「自分ができる限界の速度で『拍手』をするバイト」「新しい擬音語を考えるバイト」「ダルマに少女漫画みたいなキラキラの目を入れるバイト」

――え、そんなことでお金がもらえるの!?と、嘘みたいな企画がTwitterなどで話題を呼んでいる「マッハバイト」のプロモーション企画、“神マッハバイト”。

2017年9月にサービス名を「ジョブセンス」から「マッハバイト」へと変えてから、少しずつ認知度が上がってきていることを嬉しく思います。今回は、マッハバイトのブランディングやプロモーション施策についてご紹介します。

しかし、「マッハバイトって、そもそも何がマッハなんでしたっけ?」という人も少なくないと思うので、まずはそこからご説明しましょう。

 

マッハバイト、そもそも何がマッハ?

① 応募したいバイトがマッハに見つかること

リブセンスの「リアルデータエンジニアリング」をマッハバイトにも反映。ユーザーの応募状況と企業の採用状況を、機械学習によって分析することで、よりユーザーの希望に近いバイトを上位に表示します。

これにより、「すぐに応募したいバイトが見つかる」というUXの向上に取り組んでいます。

 

② バイトがマッハに(スピーディーに)決まること

就職や転職と比べて、バイトを探している人たちが求めているのは「早くバイトが決まること」。そんなとき、エントリーした先の面接担当者からの返信が1週間も後だったら、ちょっと気持ちが萎えてしまうものです。

マッハバイトでは掲載企業にできるだけ早めのアクションをしてもらえるよう、応募完了後にすぐ企業に電話ができる「かけるちゃん」というサービスがあります。

 

③ マッハボーナス(採用祝い金)がマッハでもらえること

マッハバイトを通してバイトが決まると「マッハボーナス」と呼ばれる採用祝い金がもらえます。バイトが決まったことを申請すると、5,000円から10,000円のマッハボーナスが最短で翌日に振り込まれるのです。これはジョブセンス時代からの大きな特長。さらにかつては初出勤後に祝い金を申請していたところを、マッハバイトでは採用が決まった時点で申請ができるようになりました。

バイトが決まっても、ほとんどの場合はお給料が入るのは実際に働き始めた翌月末。バイトを探し始めてからお金を手にするまで、約2カ月ほどかかることになるため、申請からすぐ手に入るマッハボーナスで、ユーザーの方々に「ちょっと得した感」を味わってもらっています。

これらのスピード感がマッハバイトの強み。だからマッハバイトは「マッハ感」を前面に押し出したプロモーションをしているのです。

 

「神マッハバイト」からみるマッハ感

では、マッハバイトはどのように「マッハ感」を伝えているのでしょう? サイドストーリーを教えてくれたのは、「マッハバイト」ブランディング担当の平野千夏さん。

平野さん「アルバイト情報サイトは競合が多い業界。そんななかで後発組のマッハバイトが他社と似たようなプロモーションをしても、目立つのはなかなか難しいと思いました。やるなら、大手が絶対やらないような、リブセンスだからできることをやりたいね、と」

そこで外部のブランディングパートナーとして、クリエイティブ集団のPARTYさんと、ふざけたコンテンツ制作の得意なバーグハンバーグバーグさんと組むことが決まりました。

「マッハバイト」ブランディング担当の平野千夏さん

その結果生まれたのが、「神マッハバイト」のプロモーション。神マッハバイトとは、一瞬で取り組めて、1万円ちょっとが手に入るキャンペーンです。

「髪を切られている人見知りの人の代わりに、美容師さんと会話するバイト」といった嘘みたいな神バイトを集めた企画で、Twitterでのシェアで応募でき、神バイトに当選した人には「マッハボーナス+小銭」がもらえます。

平野さん「一番反響があったのは、神マッハバイトの前身になる『ハイパーリアルマッハバイト』のときに、マッサージ台の下で話し相手になるバイトに実際に当選した方がつぶやいたツイートです。『ネタじゃなくて本当にやっている』ことがじわじわ面白く、4.4万リツイート、8.3万イイネにまで広がりました」

反対にすべった企画はないのでしょうか。これだけ毎週新たなネタを開発していてると、ユーザーさんに刺さらない企画も出てくるのでは。

平野さん「春休みだけ金髪にするバイト、試験官より先に「はじめ!」というバイト、爪にドクロの絵を描くバイトは、あまりシェアが伸びませんでした。すべったと言うかは難しいんですけど、マッハ度が低い(少し時間がかかる)神バイトは応募が少なくなりますね」

 

ロゴから見るマッハ感

サイトリニューアルにあたり、ロゴデザインにいかに「マッハ感」を投影するかもパートナー会社とメンバーが悩み抜いたものの一つです。

まずは、色。アルバイト業界は赤色をロゴにするものが多く、差別化のために赤以外にするか、それとも赤の流れに乗るか……。悩んだ末、赤を基調にデザインしていくことになりました。

そして、デザイン。始めはこのようなロゴデザインが候補にあがっていました。

平野さん「このうち、一目でスピード感が伝わる①と②が有力候補となりました。より勢いを感じるのは①ですが、語末にかけて文字が小さくなっていくので視認性が悪いのではという懸念点がありました。一方、視認性の高い②は、ちょっと勢いに欠けているように感じて、メンバーで話し合った結果、①と②の間くらいがいいね、という結論に至りました」

また「速度」を表現しようとすると、男性に好まれやすいデザインになるのではというのも、議題にあがりました。男性にも女性にも使ってもらうために、できるだけジェンダーニュートラルなデザインにしたいという意見で一致。

こうして出来上がったのが、こちらのロゴです。

一文字一文字の高さはそのままに、幅をだんだんと小さくしていくことによって、視認性を保ちつつスピード感を表現することに成功しました。

 

インフルエンサーとのマッハなコラボ

マッハバイトでは、以前からYouTuberの方々とコラボをし、神マッハバイトを体験してもらったり、マッハバイトのPR動画を作ってもらったりという施策を行っていました。

最近では、Twitterでのひょんなやりとりから、インフルエンサーとのコラボが実現したケースもあります。それがこちら。

くつざわさん(@kutsuzawa_desu)は、「そんな人いるいる!」といった細かすぎるものまね動画で人気沸騰中の大学生。2019年4月に最初の“くつざわ旋風”をTwitterで起こして以来、3日間で5万人のフォロワーを獲得。それから2カ月が経った今は、10万フォロワーにまでファンが広がっています。

平野さん「私がマッハバイトの公式アカウントで、くつざわさんについてツイートしたところ、まさかのご本人登場。あれよあれよという間にコラボが決定して、速度を売りにしているマッハバイトを体現しているなあと思いました(笑)」

くつざわさんが作ってくれたPR動画がこちらで

まさかのくつざわさんのお母様も出演してくださり、じわじわくるPR動画になりました。くつざわさんとご家族、お友達の皆さん、どうもありがとうございました!

平野さんは、イメージキャラクター「マッハ先輩」といつも一緒

このようにマッハバイトでは、ユーザーの皆さんにすばやいバイト探しを行ってもらえるよう、日々試行錯誤しています。

そんなマッハバイトの売りを伝えるべく、平野さんをはじめとするブランディングチームは、今後もインパクトのある施策をお届けする予定です。バイトをする方もしない方も、これからもマッハバイトを暖かく見守っていてくださいね。

マッハバイト:https://j-sen.jp/

マッハバイトTwitterアカウント:https://twitter.com/machbaito

リブセンス公式Twitterアカウント:https://twitter.com/livesense