新年度が始まって、はや2カ月。
リブセンスでは今年度、9名の新入社員を新たに迎えました。リブセンスに入社すると、まず約1カ月半の新入社員研修を受けることになりますが、ちょうど先日で研修が終了し、各事業部へ送り出されたところです。
今回の広報ブログでは、リブセンスが新入社員にどのようなことを期待し、どのような内容の研修を実施しているかをご紹介したいと思います。(今回のブログも、人事部の皆さんにご協力いただきましたー!)
SQL、デザイン、ロジカルシンキングなどを学ぶ新入社員研修
まずはじめにお話を聞いたのは、研修担当の鹿山洋一さん。
鹿山さん「新入社員研修の全体を通した目的は、リブセンスのビジョンである『あたりまえを、発明しよう。』を体現するための土台を作ること。実際の業務が始まってからも、リブセンスでは “自分で考える” ことが求められます。そのため、自走力やオーナーシップが育まれるようなプログラムになっています」
1カ月半の間に受ける具体的な研修内容はこちら。
・マナー研修
・Excel研修
・Web知識研修
・デザイン研修
・法務研修
・ロジカルシンキング
・Webプロダクト知識
・業務体感研修
鹿山さん「一般的な新入社員と比べて特徴的なのは、プログラミングやデザインを学ぶところでしょうか。テクノロジーを使って世の中を変えていくことを会社の看板にしているので、エンジニアでなくても基本的なWebの知識は持ち合わせくことが望ましいと考えています。そのため、数日間かけてSQL(データベース管理システムで使われるプログラミング言語)の基本を学びます」
座学が終わると、次は実践的な研修に。各事業部に数日ずつローテーションで入る「業務体感研修」を行います。それに加え、今年は新しくこんな課題を行いました。
それは、リブセンスの実際のクライアント様の課題をヒアリングし、ソリューションを考え提案すること!
クライアントのオフィスへ訪問し、採用課題をヒアリング。その後、学んだばかりのSQLを駆使したり、市場を調べ分析したりしながら、企画書を作成しクライアントへ提案する。この一連の流れを3日間で行う、かなりリアルな研修内容となっています。(ご協力頂いた企業様、お忙しい中誠にありがとうございました……!)
鹿山さん「今回は、弊社サービスの『マッハバイト』『転職ナビ』『就活会議』の3つのサービスごとにチームを作り、メンターとなる先輩社員に教わりながら任務を遂行しました」
最終日には、弊社代表・村上と社員の前で発表会を行い、表彰も行いました。表彰で選ばれたチームからは達成感に溢れた声が、そして残念ながら選ばれなかったチームからは悔しい表情の中にもやりきった満足感が見えました。
鹿山さん「今回の研修で、『ユーザーのニーズの本質はなんだろう』を考え抜き、ユーザー視点でものごとを考える基礎的な考え方を体感してもらえたのではないかと思います。
私は、職種や役職は“役割”でしかないと思っています。エンジニアが偉いわけでも営業が偉いわけでもなく、また上司が偉いわけでもありません。幅広い分野を座学で学び、実務を体感したことによって、同じ会社で働く仲間が何をしているか理解する。それらがこれからのリブセンス生活で大きな意味を成すのではないかと期待しています」
入社1年目と3年目に聞く「リブセンスらしさ」とは?
続いて、実際に新入社員研修を受けた1年目の小橋桃子さんと、2年前に新入社員研修を受けた3年目の東進之介さんにお話を聞きに行きました。
美術大学を卒業し、デザイナー職でリブセンスに入社した小橋さん。実はリブセンスは今年、デザイナー採用を行っていませんでした。総合職として応募した小橋さんが新卒採用担当と話していると「小橋さんは、本当はデザインがやりたいのでは?」と尋ねられます。ちょうど社内でもデザイナーが必要とされていたことから、晴れてデザイナーとして入社するに至ったのでした。(イレギュラーケースですが、こういうこともあります!)
まさに研修を終えたばかりの彼女。感想を聞いてみると……
小橋さん「Excelが苦手なので、スプレッドシートを使った研修はしんどかったです(笑)。業務体感研修では3日ずついろんな部署にお邪魔するのですが、内容ももちろん勉強になりましたが、事業部を横断して知っている先輩が一気に増えたことが良かったです」
続いて、入社3年目で『転職会議』のプロダクトマネージャーの東さん。大学2年生のとき東さんはビジネスコンテストに参加し、事業を一から創り上げることの難しさとやりがいを実感したといいます。そんな中就職活動時代には、コンサルティング企業かベンチャー企業かで数カ月間悩むも、ベンチャーで得られる経験に賭け、リブセンスに入社したのだと当時を振り返ってくれました。
東さんにとって新入社員研修は2年も前のことになりますが、今でも鮮明に覚えているエピソードがあるのだそう。
東さん「僕たちの頃は、新規事業を立案せよという研修だったんです。分からないなりに必死に考えたんですけど、事業部の重鎮でもあるメンターの先輩方からぼろくそに言われて、パワポ資料も全部作り直しをしたことを今でもよく思えています。悔し泣きをしましたから(笑)」
東さん「入社して間もない時期に自分が考えたことを全力でぶつけて、全力で修正されたおかげで、良い意味で自信とプライドがなくなった気がします。『これは、自分やばいんじゃないか…?』と、なりふり構わず頑張る動力源の一つになった気がします(笑)」
最後にお二人に、新卒同期から見る「リブセンスらしさ」について質問をしてみました。
小橋さん「同期は、利他的な人が多いかなと思います。自分も大切にするし、他人も大切にする。リブセンスは、お金儲けよりも“人の幸せ”に目を向けた会社だって印象を抱いて入社してきているので、『誠実さ』みたいなのがリブセンスらしさなのかなと思います」
東さん「利他的で誠実なのは、本当にそうだと思う。その上で、僕は『みんなバラバラ』だなと思いますね(笑)。色んな個性が集まっているという意味ですが、一人ひとり価値観が違っていて、だから面白いですよね」
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新卒入社のスタートは一緒でも、これから先どのようなキャリアを描いていくかは人それぞれ。お互いに刺激を送りあったり、励まし合ったりしながら、自分らしい働き方・生き方を模索していってほしいなと思います。