リブセンスでは、この4月から新たな社内コミュニケーションの取り組みを始めました。それは社内ラジオ。その名も「リブラジ」です! (分かりやすいネーミング大切!)

リブラジは隔週で1回30分ランチタイムに放送しており、現在のところ2回の放送を終えています。パーソナリティは誰がやるのか、コンテンツはどうするか、安定した配信のために何ができるかなどなど、メンバーはまだまだ試行錯誤を繰り返している途中ですが、新しい動きに社員も興味津々です。

今回は、社内ラジオ「リブラジ」の発起人であるアルバイト事業部の五十嵐理紗さんに話をうかがいました。

社内ラジオは、ひょんなきっかけから始まりました。

入社3年目になる五十嵐さんは、実はアナウンスのプロとも言うべき経歴の持ち主。大学時代はアナウンスのコンテストで全国1位をとったり、つくば市のラジオ局でパーソナリティを務めたりもしていました。

それを知人に話したところ「会社でも、ラジオやったらいいじゃん!」と促され、五十嵐さん自身もリブセンスが抱える課題解決には、ラジオがぴったりなのではないかと考えるように。

リブセンスは設立から13年が経ちますが、会社が大きくなり従業員数が増えるにつれ、コミュニケーションにちょっとした課題を抱えるようになりました。社内には素敵な個性を持つ人たちがたくさんいるのに、互いがつながる場所をなかなか持てていませんでした。

五十嵐さん「ここ数年、リブセンスは宮崎オフィスができたり京都オフィスができたりと、新たな拠点を開設しました。社内にはブログのようなイントラネットの機能はあるのですが、オンライン上にある情報は、自ら取りに行かなければいけません。情報に対して“攻め”の姿勢がある人以外でも、もう少しゆる~く繋がれるような場所があるといいなと思っていました。そして、ラジオだったら私にできるのではと思ったんです」

五十嵐さんは『マッハバイト』ブランディングを担当する桂大介さん(リブセンスファウンダー)に相談をしにいくと、あれよあれよと話が進んでいったといいます。桂さんに相談してから全社チャットに共有するまで、ものの5分でした。

五十嵐さん「全社で共有した際、みんなラジオのアイデアに『いいね』と賛同してくれ、slackでアイデアを話し協力者を募ったところ、10名が手を挙げてくれました」

五十嵐さんがこだわるのは「みんなでつくる」ということ。そのため、自身がプロジェクト全体をリードしながらも、企画、脚本、配信などは得意な人に任せるようにしているそうです。

集まったメンバーに、プロジェクトに入った理由と、ラジオを通して何をしたいかを聞いていきました。

例えば、構成作家スクールに通っていた経験を持つキャリア事業部の市川斐乃さんは脚本や配信中のキュー出しなどを行っています。配信担当は総務の石川遼さん。ラジオ聴取が趣味という石川さんは、個人でラジオ配信に必要な機器を保有していたため、役に立てるのではないかとプロジェクトへの参加を決めたのだといいます。

ほかにも五十嵐さんと同じように、社内ラジオを始めたいと考えていたメンバーもいました。11人のアイデアをもとに4月初旬、ついに第1回の放送が実現しました。

(第1回パーソナリティを務めた、アルバイト事業部の山田修さんと五十嵐さん)

「みんなでつくる」こだわりのもう一つは、ラジオ名。プロジェクトメンバーが出したラジオ名の案を3案にまで絞り、リスナーである社員に投票してもらうスタイルにしました。第1回の放送で投票を呼び掛けたところ、数日間のうちに約50票が集まりました。

話す側、聴く側という構図ではなく、リスナーもラジオに参加しているという意識を持ってもらいたいという思いからです。

そのほか、社員をゲストに招いてのトーク、新入社員の紹介、星占いなど、毎回さまざまなコンテンツを企画します。放送中にもリスナーが質問や感想をslackに投稿し、パーソナリティはそれを見ながらインタラクティブなコミュニケーションを行っていきます。

五十嵐さん「ラジオを聴いてくれた人たちからは、好意的な感想が寄せられました。放送を行った2回は、課題も残りました。配信が何度やってもうまくいかず、昼休みの限られた時間の中では復旧が難しかったのです。そんなときでも、メンバーはフレキシブルに予定を調整し、原因の究明と日程の再設定を手伝ってくれました。今後は、ラジオだからできること、みんなが本当に楽しんでくれるラジオをどう作り上げていくかがわくわくした課題です。」

ラジオの盛り上がりを左右する責任重大なパーソナリティ。第2回でパーソナリティを務めたのは、就活会議ユニットの中村宏道さんと、不動産ユニットの大橋若葉さんです。お二人からはこんな感想が。

中村さん「とにかく緊張しました。人前で話すのは得意な方ですが、ラジオでは中途半端な喋りをするとリスナーが離れてしまうプレッシャーがあり、失敗できない気持ちがありました。放送中、大橋さんがはじけてくれて(笑)、そこからはリラックスして楽しむことができました。もっといいラジオを作っていけるよう頑張ります」

大橋さん「初めは緊張していましたが、いざ始まってみると、緊張よりも楽しい方が強かったです。放送前に上司のスケジュールを見ると、『若葉 ラジオ』と書かれていて、みんなが応援してくれているんだなと心強く感じました。放送部屋には、社内ラジオのメンバーや元上司がいて、中村さんがいて。私が間違えてしまったときにも、面白くフォローしてくれました。いい経験ができてよかったです」

放送中、宮崎オフィスからも「聴いているよ」とメッセージが入り、目的の一つだったオフィス横断的なコミュニケーションが実現され始めたことをメンバーが実感できたそうです。

五十嵐さん「リブセンスには、面白い人がたくさんいます。海外ツアーの経験があるピアニストや、ストリートダンスの全国大会でファイナリストになった人。私がまだ知らない面白い人もたくさんいると思います。会社には表彰制度があるけれど、仕事で大きな成果を上げた人だけでなく、面白い人と面白い人がつながったり、同じ思想を持っている人がつながったりすることで、化学反応が起こるのではないかと思うんです」

ラジオの全体コンセプトは「つながりの種をうむラジオ」。ラジオは、自然と耳に入ってくる良さがあり、音声によるコミュニケーションによって温度感や臨場感も伝わります。ラジオを聴いた後、社員同士が会話を始めるきっかけになるよう、五十嵐さんをはじめとしたメンバーは現在も奮闘中です。

(おまけの写真)

(次回ゲストとして登場予定の、新入社員の3名です!)