う求職者(ユーザー)の方々へ、登録情報や閲覧状況、過去の応募状況などに基づき、それぞれ興味がありそうな求人を紹介するアルゴリズムを開発。ジョブセンスリンクのサイトやメールマガジンに反映させることで、マッチング精度を向上させる取り組みを行っています。私が入社してからずっと携わっているプロジェクトなのですが、レコメンドの質が上がれば上がるほど、すぐにユーザーの反応にも現れるのでモチベーションになります。実は、このプロジェクトによってマッチング率が上がったんですよ。私の仕事が、ユーザーにも売上にも貢献できたというのは、とっても嬉しかったです。

広報:
もう1つ、入社のきっかけとなった「転職会議」のプロジェクトも担当していますよね?

ホアン:
はい。日本最大の転職クチコミ件数を誇るサイトに携われるというのは、本当に嬉しいですね。転職会議のプロジェクトでは、ユーザーが投稿してくださったフリーテキストのクチコミデータを、自然言語処理技術を使って情報を抽出・解析し企業の特徴がわかるようにしたり、ユーザーが取り上げている話題を自動認識させてサイト表示手法を工夫したりしています。このプロジェクトは、大学の研究者の方にアドバイスをいただきながら進めているプロジェクトで、現在はまだ効果検証の途中なのですが、最先端の技術を使って転職会議をもっともっとすごいサービスにしていきたいです。

入社前、転職会議を1人のユーザーとして使っていた時、これはどのクチコミサイトでも言えることかもしれませんが、本当にユーザーが書いたとおりに掲載されているのかな?企業の都合の良いように加工されていたりしないのかな?と、少し疑問に思っていました。でも、実際に携わってみて、転職会議独自の基準によってチェックはされているものの、ユーザーのクチコミはきちんと掲載されていることを知って、もっと転職会議が好きになりました。私が研究開発した技術によって、苦しい立場で働いている人の助けになったり、データを活かして会社の制度や環境が改善されたり、みんなが自分に合った職場で笑顔になれるといいですね。

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最先端の研究開発を、母国語ではなく日本語で行っています。すごく大変なことだと思うのですが。

ホアン:
そうですね。日本で働いて大変だなと思うのは、言葉と通勤ですね(笑)
元々言語に興味があって、言語そのものの構造やなぜ人間が話せるのかなどについて研究してきました。日本語も、アルゼンチンにいた頃から個人的に勉強していましたし、日本へは3ヶ月くらい観光したり、半年くらいボランティアしたりと、滞在経験もありました。でも、やっぱり日常会話と仕事で使う日本語は違います。特に、プレゼンテーションをする時は、それほど緊張するタイプではないけれど、伝えることの難しさを感じます。リブセンスは、柔軟性のある職場ですが、仕事については結構厳しい職場だと思います。Analytics部門という特性なのかもしれませんが、解析結果を伝える場合など、曖昧な表現で話すと次々質問が飛んできます。それだけ、技術的な部分にみんなこだわりがあるということなのでしょうね。日本に引っ越しして3年。読み書きは大丈夫ですが、まだまだ勉強の日々です。

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ところで、ホアンさんが日本で働こうと思ったきっかけは?

ホアン:
日本に来たのは、運命です!10年ほど前から日本語を勉強し始めて、そうしたら日本人の友人ができて、色んな偶然が重なって。

東日本大震災が起きたとき、日本人の友人が大丈夫かと心配になり、彼らは大丈夫でしたが、縁の深い日本の人たちが被災して大変だということで、ボランティア団体へ連絡をとりました。自分にも何かできるはず。何かできるのであればやるべき。そう思い、大学院での勉強などアルゼンチンでの生活を全て中断して日本に来ました。もちろん、物資を送るという支援方法もありますが、テレビなどで震災の状況を見て、それだけでは解決できないと思ったのです。

当時、多くのボランティアの方々が他者のために何かしたい助けになりたいと集結して、様々な活動をしていました。その中でも私は、被災してしまった人たちの話を聞いたり、仮設住宅へ物資を配布して回ったりする活動をしました。必要とされているのは、痛みや悲しみを誰かが聞くことだと思ったからです。家族も、家も、大切なものを何もかも失って、山奥の仮設住宅で、1人で、辛くて自殺をしてしまった方もいらっしゃいました。孤独やどうしようもない悲しみを、少しでも軽くできるのは、やっぱり人だけだと思うのです。何も関わりのない自分に、いろいろ話して少し楽になればと。印象に残っているのは、仮設住宅へ普通に物資を届けるだけではなく、モバイル・カフェをいう専用の車でカフェサービスを届けた時のことです。カフェという人が交流できる場を作ったことによって、知らない人同士が集まった仮設住宅に会話が生まれました。人と話せるきっかけができたことで、皆さんの表情は少しずつ明るくなっていきました。本当に来てよかったと思いました。

私たちは、普段、自分のまわりの人の貴重さ大切さを意識していないけれど、もっともっと大切にすべきだと思うのです。何が起こるかわからない。この世で生きているのはたった1度だけ。精一杯生きよう、意義深い生き方をしよう。そんな思いがより強くなりました。半年間のボランティアを終えて帰国する時、被災地の人たちが泣いてくれました。私の人生において大きな出来事となりました。

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プライベートでは、最近パパになりましたよね。おめでとうございます!何か心境の変化はありましたか?

ホアン:
ありがとうございます!パパになって、生まれ変わったような気がします。とにかく毎日嬉しくて仕方がない。街で学生さんが歩いていたら、娘もいつかこうなるのだなとか、そういった日常的なことを始め、ものごとに対する考え方や見方が一変しました。今までも夢ややりがいを持って仕事に取り組んできましたが、パパになって、娘に自分の人生をみて尊敬してもらえるようにしたい!と思うようになりました。
あと、この場をかりて、メンバーや会社に御礼を言いたいです。娘が生まれてから3ヶ月間、育児休暇をいただきました。休暇中、妻を支えることもできたし、娘の人生の最初の時間を一緒に過ごすことができました。本当に貴重な宝物です。まわりのメンバーのサポートに心から感謝しています。

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リブセンスの場合、男性社員も結構育児休暇を取っていますよね。娘さんにさらに尊敬してもらえるパパになるために、今後、ホアンさんがチャレンジしていきたいことは?

ホアン:
実は、大学院の博士課程へ行くことにしました。もちろん仕事と勉強と家庭と、両立させるのはチャレンジングなことだと思います。でも、技術は日々進歩していくので、最先端の技術を研究してレベルアップしていかないと、今すごいと思ってもすぐに普通になってしまいます。これまでは、文字列のデータ解析・処理に過ぎませんでしたが、もっと言語的な観点から、文章の構造を理解することで内容も理解できるようになるような研究に取り組んでいきたいです。そして、積極的にサービスにも取り入れていくことで、私自身の成長と事業・会社の成長、両方に繋げていきたいと考えています。

ホアンさん、ありがとうございました。

 

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05/27

バグと間違われた?!常識にとらわれない、転職ドラフトの戦略

こんにちは。リブセンス広報担当です。

今年2月末から今月にかけて、ITエンジニア限定の転職版ドラフト会議「転職ドラフト(β版)」の第1回が開催されました。エンジニア採用難と言われる中、なんと900名ものエントリーが!
今回は、転職ドラフトチームにサービスの立ち上げから第1回開催までを聞きました。

第1回転職ドラフトを振り返るメンバーたち

第1回転職ドラフトを振り返るメンバーたち

 

プロアスリートの世界とはほど遠い、プロエンジニアの転職

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転職ドラフトの発案は、ITエンジニアではなく、キャリア事業部長(現 アルバイト事業部長)の鵜飼さんだと聞きました。立ち上げのきっかけは何だったのでしょう?

鵜飼(事業責任者):
私は、リブセンスに入社して以来、「ジョブセンスリンク」の運営に携わってきました。「ジョブセンスリンク」は、職種や業種を限定せず、初めて転職される方やキャリアの浅い方などにも幅広くご利用いただいていて、電話による転職サポート等を通じミスマッチの解消に取り組んできました。一方で、専門スキルやキャリアをお持ちの方々向けには、未だサービス提供ができていない、と感じていたんです。彼/彼女たちの場合、情報収集など転職活動は自ら行えますが、企業によるスキル・キャリアの評価は不透明です。同じプロでも、プロアスリートの世界とはほど遠い状況にあります。こうした状況を改善すべく、日本の採用プロセスを透明化させたい、と思ったのが立ち上げのきっかけです。

現状の採用プロセスでは、面接を重ねて最後に年収を提示するというのが一般的で、その方の評価は、前職の年収を基準に評価するケースがほとんどです。実際に、私も面接官を務める時は、“この方のスキルなら年収800万円出してもほしいな”とホンネでは思っても、どうしても“前職が600万円だから630万円くらいでオファーするか”となってしまいます。一企業の採用活動として短期的にみると、年収(コスト)を抑える立場なのでそれが健全なのかもしれません。しかし、長い目でその職種や業界全体を考えると、そこで働くプロたちのさらなるスキル・キャリアアップのモチベーションやチャンスを奪うかもしれないし、その仕事に夢が持てなくなってしまうと思うんですよ。それよりも、適正な評価がなされ、プロが高みを目指して切磋琢磨し合う世界の方が、市場全体として盛り上がりますよね。

ITエンジニアのように専門的な仕事であればある程、もっとプロとして評価される仕組みがあって良いはずです。“このぐらいのスキル・キャリアがあれば、一般的にこのぐらいの年収”という基準があらかじめ分かっていれば、企業も“こんなスキルの方がほしいから、このぐらいの待遇を用意する必要がある”とわかりますし、求職者自身も納得感があります。すでにアメリカには「HIRED」というサービスがあり、拡大しています。HIREDを参考にしつつ、日本に合ったサービスとして「転職ドラフト」を立ち上げました。


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年収やスキルを明確に表示するサービスは、日本ではかなり斬新です。実際に、企業の採用担当者の反応はどうでしたか?

千田(営業担当):
採用担当の方々からは、「転職ドラフト、面白いね!」とご評価をいただく一方で、大きく3つのご懸念の声をいただきました。
1つ目は、「本当にこれでエンジニアが集まるの?」とか「自社の年収体系が明確になってしまうことに抵抗がある」といった、これまでにない新たなサービスモデルゆえのご懸念。2つ目は、大手企業様による「自社の指名や条件に他社が追随してしまうのではないか」、スタートアップベンチャー様による「大手ほど高い年収でオファーができず良い方を採用できないのではないか」という企業規模ごとのご懸念。3つ目は、「現年収に頼らずスキルで評価したり、指名理由を書いたり、1人ひとりのレジュメやスキルをしっかり読み込んで判断しなければならない」という現場担当者ならではのご懸念でした。

しかし、サービスの価値を維持しつつ、それらの懸念を払しょくしようと、企業の採用担当者へ粘り強く説明をした結果、優秀な方が採用できる可能性があるなら、と第1回ドラフトには17社がご参加くださいました。現状、ITエンジニアの採用に課題を抱えていらっしゃる企業様は多数いらっしゃいます。転職ドラフトを通じて、少しでも採用のお役に立てればと考えています。

転職ドラフト(第1回開催)のサイトイメージ

転職ドラフト(第1回開催)のサイトイメージ

 

喧嘩して喧嘩して創り上げた、こだわりのサイト

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転職ドラフトの開発には、かなりこだわったとか?

エンジニアM:
私はものづくりをするときに、自分がおかしいと思っていることを変えたい、理由もなく当たり前になってしまっていることを変えたい、と常々考えています。私も、長い間「ジョブセンスリンク」を担当していて、転職業界に対してはたくさんの課題を感じ、変えていきたいと強く思ってきました。
例えば、エントリーフォーム等に必要情報を入力しているにも関わらず、面接の際に改めて紙の履歴書が必要になることが多いですが、入力済のPDFデータで十分ではないか、とか。エンジニアは、仕事上スーツを着ることがないのに、採用面接になるとスーツを着て行かなきゃいけない、とか。
サイトの登録フォーム1つをとってみても、そのサイト/サービスが何者なのか、登録すると何が起こるかわからないというのは、おかしいですよね。通常、サイトの登録フォームは、ユーザーの登録障壁を下げKPI(登録率)を上げるために、メールアドレスとパスワードだけというように入力項目をあえて少なくするケースがよくあります。でも、そのサイトが登録後に電話がかかってくる転職サービスなら、最初から電話番号を入力してもらった方がユーザーにとってもわかりやすい。エンジニアのための登録フォームなら、「好きなエディター」というエンジニアならではの項目を入れた方が誰のためのサービスか見ただけでわかる。入力項目を増やす際は、喧嘩になったほどです(笑)

松栄(ディレクター):
転職ドラフトの場合、指名されるために必要な項目を入れて頂かないと、企業から適切な評価や指名が得られません。一般的な入力フォームの常識には反しているかもしれませんが、エンジニアにとっては、必ずしも入力項目が少ないことがプラスに働くとは限らないんです。こんなに少ない情報で、自分たちの何が分かるんだ!正当な評価がされるのか?と。
また、対象がエンジニアということで、ITリテラシーが高いことを前提としたサイトづくりにしています。例えば、検索枠を1つとっても、通常だと注釈を丁寧に付けボタンの位置にも工夫が必要なのですが、今回はかなりシンプルな仕様にしました。

エンジニアM:
仕様が固まらない中、変更されるのがわかっているのに、公開日が迫っているからコードは書かなきゃいけない。ひとまず第1回の開催は決まっているけれど、第2回が行われるかどうかわからない。そんな状況で、どこまで創り込むべきか。現年収は入力してもらうのか、学歴はどうするのか・・・。課題は多岐にわたりました。サービスを出してしまえば、ユーザーの反応を見て修正していけば良いのですが、決まっていないものを創らなきゃいけない、というのは辛かったですね。
あと、年収の公開の仕方についても、だいぶ喧嘩しましたね。

松栄:
そうですね。エンジニア(ユーザー)のニーズに応えながら透明化を目指す私たちと、参加企業様のご懸念との狭間で、仕様が固まるまで大変でしたね(笑)

千田:
年収の公開については、100万円幅だったら出していいか、200万円幅ならいいのか、と交渉に交渉を重ねました。初回ということもあり、慎重になる企業様の立場もわかるんです。

松栄:
結果、ログインしなくても、どんなユーザーがどのくらいの年収感で指名を受けたか分かるよう、ユーザーランキングを掲載し「ゴッド級」「ウィザード級」「スター級」などという表示をすることにしました。

第1回転職ドラフトの結果

第1回転職ドラフトの結果

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デザイン面にもこだわりを感じます。一般的な転職サイトは、明るいイメージのものが多いと思いますが、キャッチビジュアルが黒なんですよね。

松栄:
初めは、エンジニアの方々が好きそうなビジュアルということで、コードが並んでいるような機械的なイメージを考えていたんです。でも、実際に社内のエンジニアにヒアリングしてみると、普通にオシャレなデザインが良いとか、洗練されたイメージ方が良いという意見が多くて。

藤原/渕上(デザイナー):
“ドラフト(選抜)”ということで、「黒」と「赤」の強いコントラストを用いて、競争心とか力強さが伝わる配色設計にしました。ただ、キャッチビジュアル以外にもデザインを展開していく際に、いかに赤色を混ぜて、真っ黒なお葬式みたいな雰囲気にならないようにするか、工夫が必要でしたね。あとは、ITエンジニアは男性が多いこともあり、シンプル、スタイリッシュ、シャープなイメージにしています。

 

バグと間違われつつ、バズを生む

広報:
第1回ドラフトは、約900名のITエンジニアの皆さんがエントリーしてくださいました。上手くいった要因は何だと思いますか?

鵜飼:
エンジニア目線でこだわり抜いてプロダクトを創った点が挙げられると思います。

中村(マーケティング):
先程お話した登録フォームについては、「バグかと思った!」とか「斬新な登録フォーム」とか、驚きのツイートが目立ち、著名なエンジニアの方のツイートをきっかけに一気に拡散していきました。
また、ITリテラシーの高いエンジニアが対象だということを念頭において、思考性に寄り添った集客施策を打ったのが良かったのだと思います。敢えて限定感を出したり、登録に関しても、不快感につながる恐れのある、いわゆるプッシュ型の取り組みは避け、エンジニアの方々が自発的に登録して下さるよう、いわゆるプル型の施策を中心に行いました。
今回は、ターゲットがITエンジニアに絞られていたので、より刺さる施策が打てたと思います。

鵜飼:
リブセンスの既存サービスの場合、幅広いユーザー層へのリーチを狙うことから、ロングテールで集客してくるケースがほとんどです。しかし、転職ドラフトの場合は全く異なります。このため、集客方法もこれまでのノウハウに頼らず、全く異なる施策にチャレンジしました。一見先行投資と思われそうな認知獲得、例えば、最初から「転職ドラフトReport」としてコンテンツづくりをしたり、エンジニア向けのイベントに参加したり、エンジニア界隈で話題を生むきっかけづくりを行いました。

松栄:
友達紹介やO’Reilly本のプレゼントも効果的でしたね。あとコンテンツでは「好きなテキストエディター」についても、白熱した議論が繰り広げられツイッター上で拡散しました。


広報:
実際に開催してみて、想定外だったことはありますか?

千田:
多くのITエンジニアの皆さんが参加してくださり、中にはCTOクラスの非常にスキル・キャリアの高い方々もいらっしゃいました。実は、集客できなかったらどうしようか、と眠れない日々が続いていたんですよね(笑)
実際には、企業様からの指名や、指名に対するエンジニアからの返答率も、一般的なスカウトサービスとは比べて高かったんです。もちろん、ターゲット層が始めから絞られている分、一概には比べられませんが。でも、嬉しいサプライズでしたね。

特に驚いたのは、ある企業の採用担当者の指名返答率が100%だったことです。まさにカリスマ人事ですよね。指名の際に、採用担当者からエンジニアへ、指名理由などのメッセージを書いていただくのですが、その方のメッセージは全体平均の約4倍の文字数。きちんと自分の履歴書を見てくれている、自分を必要としてくれている、というのが伝わる内容で、“このメッセージをもらったら絶対に嬉しい!”と思えるものでした。
第1回の結果を見てみると、エンジニアの方々は、年収の高さだけではなく、人事担当からの熱意のあるメッセージ(指名理由)の方が判断材料になったようです。

転職ドラフト 事業責任者の鵜飼

転職ドラフト 事業責任者の鵜飼

 

第2回以降も、開催決定!

広報:
先日の経営会議で、転職ドラフトの継続開催が決定しました。改めて、今後の意気込みなどを教えて下さい。

鵜飼:
第1回の転職ドラフトが成功した要因は、やりたい世界を創ることにメンバー全員が妥協しなかったからだと思うんです。どんなプロダクトがいいのか、どんな集客施策がいいのか、徹底的にユーザー目線で考え、既存の常識やノウハウにとらわれず、転職ドラフトの世界を実現することをあきらめませんでした。このサービスはリブセンスだからできたし、リブセンスでやれてよかったと心から思っています。

転職ドラフトは、まだ第1回を終えたばかり。これから創り上げていくサービスです。まずは、転職ドラフトでこんな体験ができるということをユーザーや企業様にしっかり訴求し、サービスブランドを築くことだと考えています。もちろん、長期的には他の専門職種にも展開できるビジネスモデルだと思いますが、まずはITエンジニアの領域に集中し、エンジニアの転職を変え、市場全体に影響を与えていけるようにしたいですね。
転職ドラフトを通じて、働くプロたちがその仕事に夢を持てるようにしていきたいです。

広報:
みなさん、ありがとうございました。
第2回ドラフトの開催について、詳細が決まりましたら、プレスリリースにて発表させていただく予定です。

 

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04/22

IESHILを動かす、“全部飲み込む”マネジメント術

こんにちは。リブセンス広報担当です。
久々の投稿となってしまいました。とある掲示板に、「LIVESENSE infoのブログ好きなのに全然更新してくれないなあ」というコメントが。嬉しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいです。

さて、今回は、不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」のリーダーを務める芳賀にインタビューします。IESHILは、昨年8月27日にオープン。ちょうど本日、リアルタイム査定の対象エリアが首都圏全域へ広がりました。(プレスリリースはこちら

「IESHIL(イエシル)」のリーダーの芳賀

「IESHIL(イエシル)」リーダーの芳賀

広報:
芳賀さんが入社されて、1年と少し経ちました。誰もが知る大手IT企業から、リブセンスに移ろうと思ったきっかけは何だったのでしょう?
芳賀:
日本発の先進的なサービスを創りたい、というこだわりですかね。
以前、米国に本社があるIT企業の日本支社に勤めていました。良くも悪くも本社の権限がすごく大きくて、新機能が追加になる場合、米国本社から講師がやってきて英語で説明を受けるんです。日本支社のディレクターは、まずそれをキャッチアップして、英語の管理画面を使って対応していきます。日本のユーザーから「こんな付加サービスをやってほしい」「もっとこんなカスタマイズをしてもらいたい」という声をどんなにたくさんいただいても、ローカライズはすごく難しい状況でした。例えば、商品のカスタマイズができる機能を追加する企画を日本発で行った際、米国本社とメールや電話で交渉するわけですが、ワールドワイドで開発を行っているため、誰がキーパーソンなのかを探すだけでも一苦労。ちょっとしたシステム改修のはずが、5年がかりのプロジェクトになってしまうほどでした。米国本社にいれば、どんどん新しいチャレンジができますし、付加サービスの導入などすぐに取り組める話なのかもしれませんが、日本の支社にいるとそうはいかない。このまま米国主導の会社で、日本のユーザーニーズに応えていくのはキツイな、と感じていた頃、村上さんと話す機会を得ました。
日本の不動産領域でユーザーが抱えている不便や問題をとにかく解決していきたい、透明性を上げて業界を活性化させる新サービスを立ち上げるんだ!という村上さんの強い思いを聞いて、やっぱり日本でサービスを創っていきたいと思いジョインしました。
インターネットのサービスって、米国が常に日本の先を行っているんですよ。だからこそ、Made in Japanの新しいサービスを創りたい、という思いがすごく自分の中にあるんです。

広報:
なるほど。芳賀さんがよくマスメディア取材時に「日本という狭い枠組みの中で手を拱いているうちに、外資が参入してきて業界を一変させる。日本のユーザーに合ったサービスは、業界内で協力し合いながら自分たちが創らなければ。」と力説していた背景がわかりました。
芳賀:
私自身、不動産業界の出身ではありません。でも、ユーザーにとって良いサービスを創りたいし、少しでも不動産業界の透明化・活性化に貢献したい。そのためには、業界内の方々と信頼関係や協力関係を築いていくことが必要不可欠です。その取り組みの1つとして、不動産業界の有識者や実業家の方々を招いた座談会を開催しています。座談会では、海外情勢の共有、日本における課題や解決に向けた意見交換などを行っているのですが、毎回新たな気付きや刺激をいただいています。
例えば、米国など海外の場合、不動産情報の透明化が進んでいてユーザーも売買に必要な情報を持っています。そういう状況下では、不動産会社のコンサルティング力が差別化要素となるわけです。このため、コンサルティングサービスを提供する各営業マンのレベルが高い。不動産会社は、所属している営業マンのパフォーマンスが上がるように、競ってバックアップする仕組みを整えているんです。日本は、2014年度のグローバル不動産透明度調査で26位と、主要先進国に大きく遅れをとっています。まだまだ、家を売買しようとしているユーザーがご自身で判断をするための情報が揃っていない状況と言えます。結果、知識や情報を持っている不動産屋さんの店舗へ何件も足を運ばなければならない。不動産屋さんも、忙しい中基本的なことから丁寧に説明しなければならず、営業効率も下がってしまう。そんな両者の課題を解決しようと誕生したのが、IESHILであり、イエシルアドバイザーサービスなんです。

不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」のサイトイメージ

不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」のサイトイメージ

広報:
国が2020年までに、中古住宅流通市場やリフォーム市場の規模を倍増(20兆円)させようと動いていたり、いくつかの企業が新サービスの提供を始めたり、最近では“Real Estate Tech”という言葉が出てきたりと、日本の不動産業界が動き始めている感じがします。
とはいえ、新しい視点のサービスをゼロから立ち上げるというのは、なかなかハードルが高かったのでは?
芳賀:
ハードルしかなかったですね(笑)
IESHILのサービスを支えているのは、ビッグデータを活用した価格査定エンジンです。リブセンスは、ビッグデータの活用やシステムの開発には長けていると思いますが、不動産関連のビッグデータを扱うのは初めてでした。住居データを集めるにしても、これはマンションなのかアパートなのか、一応一般的な定義はあるものの、どう見てもこれはマンションではなくアパートではないか?という建物もあり、データの収集対象を絞るだけでも一苦労でした。
立ち上げ当初、村上さんとエンジニア1人と私の3名で、不動産関連の専門知識があるメンバーはゼロ。査定エンジンの開発は、日々テストを繰り返し、どのアプローチが正しいのか白熱した議論が続きました。このままでは前に進まない!と思い調べてみると、価格査定の領域で大学の先生方がいくつか論文を発表されていたんです。入社後、私の最初のミッションは、査定エンジンのブレーンを探すことでした。ちょうど1年前は、なぜか毎日大学まわりをしていましたね(笑)4~5人の先生方とお会いしお話を伺う中で、「ヘドニック法」というのがあることを知り、シンガポール国立大学の清水教授にコンサルティングをしていただくことにしました。そこから新メンバーも加わり一気に開発が始まって、加速度的にプロジェクトが前進していきました。

広報:
IESHILは、リブセンスに長くいるメンバーがほとんどで、個性派揃い。しかも社長の肝入プロジェクト。マネジメントもなかなか大変かと思うのですが・・・
芳賀:
正直、あまり自分が先導している感じではないんです。各々のメンバーの役割や強みが明確で、例えば3人のエンジニアも査定エンジンの開発、データベースのマスター開発、フロントエンドと、必要なところに必要な人がぴたっとはまっている。だから、私の役割は「調整役」と「外交」だけですね。各々やることが明確な上、メンバーが皆同じ方向を向いている。それが、フラットな組織でもプロジェクトが前進している理由だと思います。また、リブセンスの特性かなと感じることとして、みんな良いものを創ることに素直で純粋なんですよね。普通、仕事となると、自分のタスクを増やさないように動きがちです。でも、そんなことが一切ない。良いと思ったら、とにかくやる。そこには、言い訳や妥協はありません。
過去のマネジメント経験を振り返ってみると、失敗だらけでした。営業時代は、自ら数字を上げに行き、本来マネジメントのあるべき役割を果たせていませんでした。自分でやっても意味がない。任せて良い人には信じて任せ、マネジメントとしてメンバーが数字を上げられるように教育に徹するべきでした。また、企画の仕事をしていた時は、企画だけの中で仕事をしてしまっていた。広告配信システムを考えて作る際も、エンジニアやオペレーションの人に最初は相談せず、こうします、とトップダウンで進めていました。だから、いざプロジェクトを進めようとしても、関係者の協力が上手く得られない。最初から相談して関わってもらっていれば、もっと上手くいったのに。振り返ると、謝ってばっかりでしたね(笑)。

メンバーとの信頼と共感について語る芳賀

メンバーとの信頼と共感について語る芳賀

広報:
30代後半、いろんな失敗や反省があって今に至っていると思います(自分も含めて)。プロジェクトマネジメントをしていく上で、芳賀さんが大切にしていることは何でしょうか?
芳賀:
メンバー個々人の特性や大事にしているもの・考え方を尊重することを大切にしています。それらは、合っている、間違っている、と他人が言えるものではありません。なので、絶対に否定しません。チームができた当初、なぜこの人がリブセンスで働いていて、なぜこの人がIESHILのプロジェクトに加わっているのか、この人はこれをやりたい、この人はこれを大切にしている、というメンバーの志向やこれまでの軌跡を一度全部飲み込みました。そうしないと、一緒に仕事をしていても距離ができてしまうと思ったんです。IESHILのようなプロジェクトの場合、仕事内容が多岐に亘ります。自分ができることだけじゃない、いろんな人たちと関わり一緒に創っていかなければなりません。自分じゃできないという大前提で、メンバーとの信頼関係を構築していくことこそがマネジメントの役割だと思っています。
一般的にものづくりの現場は、企画をする人が作り手にコレを作れと指示し、作り手は言われたものを作る、という流れだったと思います。もちろん、その方が効率的で上手くまわるケースもあると思います。ただ、Webサービスに関して言うと、エンジニアもビジネス視点・ユーザー視点がないといけない。作る人と企画する人考える人区分けをすることによって、面白いものができないんです。そういう意味で、IESHILのエンジニアと話をしていると、ビジネス寄りの思考を持っているなぁと感じることがよくあります。だから、例えば関係省庁へ行く際、エンジニアと一緒に行くことだってあります。その人が大事にしていること、実現しようとしていることを、実現できるように後押ししていくのが、私の役割だと思っています。

広報:
「イエシル・アドバイザー」サービスがスタートして、ちょうど2ヶ月。ユーザーの方々の反応はいかがですか?
芳賀:
実際に、お客様から「不動産会社へ行く前にこの話が聞けて良かった」という声を多数いただいています。今のところ、満足度は高いですし、直接その声を聞くことができるので嬉しいですね。アドバイザーへのご相談内容としては、「今、この物件を買うべきかどうか」といったタイミングについてや、「不動産会社さんからこう言われたけど、どう思う?」といった客観的な立場からの意見を求められることが多く、想定していたサービスが実現できていると感じています。
IESHILのパートナーとなる不動産会社様もすでに100店舗以上集まっていただいています。最初にご案内した際は、ほんとに来店に繋がるサービスなのか、と懸念されていた方々も、実際に送客できているので、徐々に信頼関係は上がってきているのではないでしょうか。
現状、「イエシル・アドバイザー」サービスは、目黒本社でのご対応に限られるので、ご提供範囲は限られてしまっています。今後は、IESHIL全体がビジネスとしてスケールできるよう、事業をブラッシュアップしていきたいと考えています。

広報:
最後に、IESHILの今後の展開を教えて下さい。
芳賀:
村上さんともよく話しているのですが、IESHILでは、“家を知るということは、人生の土台をつくること”だと考えています。スタート時は、賃貸と区別する意味でも売買サービスと謳っていましたが、売買という範囲に執着していません。意外と、今自分が住んでいる家について知らない人が多いと思うんですよ。売買というのは、自分の住環境を変える1つの手段に過ぎません。今住んでいる場所がどういう場所か。今住んでいる環境を今後どうしていきたいのか。もっと、ご自身がお住まいの家・住環境に興味を持ってもらい、知って頂くためのサービスにしていきたいですね。まさに、「家知る(イエシル)」です。今後は、ユーザーの皆さまの人生の土台をつくるべく、売買というショット型の利用だけではなく、日々使って頂けるサービスに進化させていければと思っています。

芳賀さん、ありがとうございました。

 

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12/22

わずか1ヶ月でキャリアチェンジしたエンジニア、プロジェクトリーダーになる

こんにちは。リブセンス広報担当です。
アルバイト求人サイト「ジョブセンス」では、先日12月11日、短期・単発バイト専門の求人サイト「ジョブセンス短期(β版)」を新たにオープンしました。
今回は、プロジェクトリーダーとして開発を担当した山浦にインタビューします。

ジョブセンス短期プロジェクトリーダーの山浦

ジョブセンス短期プロジェクトリーダーの山浦

広報:
山浦さんといえば、2013年に新卒総合職で入社して、2014年秋にわずか1ヶ月でエンジニアに転向しました。その名も「人は1ヶ月でエンジニアになれるのか」プロジェクト。あの無謀とも思えるキャリアチェンジから約1年。今、振り返ってみていかがですか?
山浦:
自分でエンジニアになりたい!と手を挙げて、上司や周囲の皆さんのご理解ご協力を得て行われた、桂さん(取締役CTO)の熱血指導。課題をいただき、私が拙いコードを書いては直され叩かれの毎日。プログラミングについて根本から理解できるよう、毎日毎日桂さんにマンツーマンで指導いただいて。自分で希望したことではあるのですが・・・メチャクチャ辛かったです(笑)でも、ほんとに心からエンジニアに転向して良かった!!今回、新サービスの立ち上げを経験してみて、改めて実感しています。そして、桂さんをはじめ、サポートしてくださった皆さんに本当に感謝しています。

広報:
エンジニアに転向して、何が変わったと思いますか?サービスを立ち上げる際、エンジニアとして携わるのと、ディレクターとして携わるのとでは、何が違うのでしょう?
山浦:
エンジニアに転向したことで1番変わったなと思うのは、発想の枠が広がったことです。自分でプロダクトの作り方を知っているのと知らないのとでは、課題解決へのアプローチの仕方が変わります。ディレクターとしてサービスを立ち上げる場合、ユーザーが抱える課題に対して解決策を検討する際、エンジニアにその方法を相談しながら企画を立て、開発を依頼しなければなりません。もちろん、チームでプロジェクトを進行していくので、十分良いサービスを生み出すことはできます。しかし、エンジニアとして携わると、システム上で何ができるのか、どういう解決方法を取り得るのか分かっているので、企画段階からお客様のニーズをダイレクトに反映できるんです。また、お客様の課題によっては、複数の事象が絡み合っていたりしますが、これをこう解決すれば同時にこっちも解決できるというふうに、幅広い視点から発想できるようになりました。

広報:
「ジョブセンス短期」を立ち上げたきっかけでもあると思うのですが、具体的に、どのようなお客様のニーズや課題があったのでしょうか。
山浦:
短期・単発バイトについては、求職者の皆さま・企業様双方に強いニーズがあります。求職者の方々は、“今週末だけ働きたい”とか“来週の水曜日だけ働きたい”とか、日付を指定した求人案件を探したい一方で、現状、そうした日付入りの案件は、検索しやすい形で公表されてはいません。短期・単発案件を手掛ける派遣会社各社が、それぞれ電話やメールなど人海戦術で応募者を集めマッチングさせているんです。また、いわゆる広告掲載型の既存求人サイトは、広告枠が高額であることもあり、回転の早い短期・単発求人案件は費用対効果が合わず載りづらい状況にあります。ちょうど、アルバイト事業部内で短期・単発求人の取扱を始めようという話も出ていたので、「やらせてください!」と立候補しました。
そして、直接企業の担当者の方々に「今、こんなサービスを企画しているので、お話聞かせてください!教えて下さい!」とお願いしました。きっとお忙しいし、取り合ってもらえないだろう、と勝手に思っていたのですが、「人がちゃんと採れるサービスにしてくれるなら協力するよ」と仰ってくださって。大手から中小まで短期・単発求人案件をお持ちの様々な派遣会社の方々に、それぞれ課題をヒアリングさせていただきました。すると、ターゲットと異なる応募が多く無駄なコストがかかってしまう、自社だけで募集しても集客できない、日雇い派遣が禁止となり集客が難しくなった、短期間でタイムリーに求人原稿を載せたり下げたりするのが大変など、想像以上にたくさんの課題が発覚しました。

ジョブセンス短期(β版)のスマートフォンサイト

ジョブセンス短期(β版)のスマートフォンサイト

広報:
今回立ち上げた「ジョブセンス短期」では、そうした課題が解決されるということですね?
山浦:
はい!まだβ版ということで実装できていない機能もあるのですが、集客面・マッチング面・費用面・掲載時の手間の解消と、企業様の声をしっかりと反映させたサービス開発を行っています。例えば、たくさんの求人案件をお持ちの企業様の場合、タイムリーに求人を載せたり下げたりするのが大変というお声に対して、管理画面から求人案件を一括インポートできる仕組みを開発しました。これも、エンジニアになっていたからこそ発案できたことの1つと言えます。
今回のプロジェクトでは、プロトタイプをベースとした開発を行いました。つまり、事前に完全な企画を立ててから開発するというのではなく、まず最小限の開発を行って、チームメンバーやお客様に使ってもらいフィードバックをいただきながら創り上げていくというスタイルです。サービス開発においてありがちなのが、作り手が良かれと思って様々な機能を付け時間をかけてサービス開発したのに、実際に提供してみたら、お客様はそんな機能を求めておらず、使い勝手も悪かったというケース。自分たちも、事前に想定していたこととお客様から直接伺った課題との間にギャップがあったので、リアルな声を聞くことの大切さを学びました。

広報:
今回、新卒入社3年目で初めてプロジェクトを率いたわけですが・・・
山浦:
今まで、これがやりたい!こうしたい!と言う立場で、上の方が意思決定をしてくれていたのに、今回は、自分が意思決定をしなければならない。自分が先頭にたってチームをまとめなければならない。行動の仕方が全く違うので、キャッチアップするのに苦労しました。今回のプロジェクトは、自分の弱点を知るという意味でも、本当に学びが多かったです。
具体的には、プロトタイプ型の開発ということで、最小限のものを出すにしても、メンバーによって最小限の基準が違います。お客様にお見せするからには、一定の品質を担保しなければいけないという意見も正しいし、スピーディーに形にしてまず確認いただく方が効果的という意見も正しい。短い立ち上げ期間の中で、品質とスピードの折り合いをどうつけるか。私自身が迷ってしまったせいでハッキリと意思決定できず、チームメンバーも迷わせてしまいました。私を含め6名というコンパクトなチームでありながら、コンセンサスが採れない。チームを率いるということ、意思決定をするということの難しさを感じました。結局、先輩エンジニアに上手くサポートしていただき、改めてメンバーがゴールを明確にすることで、無事プロジェクトを前進させることができたんです。

プロジェクト立ち上げを振り返る山浦

プロジェクト立ち上げを振り返る山浦

広報:
新卒で入社して、わずか3年弱。エンジニア転向やプロジェクトマネジメントなど、面白いキャリアを歩んでいますね。リブセンスに入社したきっかけは偶然だったとか。
山浦:
そうなんです。大学院に在籍中、就職活動の息抜きでアパート近くの京都国際マンガミュージアムを訪れる予定が、たまたま近くでリブセンスの就職セミナーが開催されていて、村上さんの話を聞くことに。人事の方と面接をして、役員の方々とご飯を食べて。とにかくイキイキと事業について語る村上さんや、ものすごいエンジニアだと聞いていた桂さんに会って、ようやくフィットする会社に出合えた!と思い、入社を決めました。

広報:
どんなところがフィットする、と思ったのでしょう?
山浦:
実は、大学3年生の時も就職活動をして、IT企業やコンサル会社から内定はいただいていたんです。でも、当時、自分の判断軸や価値観がフワフワしているな、と感じていて、このまま社会に出たら、会社の軸=自分の判断軸になってしまうと思い、大学院への進学を決めました。大学院は、地球環境学堂という社会の現場と学術をバランスよく学べるところを選び、1回生の時、3ヶ月間ドイツの国連ボランティア計画(UNV)という国連機関でインターンを経験しました。国連ボランティア計画は、世界中からボランティアを募集し各国に派遣している機関です。世界の重要な課題、民間ではアプローチの難しい問題を解決できるという魅力がある一方、物事の遂行には非常に時間がかかります。国連という官僚組織を経験したことで、よりスピーディーに課題を解決できる環境が向いていると実感しました。元々事業を創りたいという思いがあった中で、今、社会課題を解決していくための事業を起こすならITベンチャーがいいだろう、という結論に達しました。様々なIT企業を見ていく中で、若手でも事業創造のチャンスがあるところ、そして「良い会社あった!」と素直に思えたところが決め手となりました。

広報:
これから、どんなサービスづくり、キャリア形成をしていきたいですか?
山浦:
これまで、ディレクターやエンジニアとしてジョブセンスの改善に取り組んできたのですが、どちらかというと、目の前の課題改善にばかり集中して、自分が世の中にどんな価値を提供できているのか、提供していきたい価値は何なのか、という意識があまり持てていなかったんです。
今回、ジョブセンス短期の立ち上げに当たっては、未だテクノロジーの力が活かされていない古い業界、たくさんの方々が問題を抱えている状況において、ちょっと大げさですが、世の中を進化させる、変えていく、そんな仕事に携われているという実感が持てました。もちろん、まだまだミニマムオープンしたばかりで、求職者の皆さまや企業さまの課題を解決できるレベルに至っておらず、まさにこれからです。でも、自分の仕事が世の中の役に立っていると思えることが、自分の中ですごく重要なんですよね。これからも、そんな感覚を実感しながらサービスづくりをしていきたいです。あとは、一度きりの人生、せっかく組むことができた、同じゴールに向かって一緒に時間を過ごせるメンバーみんなの人生にとってプラスになるようなプロジェクトにしていきたい。そう感じてもらえるようなプロジェクトリーダーに成長したい、と思っています。

広報:
山浦さん、ありがとうございました。

皆さま、2015年も広報ブログ「Livesense Info」をご覧いただき、有難うございました!
少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

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10/23

人を幸せにする仕事をしている!と胸を張っていられれば、幸せ

こんにちは。リブセンス広報担当です。
先日、転職サイト「ジョブセンスリンク」では、待望のスマートフォン(スマホ)アプリを提供開始しました。スマホ上でコンシェルジュのアドバイスがもらえたり、機械学習を活用したレコメンド機能が付いていたり、メンバーのこだわりが満載です。
今回は、このアプリ開発を担当したディレクターの風間にインタビューします。

アプリ開発を担当したキャリア事業部の風間

アプリ開発を担当したキャリア事業部の風間

広報:
なぜ、今このタイミングでスマホアプリをローンチしたのでしょう?
風間:
ジョブセンスリンクでは、2014年末頃からユーザーの皆さまのスマホ利用率が伸び、PCサイトの利用率を上回りました。一方で、転職サイトの場合、希望条件や志望理由など様々な情報を入力する必要があり、スマホユーザーの利用動向を見てみると、その手間が応募に至るまでのハードルになってしまっていたんです。こうした不便さを解消するために、全く新しいUI(User Interface)を用いたアプリを開発することに決めました。

広報:
求職者が感じる不便さを解消するアプリというわけですね。特に、どんな点にこだわりましたか?
風間:
こだわりは大きく2つあります。
1つは、スマホ上でも簡単に必要な情報を入力していただけるよう、とにかくシンプルなデザインと操作性にこだわりました。希望条件など選択式で入力可能な部分は指1本でサクサク操作でき、志望動機や職務経歴といった文章で入力しなければならない箇所も、複数のテンプレートを用意することで簡単・スムーズに操作できるようにしました。
もう1つは、初めて転職される方でも分かりやすいように、アプリ上でコンシェルジュ(アイコン)が誘導してくれることです。ジョブセンスリンクをご利用くださる求職者には、初めて転職される方や未だお仕事経験の浅い方がたくさんいらっしゃいます。転職活動って何をしたらいいんだろうとか、何をアピールしたらいいんだろうとか。いろんな疑問や不安を抱えている方たちに、コンシェルジュがアプリ上でアドバイスをすることで、次に何をすればいいか、どんなことを記載すればいいか分かるようにしました。コンシェルジュは、キャラクターの違う3人を用意していて、求職者の方々ご自身に選んで頂けるようになっています。ゆくゆくは、コンシェルジュたちが1人ひとりの求職者向けに、よりカスタマイズされたオリジナルのアドバイスをできたら良いなと思っています。

広報:
機械学習を活用したレコメンド機能というのも新しいですよね。
風間:
はい。希望求人一覧の中から、気になるリストへ保存いただいたり、応募いただいたりすると、履歴情報をもとにアプリが自動でご希望に合った求人をオススメしてくれます。機械学習といって、コンピュータが大量の複雑なデータを分析して、自動でオススメ求人を教えてくれるという画期的な仕組みです。求職者の方々が、アプリを使えば使うほどオススメの精度が上がっていくので、とにかくどんどん使ってみてほしいですね。

 

ジョブセンスリンクのアプリ画面

ジョブセンスリンクのアプリ画面

広報:
アプリから会員登録した求職者の方々も、ジョブセンスリンクの電話サポートサービス「転職ナコウド」が受けられるとか?
風間:
アプリを使っても、PCサイトを使っても、幅広い求職者の方々へご自身に合ったお仕事を見つけて頂くという目的は変わりません。だからこそ、葛藤もあったんです。
転職ナコウドサービスを手掛けるチームや、ジョブセンスリンクに求人情報を掲載して下さる企業様とやりとりをするセールス・クライアントリレーションのチーム、それぞれ立場は違っても思いは同じです。でも、それぞれの立場から、マッチングの精度を高めるために、この情報は必須、この情報も外せない・・・と様々な意見が出てきて、入力項目がどうしても減らせなくて。とにかくシンプルで簡単なアプリにしたいのに、もどかしかったです。結果、デザインや操作性でカバーする道を選びました。

広報:
いろんなこだわりや新機能を盛り込んだアプリなんですね。そのぶん開発が大変だったのでは?
風間:
実は、リブセンスで本格的にスマホアプリを社内開発したのは今回が初めてなんです。このため、デザインやUIについて外部の協力会社さんにサポートいただくなど、開発体制や仕事の進め方がいつもと全く異なりました。
まず、アプリ開発に入る前に、ジョブセンスリンクのサービス内容や目指す世界観・思いなどを外部の方々にご理解いただくところから始まりました。アプリの必要性やユーザーに提供したい価値といった前提部分の理解が食い違ってしまうと、決して良いものは作れません。なので、大切にしたい価値観をしっかりお伝えできるよう、コミュニケーションには時間をかけました。
仕事の進め方についても、いろいろあって。。。
ジョブセンスリンクでは、いつも企画時に工数・効果見積もりをして、プロジェクトオーナーの判断を仰ぎながら要件定義を固めて実装するという感じで、結構きっちりかっちり開発を進めています。一方、協力会社さんは、ペーパープロトタイピングといって、紙に手書きで案をスケッチしながら議論と改善を繰り返し、要件を磨いて固めていくスタイル。リブセンスのメンバーからすると、すごく新鮮でありつつ、あまりの違いに戸惑うこともありました。でも、少しずつみんなの心が1つになっていき、一緒に知恵を出しながら磨きをかけていく日々は、大変だけどとっても楽しかったです。私自身にとっても、ゼロから創るとか、外部の方々と一緒に創るとか、とにかく初めて尽くしでした。

 

20151022kazama2

広報:
風間さんは、第2新卒として2012年2月に入社されました。なぜリブセンスに?
風間:
以前から、人に何かを働きかけて様々な反応が返ってくるのが、とにかくすごく楽しくて。新卒では、そういった面白いことを仕掛けるのが得意なWebコンテンツ開発会社へ入り、ディレクターとして顧客企業からの受託案件に取り組みました。短い間ではありましたが、“素直な人は伸びる(だから素直でいよう)”とか“いい仕事をする仲間を尊敬する”とか、仕事に向き合っていく上で大切なことを学ぶことができたと思います。残念ながら、激務だったこともあり転職をすることになってしまったのですが、思いや考え方に共感できるかどうかを譲れないポイントとして会社選びをしました。
リブセンスの採用面接では、哲学トークで盛り上がったのを覚えています。大学で、文学部の哲学科専攻だったこともあって、好きな本の話など楽しい面接でした。リブセンスの経営陣って、哲学好きが多いですよね(笑)あとは、ジョブセンスを実際に使ってみて、改善点を提案したり良い所を伝えたり。本当に良いサービス、幸せにするようなサービスを作りたい、という思いに共感できたので入社を決めました。

広報:
入社後は、どんな仕事に携わってきたのですか?
風間:
私、入社してから3年半余り、ずっとジョブセンスリンクのディレクターをしているんです。求職者の方々が、どうしたらジョブセンスリンクを使ってくださるか、どうしたらもっと使いやすくなるか、どうしたら良い仕事に巡り合えるか。いろいろ考えながら、サイト改善に携わってきました。仕掛けた改善で、ユーザーの方々がどう反応するのか。ワクワクしながら取り組んでいます。

広報:
部署や担当が変わることなく3年半過ごすというのは、結構珍しいですね。この3年半で、何か変化はありましたか?
風間:
第二新卒で入社して1~2年程、自分が役に立てているという実感が持てなくて、すごく苦しかったんです。ジョブセンスリンクのリーダー陣はコンサルティング会社出身で論理的。先輩ディレクターも個人で人気サイトを運営しているような経験豊富な方。そんな中に入ったので、とにかくずっともがいていました。
でも、昨年の大型リニューアルや今回のアプリ開発に携わって、メンバーから頼られたり、仕事を任せてもらったりしているうちに、やっと私も役に立てていると実感が持てるようになってきたんです。やっと私も本当の仲間になれたのかなって。仲間というのは、ただ一緒にいるだけではダメで、役に立たないと本当の仲間じゃないと思うんです。お互いがお互いを尊敬できて、共感できて、憧れる存在であること。そういう意味で、この3年半で私はようやく役に立てるようになってきて、本当に仲間になれたな、と思えるようになりました。
昨年の大型リニューアルの打ち上げの時、メンバーのみんなが私の良いところを発表してくれて、それを動画にまとめてくれたんです。「仕事が丁寧で早いね」とか「ちゃんと周りを見て仕事を進めてくれる」とか「バランス感覚があるね」とか、あるエンジニアさんからは「そこまでやってくれるなんて、僕いらなくない?」とか。照れくさいけれど、私の宝物です。あまりに嬉しくて、田舎の両親にも送っちゃいました(笑)

広報:
これから、どんなキャリアを築いていきたいですか?
風間:
ジョブセンスリンクの公式アプリを、これからプロダクトオーナーという立場で担当します。もちろん私にとって、初めての経験です。本当に今その改善施策が必要か、そのやり方が最適なのか、正しく意思決定していかなければなりません。そして、何より一緒に働く仲間の責任を負う立場になります。メンバーが何をしたいのか、どうすれば動きやすいか、どんなことにチャレンジしたいのか、自分がどうサポートできるのか。これまで以上に、仲間がどんな思いを持っているのかを汲み取りながら仕事をしていかなければなりません。なので、まずは目の前にある、自分の役割、なすべき仕事を、真摯に、真剣に、全力で取り組んでいこうと思っています。たぶん、そんな日々を積み重ねていくことで、自然と自分が力を発揮できる仕事も集まってくるし、キャリアも築けていけるのかな、と思って。とにかく、今自分が「人を幸せにする仕事をしている」と胸を張っていられれば、そして、ちゃんと自分の役割があって居場所があって仲間と一緒に働いていられれば、私はすごく幸せなんです。
私自身が、第二新卒で本当に良い転職ができたので、ジョブセンスリンクのユーザーの方たちにも、この経験を味わってほしい。転職で本当に人生って変わりますから。

風間さん、ありがとうございました。

 

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09/30

新卒入社6年目でついに掴んだ!夢を叶える仕事

こんにちは。リブセンス広報担当です。
ジョブセンスでは、今年5月、大学生の「やってみたい!」「なってみたい!」という夢をTwitter上で募集。リツイート数などを考慮の上事務局が選考し、実際にアルバイトとして夢を実現するキャンペーン(まさかの夢バイトキャンペーン/通称「夢バ」)を行いました。
今回は、このキャンペーンをメインで担当した高堀にインタビューします。

夢バを担当したアルバイト事業部の高堀

夢バを担当したアルバイト事業部の高堀

広報:
ジョブセンス始まって以来、初のリアルプロモーション企画となった大学生・徹底応援企画「学バ」。夢バは、その第2弾として実施しました。大学生からは、どんな夢が応募されてきましたか?
高堀:
大学生を対象とした就職人気企業ランキングを見ると、総合商社や金融機関など大手有名企業が上位を占めていますし、何かと“最近の若者は夢がない”と言われがちです。でも、今回「やってみたい」「なってみたい」という夢を募集したところ、全国各地の大学生から約400件もの応募をいただきました。

夢バtop10

TOP10からもお分かりいただけるとおり、応募結果を見てみると、自己表現できる仕事が多いなと感じました。最近、自分で撮影したり編集したりした動画・画像を、サイト上で共有する学生さんたちがたくさんいます。だから、もし「やれる」「なれる」としたら、本当は自己表現できることをしたいのかなと。改めて、大学生たちが心に秘めた憧れや夢を垣間見ることができた気がします。

広報:
ツイートには、面白い回答もあったとか。
高堀:
そうなんです。「彼女ができたことのない俺が、アイドルと一緒にデートスポットを紹介」とか、「パソコンを一切使わず、ひたすら文字を手書きするアナログな事務」といった個性的なものから、「人が入れるくらい大きなお菓子の家づくり」「トマト祭りでトマトまみれになる」といった、実現させると面白そうなものまで、少数派の珍回答には事務局みんなで和ませていただきました(笑)
その他、「鍼灸で福島やネパールで苦しむ人を手助けしたい」「ドッグトレーナーになって犬猫の殺処分を減らしたい」というような、社会の役に立ちたいといった思いのこもった回答もありました。

広報:
最終的に実現されたのは、どんな夢だったのでしょうか?
高堀:
ツイート・リツイート数が多かった夢の中から、まず、今回の企画にご賛同いただき、体験受け入れにご協力いただける先を探しました。大学生にご参加いただきやすい夏休みのタイミングに、ちょうどご協力頂ける先ということで、実現できなかったらどうしよう・・・と少し不安になったことも。いろいろな方にご協力・ご尽力いただき、何とか無事に受け入れ先を見つけることができた時はホッとしました。結局、応募結果の上位に入っていた「声優」「レポーター」「雑誌編集」の3つを実現させることができました。

「夢バ」面接選考の様子

「夢バ」面接選考の様子

広報:
それぞれ、どんな方々が選考に臨まれましたか?
高堀:
3つの夢をツイートいただいた皆さんにご連絡して、面接選考をさせていただきました。北海道から鹿児島県まで、全国各地から合計35人の方々とお会いして、皆さんの応募理由や夢にかける思いなどを伺っていきました。
雑誌編集の選考では、ずっとファッションに興味があってアパレル販売のアルバイトをしているけれど、大学では保育の勉強をしていて、どちらの道に進むか迷っている大学生にお会いしました。憧れだったファッション雑誌の編集を体験することで、進路の悩み解決に少しでも役立てばと決定しました。また、声優の選考では、とにかくアニメが好き、大学で演劇部に入っているなど、声優への憧れや熱意を持った方々にお越しいただきました。中でも、やってみたい!という思いだけに留まらず、高校時代から声優養成所に通って、本気で声優を目指している方がいらっしゃって、その真剣さに応えたいと体験していただくことにしました。
選考していると、本当に皆さん真っ直ぐ思いを語って下さって、私自身その場にいられたことが嬉しくなって。「夢バ」をやって良かったなぁと実感しました。

広報:
実際に、夢を実現する現場にも立ち会ったそうですね。
高堀:
はい。3人とも、もちろん初めての経験で緊張していましたが、夢が実現したということもあって、すごくキラキラしていました。特に、声優を体験した方は、ファンだった声優さん(多数のアニメやゲームで声優を務める山村響さん)が講師としてご協力してくださったこともあり、とっても感激されていましたね。今回は、オンラインゲームの声優を体験していただいたのですが、実際に発売されているゲームに自分の声が入っているなんて、やっぱり嬉しいですよね。もちろん、楽しいだけではなくて、例えば、雑誌編集ではファッションスナップを撮影するにあたり、街頭に出て歩いている人に声をかけ撮影協力いただかなければなりません。レポーターでは、実際の記者会見場で、プロの取材陣に混ざって新サービスの取材をしたり記事を書いたり、緊張の連続です。でも、普通に大学生が経験できないような実際の現場で、それぞれ夢に抱いてきた仕事を体験していただけて、その場に立ち会えた私も何だかフレッシュな気持ちになれました。大学時代とか、就活とかを思い出しました(笑)

「夢バ」体験レポート・雑誌編集者編

「夢バ」体験レポート・雑誌編集者編

広報:
高堀さんは、リブセンスの新卒新入社員第1号として入社されたんですよね。これまで、どんな仕事に携わってきましたか?
高堀:
私が入社した2009年というと、ちょうど正社員転職サイト「ジョブセンスリンク」の立ち上げ期で、カスタマーサポートをスタートさせるタイミングでした。企業様からのお問合せに対応したり、お申し込みからご掲載いただくまでの仕組みを作ったり、何もないところから1つひとつ創っていった感じです。サポートチームができてくると、アルバイトスタッフの管理や掲載基準の見直しなどにも取り組みました。リブセンスが上場した時は、一気にお問合せも増えて、チームも大きくなって。とにかく変化が大きかったですね。オフィスも、高田馬場から渋谷、そして現在の目黒へ移転して。「ジョブセンス」を担当し始めたのは2014年からで、初めはこれまで経験してきたカスタマーサポートチームにいました。

広報:
今回、キャンペーンの企画や運営といった新しい仕事にチャレンジしたわけですが、何かきっかけはあったのでしょうか?
高堀:
実は、入社前からWebサイトの企画・ディレクションやマーケティングに興味があったんです。今年から、ジョブセンスでキャンペーンなどのマーケティング・プロモーションを始めることになり、ついに希望が叶ったんですよ。もちろん、新しい仕事ですし、ジョブセンスは会社にとって最大のサービスなので、不安もありました。でも、せっかくの機会なのでチャレンジしなきゃと思って。カスタマーサポートを経験してきたからこそ、ユーザーの方々の声を大切にしながら企画に携われるのではないかと思い決断しました。

入社後の仕事を振り返る高堀

入社後の仕事を振り返る高堀

広報:
夢バは、リブセンスにとっても、高堀さんにとっても初のリアルプロモーションとなりました。担当してみて、どんなことが印象に残っていますか?
高堀:
夢バは、大学生を対象にしたキャンペーンだったのですが、私が大学生だった頃と今の大学生では、スマートフォンのあり・なしでかなり行動パターンが変わっていて戸惑いました。TwitterやInstagramも大学時代には流行っていなかったですし。。。なので、まずは大学生の行動パターンを把握するところから始まりました。ジョブセンスとして、とにかく大学生を応援したい!という思いがあるものの、それをキャンペーンとしてどう伝えればよいのか。キャンペーンサイト上で、どんな言葉を、どんなデザインで見せていくのが伝わるのか。1つひとつの言葉選びや、文字の色、大きさまで、デザイナーさんやマーケティングチームのリーダー・メンバーと一緒に、議論を重ねました。キャンペーンが始まってからは、ユーザーの皆さんから頂いたお問合せやご意見をキャンペーンサイトに反映させながら、改善を繰り返していきました。もちろん、様々な企業のキャンペーンサイトやマーケティングの本で勉強もしたのですが、やっぱり生の声を活用する大切さを実感しましたね。春のキャンペーンは、第3弾まで実施しましたが、第1弾で試行錯誤をしたおかげで、第2弾、第3弾と、効果の高いサイトづくりをすることができたと思います。今思えば、大変なことだらけだったのですが、やっぱり夢が叶った学生さんたちの笑顔は最高でしたし、私自身も成長させていただくことができたかなと。

広報:
これから、どんな企画にチャレンジしていきたいですか?
高堀:
まだまだジョブセンスをご存知ない方がたくさんいらっしゃいます。1人でも多くの方々にジョブセンスを使って頂き、希望されるお仕事を見つけて頂けるような取り組みを企画していきたいです。また、サイトに訪れてくださった方の中にも、キャンペーンをご活用いただけていない方もいらっしゃいます。キャンペーンサイトの見せ方、告知の仕方を改善はもちろん、これまで以上にユーザーの皆さまに喜んで頂ける、ジョブセンスらしい企画を立てていきたいと思います。

高堀さん、ありがとうございました。

 

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08/25

選考で叩かれても、落とされても、絶対やる!プロジェクトリーダーが語る『治療ノート』立ち上げへの決意

こんにちは。リブセンス広報担当です。
先日、治療法を選ぶための医療情報サイト「治療ノート(β版)」の提供を開始しました。
治療ノートは、2014年にスタートした社内の新規事業公募制度「Egg」から初めて公式事業化されたサービスです。今回は、「選考で叩かれても、落とされても、絶対やる!って決めてました」と言い切る、プロジェクトリーダーの武田にインタビューします。

「治療ノート」のプロジェクトリーダー 武田

「治療ノート」を立ち上げたプロジェクトリーダー 武田

 

広報:
もしEggの選考がダメでも、絶対やると決めていたそうですが、そこまで強く立ち上げようと思ったきっかけは?
武田:
1年半程前のことですが、友人が乳がんかもしれないと診断されたんです。自分にできることは、情報収集くらいですから、どんな治療法があるのか、仮に胸を切除しなかったらどんなリスクがあるのか・・・と、とにかく検索してみました。でも、病気そのものについて書かれた専門的なサイトや、苦しかった大変だったという患者さんの闘病ブログはあったものの、治療法を知るためのサイトはありませんでした。これはもう、創るしかないですよね。この直後から、治療ノートの立ち上げ準備を始めました。
この他にも、私自身、幼い頃にアトピー性皮膚炎で、母がとても悩んでいたのを覚えています。当時、ステロイド剤について批判的なニュースや噂が多く、使うのを止めたところ炎症がひどくなってしまいました。結局、再度処方してもらったステロイド剤が効いて無事に治ったのですが、客観的な正しい情報を得られれば、こんな経験はしなくてすんだのではないかと思います。
ちょうど、事業構想を練り始めた時期と第2回Eggの時期が重なっていたんですよね。もし、途中で選考から落ちたとしても、立ち上げを諦めるつもりは全くなかったです。絶対に必要なサイトだから、絶対やる!って決めていました。だから、選考でどれだけ叩かれるかとか、全く気にならなかったです。落ちたとしても次のEggに再チャレンジするか、直談判か、どうやってでも立ち上げるつもりでした。これが良いと思ったら曲げない、思い込みが激しいのかもしれません(笑)

広報:
あの時(第2回)のEggは、学びや住まい・家事、投資、ファッションなど生活に密着した問題解決に繋がる事業プランばかりで、選考プレゼンを聞いていると、みんな思いが強く応援したくなるプランが多かった気がします。当初、治療ノートというプランではなかった気がするのですが。
武田:
元々Eggに応募したプランは、患者さん同士のQ&Aサイトでした。一次審査通過の後、取締役の中島さんがメンターについてくれて、ブラッシュアップしていきました。
初め、分からないこと(Q)に分かりやすく答える(A)サイトを創ることにとらわれていて、Q&Aがいいと思い込んでいました。でも、中島さんに「もっと考えられる?」と何度も聞かれて。患者さんが知りたい情報は何か、自分たちが提供すべき情報や価値は何か、患者さんが治療法を選べる世の中を創るというビジョンを実現するためのアプローチとして最適な手法は何か。考えては問い返され、考えては問い返され。日々悩んでばかりでした。ある時、悩みに悩んで夜中3時に相談のチャットを送ったら、即アドバイスが返ってきたんです。今冷静になって思うと、あんな時間にチャットをするなんて、どうかしていますよね。でも、あの時の即レスポンスには愛を感じました(笑)まだまだ頑張らなきゃと。そんな日々を繰り返しながら、現在のサービス形態になっていきました。

広報:
立ち上げの際、医師や患者の方々にも直接会いに行ってご意見を頂いたとか。
武田:
医師会や病院、患者会という患者さん同士の集まり、社員や知人からの紹介してもらった患者さんなど、立ち上げの早い段階からとにかくいろんな方にお会いしました。潜在ユーザーの方々に直接ご意見を頂けたのは、サイトづくりにとてもプラスでしたね。
伺う前、医師の方々は、いろんな情報や噂が飛び交うインターネットサイトについて、あまり良い印象を持っていないのかと勝手に思っていました。でも、実際にお会いして、こんなサイトを創りたい!と素直にぶつけてみると、快く協力してくださって、良い意味で予想を裏切られました。コンテンツづくりの段階でも、掲載できるレベルになるまで、忙しい時間を割いて何度も直していただいて。初めは「こんなんじゃ使えない」と厳しい言葉を頂いたこともありましたが、何とか立ち上げることができました。本当に感謝の一言です。
患者の方々にも、初めは受け入れられるか不安だったのですが、治療法ごとに体験談がまとまっているのは嬉しい、という好意的な反応が多かったです。でも、まだ「このサイトのおかげで治療法を選べた」というお声はいただけていないので、早くそのレベルにしなければいけませんね。

 

 

広報:
武田さんは、2012年4月に新卒でリブセンスに入社しましたよね。サイトづくりや事業立ち上げに元々興味があったのでしょうか?
武田:
学生時代から、自分で事業を立ち上げたいと思っていました。就職活動中、まだリブセンスは上場する前でしたが、1番チャンスを与えてくれそうな雰囲気があり、自分が事業を創っているイメージがわいたので入社を決めました。
当時は、環境問題に興味があって、少しでも解決に貢献できるようなサービスをやりたいと思っていました。人間が繁栄していく一方で、資源がなくなっていくことは明らかなので、リサイクル・リユースといったサービスは必要不可欠だなと思って。CtoCだと市場規模は小さいですが、BtoB単位でものが循環できる仕組みを作れば、少しはインパクトがあるかも、とか。
あとは、祖父がらっきょう屋さんをやっていて、販売促進に取り組んでいました。らっきょうを日本酒といっしょに食べてもらったら美味しいかもしれないと、日本酒のNPOにご協力いただいてアピールしたり、デパートで販売したり。
起業家の方々のレベルとは全く比べものになりませんが、元々興味があったとは言えるかと思います。

広報:
実際に、入社して3年くらい経って、イメージどおり事業立ち上げのチャンスがきたわけですね。
武田:
実は、サービスの立ち上げという意味では、以前、アルバイト求人サイト「ジョブセンス」の中で1つ付随するサービスの立ち上げを経験させてもらいました。新卒のディレクターに、ベテランのデザイナー・エンジニアさんたちというチーム構成で、私は、ディレクターとしてチームを引っ張らなければならなかったのに、何もできなくて。リブセンスのサービス立ち上げは、少人数で行うということもあって、職種の壁を超えたチームでした。デザイナーさんなのに企画もできてしまう、エンジニアさんなのに営業もできてしまう、僕って何?と。挫折というか、何もできない自分に気付けたおかげで、自分にできることをやるしかない、と思えたのは良かったかもしれません。当時、自分にとってメンターのような存在だったチームのエンジニアさんが、「武田の課題」というPPT資料をまとめてくれたんです。優先度を考えたタスク実施、限られたリソースでの・・・・・等など、久々に見てみると今でもちょっと耳が痛い内容も。ゼロから1つのサービスをカタチにした、というあの時の経験は、自分を育ててくれたと思います。

広報:
これから、治療ノートをどんなサービスにしていきたいですか?
武田:
治療ノートでは、患者さんが治療法を選べる世の中を目指していきたいと考えています。
正しい情報を知っているか知らないかで、その後早く治せるか変わってしまいます。人生も変わってくるかもしれません。
治療法について中立的で正しい知識が得られ、医師と患者双方による多面的・客観的な情報から自分に合った治療法を選べるようになれば、そして、選ぶ際に感じる葛藤や不安を少しでもやわらげることができれば、このサイトは成功なのかなと思います。
そのためには、まず対応できる病気の数、情報数を増やす必要があります。サービススタートを発表してから、毎日、医師の方々からご協力のお申し出をいただいています。1日も早く、医療の現場、患者さんの間であたりまえに使われるサービスにしていきたいです。

武田さん、ありがとうございました。

 

☆治療ノート 公式Facebookページはこちら☆

 

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07/27

危なくお蔵入りするところだった?!新卒エンジニアが思い知った“動く”のチガイ

こんにちは。リブセンス広報担当です。
先日、転職クチコミサイト「転職会議」のLab企画第1弾として、クチコミデータをもとに気になる2社のチガイが簡単比較できる新機能「会社のチガイ」をスタートしました。
実は、この機能。
元々は3月スタートの予定だったんです。
お蔵入りの危機を乗り越え、ようやくスタートした「会社のチガイ」。今回は、その立ち上げについて聞きました。

 

「会社のチガイ」を開発した新卒エンジニアの河又

「会社のチガイ」を開発した新卒エンジニアの河又

広報:
「会社のチガイ」は、新卒エンジニアの河又さんが開発したということですが。
河又:
10月の内定式後から、転職会議チームでアルバイトとして働いていました。ちょうど、新機能の企画が持ち上がったとき、チーム内のエンジニアは皆さんプロジェクトを抱えていて手がふさがっていたので、「じゃあ、河又やってみようか!」と言われて。私自身、新しい技術に挑戦してみたいという気持ちもありましたし、学生時代にWebサービスを立ち上げた経験はあったので、「やります!」と答えてしまいました。その後、いろんな苦戦をするなんて思いもせず。
立ち上げに当たっては、自然言語処理について一から教わったり、サーバ構築について教わったり。とにかく、先輩エンジニアの皆さんに感謝してもしきれません。

広報:
そもそも「会社のチガイ」を立ち上げようと思ったきっかけは?
グループリーダー・島川:
昨年11月、社内のエンジニア勉強会「Tech Night」で、アナリティクスグループの新保さんが「word2vec」という機械学習や自然言語処理に関する発表をしたのを聞いて、これは面白い!と思ったのがきっかけです。
word2vecを使うと、例えば、「Kingという言葉からManを引いてWomanを足すとQueenが出てくる」とか「GoodとBestを足して2で割るとBetterが出てくる」というように、単語の意味を足したり引いたりすることができるようになります。
転職会議には、150万件近いクチコミ情報が集まっているのですが、これらのテキストデータにword2vecを適用すると、何か面白いことができるんじゃないかと。
デザイナー・金子:
発表を聞いた後、word2vecを使って何か新しくて面白い機能を創ってみようと盛り上がって。早速、チームでアイデアを出し合いながら企画会議を重ねていきました。
当初は、会社を“比較する”というコンセプトではなく、会社と会社をくっつけたらどうなるとか、ゲーム感覚で見て面白いサービスを創ってみようという感じでしたね。デザインもドラクエ風で。プロジェクト名は「合併計算機(仮)」!でも、せっかく新しい技術を使ってロジックもしっかり創り込んでいるのに、ただ面白いサービスで終わってしまうのは悔しいよね、ということになって。せっかくなら、転職者の皆さんにとって役立つものでなくては意味がない、と。そして、企画がどんどん変化していきました。

広報:
最終的に、2社を比較するというコンセプトになった理由は?
河又:
もともと私自身が“比較”というものに強く興味を持っていたのは大きいかもしれません。実は、学生の頃「Wikiparison」という身の回りのさまざまなモノ・コトを比較するWebサービスをやっていたんです。今はもう閉鎖していますが、掲載記事は今でも残っています。
転職を検討されている方は、会社を研究したり選んだりする際、必ず“比較”すると思うんです。今いる会社と転職先、内定をもらった2社、どちらが自分に合っているんだろうと。転職会議には、日本一の規模のクチコミデータが集まっています。これらを活かして企業と企業を“比較”できるサービスを創れば、面白いし転職者の方々に役立つんじゃないかと思って。面白さと実用性を兼ね備えた企画として、最終的に「会社のチガイ」の開発が決定しました。

左から、転職会議メディアグループの島川、金子、鈴木

左から、転職会議メディアグループの島川、金子、鈴木

広報:
ところで、「会社のチガイ」のプレスリリース、元々は3月に出すはずでしたよね(苦笑)
せっかく原稿書いたのに、お蔵入りになるのかなぁ・・・と心配していたんですが、いったい裏で何が起こっていたんですか?
河又:
1月頃から開発に取り掛かり、2月にはだいたい形になって動いた!と思っていたんですが・・・
島川:
レビューをしてみたら、動かなかった!
河又君が思っていた“動く”の基準と、会社として思っていた“動く”の基準が違ったんですよね。
開発をほぼ1人に任せてしまっていた上、企画がどんどん変わっていったり、途中でレビューを挟まなかったりしたので、仕方なかった部分もあるのですが。いざ、レビューのため動かそうとしてみると、「あれ、動かない?!」という状況でした。
何とかしてやろうと、原因究明や修正対応で徹夜してみたりもしたのですが、そうこうしているうちに、河又君は卒業旅行でキューバへ行ってしまうわ、新卒研修は始まってしまうわ、転職会議本体の施策が忙しくなるわで、結局、リリースを延期せざるを得なくなってしまいました。
河又:
当時の自分は、学生ハッカソンレベルで、とにかく動けばOKという感覚でした。私のパソコン上だけで動いて満足していたけれど、別の人のパソコン上で動かしてみると動かない。再現性がなかったんです。初めて、会社としてサービスを始める厳しさ、基準のチガイを思い知りました。きちんと安定的に動くようにするために、メンターの鈴木さんやインフラグループの皆さんに助けていただきました。
鈴木:
当時の「会社のチガイ」は、例えるなら“砂の城”状態でした。表面上はカタチになって見えるけれど、土台ができていないというか、システムの基盤部分にまで手が回っていなかったですね。でも、河又君の、何が何でもローンチさせるという意気込みは、ホントにすごかったですよ。
河又:
実は、他にも誤算があって・・・。
会社のチガイは、クチコミデータを意味のあるキーワードに分解したり、アルゴリズムによって選別したり、出現回数をカウントしたりしているのですが、そのキーワードリストの精査が抜け落ちていました。誤解を与えてしまうようなキーワードが含まれていないか等、万単位のキーワードリストを、ユニットリーダーの福島さんが1つ1つ目視でチェックしてくださいました(涙)

広報:
いろんなメンバーのバックアップがあってこそのローンチだったんですね。
島川:
基準ということで言えば、今回の機能は実験的というか、Labという位置付けだけあって、通常のサービスローンチレベルには至っていません。
会社を比較するといっても、今回はキーワードの頻出度合いによって一定の傾向は見られますが、それだけで会社比較かというと違います。

広報:
今後、Lab企画としてどんな取り組みをしていきたいですか?
金子:
会社の選び方を提案していけるような!
鈴木:
求職者に役立つ革命的なスマホアプリとか!
河又:
転職を考える人が最初に興味を持つような!
島川:
データ処理の技術が日々進化していく中で、新しい技術を単純に使ってみるのがLabではなくて、最終的にユーザーの方々に価値を提供できなければ意味がないと思うんですよね。一方で、転職会議本体に組み込むとなると、時間も工数もかかる。求職者にきちんと価値を提供しつつ、新しい機能をスピーディーに生み出していきたいと思っています。

みなさん、ありがとうございました!
Lab企画第2弾もお楽しみに!

 

 

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06/03

10年後、Webデザイナーの仕事がなくなる?!

こんにちは。リブセンス広報担当です。
先日、nanapiさんと合同でデザイナーの勉強会を開催しました。

今回は、デザイナーの働き方をテーマに、「組織においてデザイナーが担う領域」や「10年後のデザイナー像」について、それぞれプレゼンテーションやディスカッションを行いました。

リブセンス・デザイナーの金子

リブセンス・デザイナーの金子

前半は、リブセンスの発表。転職クチコミサイト「転職会議」を担当するデザイナーの金子が、「組織においてデザイナーが担う領域」について発表しました。

Webデザイナーというと、一見、ディレクターが企画し指示された内容をビジュアル化する仕事と思われがちですが、リブセンスの場合は異なります。
リブセンスにおけるデザイナーの定義は、“クリエイティブで課題を解決する人たち”。
これは、リブセンスが事業方針の1番目に掲げる「社会の発展や問題解決に貢献できる事業」にも通じます。

今回のプレゼンテーションでは、転職会議チームを事例に挙げ、組織の課題をデザイナー起点でどのように解決していったのか、お話しました。

転職会議チームは、社内でも特に団結力が強く、例えば会員登録数を2倍にするといった高い目標に一致団結してチャレンジする良さを持っています。しかし、このようなチームになるまでには、ディレクター、デザイナー、エンジニア、営業・カスタマーサポートのそれぞれが、職種の壁を超えるべく試行錯誤を重ねてきました。

転職会議チームでは、デザイナーがチームのハブとなることで、職種に関わらずサービス改善のアイデア・企画が出てくるようになったり、チーム内でのコミュニケーションが活発になりコンセンサスがとれたり、プラスの効果が生まれ、成果にも繋がってきています。

グループワークの様子

グループワークの様子

後半は、nanapiさんから「10年後のデザイナー像」についての発表と、グループディスカッションが行われました。
ディスカッションは、両社のデザイナーが混合したグループで実施したのですが、デザイナーとしての“ものづくり視点”や“サービス愛”“こだわり”など、会社の枠を全く感じない活発な意見交換ができました。

メンバーからは、
今後、様々なデザインツールが整備され、簡単なデザインは誰でもできるようになるだろう。デザイナーの役割は、プロとして専門知識を活かしたコンサルティング的なものへ変化していくのではないか。
与えられた企画に沿って単にデザインするだけのWebデザイナーはきっと仕事がなくなるだろう。サービスそのもの、会社そのものをデザインしていくのがデザイナーの仕事になるのではないか。
といった、意見が出されていました。

昨年、技術革新により10年後なくなる仕事について論文が発表され話題となりました。
デザイナーは十分クリエイティブな仕事なので、客観的にはなくならないと思いますが、当事者のデザイナー自身が考える10年後のデザイナー像は、より厳格なものでした。

今回の勉強会は、10年後の働き方、10年後に自分たちの仕事がどうなっているのか、改めて考える良い機会となりました。
nanapi・デザイナーの皆さん、ありがとうございました!

 

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