こんにちは。リブセンス広報です。リブセンスでは半期に一度、全従業員の投票により、特筆すべきパフォーマンスを発揮した個人やチームを選出、表彰するイベント「Livesense Award」を開催しています。アルバイト・契約社員・派遣社員・業務委託など、全ての雇用形態の従業員が対象で、個人だけではなくチームやプロジェクトも表彰の対象になります。7月末に行われた2018年上期のLivesense Awardでは、不動産ユニットの陳くんが新卒2年目にして見事MVPを獲得!今回のブログでは、陳くんに受賞の喜びと普段のお仕事についてお話を聞きました。

不動産ユニットの陳くん

MVP獲得の背景にあったもの

広報:上半期MVPの獲得、おめでとうございます!MVPに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?

陳:頭が真っ白になりました(笑)。当日まで何も知らず、スクリーンに自分の名前が映し出されたときは本当に驚きました!!!上司である竹馬さんからの手紙は本当に感動しましたし、尊敬する上司がわざわざ手紙を書いてくれたことが何より嬉しかったです。特に印象に残った言葉が2点あります。1点目は、「MVPを獲得しても、謙虚に、周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れないように」ということです。2点目は、「エンジニアは技術はもちろんだけど、仕事はチームワークが大切。与えられた課題に対して自分だけでなくチームで検討して解決策を見つけること」です。自分自身が努力することはもちろんですが、チームとしての最善の解決策を意識することの大切さを改めて認識しました。

広報:竹馬さんからのメッセージ、心に響きますね。実践できていますか?

陳:はい!自分のことで精一杯になってしまう場面もありますが、周囲の方に感謝の気持ちを忘れず、物事を多面的に捉えることの大切さを意識できるようになってきました。学生のうちは、自分の考えだけで物事を進めることもできましたが、仕事においてはチームで検討・開発を進めることを大切にしています。

広報:入社2年目を迎えて、ご自身の意識で変わったことはありますか?

陳:1年目は、言われた仕事をこなすことに精一杯で、狭い視野でしか物事を見れていませんでした。2年目に入り、言われた仕事だけでなく関連する業務やプロジェクト全体を見渡して仕事を効率的に行うことを意識できるようになってきました。「この業務はこう改善した方が良いのでは」と思うことは、上司・先輩たちにも積極的に伝えるようにしています。

広報:たった1年半という期間で、とても成長できたことがうかがえますね!ご自身の中でMVPを獲得できた要因はどこだと思いますか?

陳:「努力」だと思っています。今回MVPをいただいたプロジェクトは、イエシルのサービス全体に関連するアプリケーションやシステムをアメリカから日本へ移行する作業があり、もし何か不具合があればサービス全体に影響を与えるものでした。そのため、一見簡易なリリースでも何度もテストを繰り返すことで絶対に問題が発生しないように努力しました。苦労した点は、リブセンスとしても初めての取組みであり前例がなかったこと、世の中に公式ドキュメントがないデータに対して仮説・検証が必要だったことです。出口の見えないデータ検証は心が折れそうになることもありましたが、イエシルユーザーにより良いサービスを提供したいという気持ちで努力し続けることができました。

左:竹馬さん 右:陳くん

エンジニアになるまでの道のり

広報:エンジニアを志したきっかけを教えてください!

陳:趣味です(笑)プログラミングしてものづくりをすることはとても楽しいです!高校生の頃からエンジニアリングに興味があり、パソコンは持っていなかったので本を活用して頭の中で勉強していました。大学院に進学してから本格的にプログラミングの学習を開始して、全て独学で習得しました。

広報:独学だったんですね!すごい・・・!大学院での研究テーマは何でしたか?
陳:防災と見守りのシステムを研究しました。研究テーマを検討していたとき、日本の少子高齢社会が進む中で、家族と離れて暮らしている高齢者が安心して便利に暮らせるサービスをつくりたいと考えたんです。高齢者の日常生活にとって親しみのあるデバイスであるテレビを活用したIoTシステムの開発したいと思いました。このシステムは各IT電子系学会(情報処理学会、DICOMOなど)で論文発表していて、現在滋賀県米原市で補助金事業として実験運用しています。

広報:大学生の頃から「暮らし」をテーマにした研究に興味をお持ちだったのですね。ところで日本へ来たきっかけは?

陳:子供の頃からアニメの鉄腕アトムが好きで、ロボットを作りたいと思っていたんです。このアニメが生まれた日本に行きたいという思いがあったので、日本の大学進学に挑戦しました。ロボット開発を研究する大学への進学は難しかったため、大学では経済学を学びながら当時興味のあったプログラミングを勉強し始め、ロボットの「脳」をつくる事もできるAIへの関心が高まりました。結果的に、リブセンスでもAIを活用したサービス開発に携わることができてとても嬉しいです。

広報:きっかけはロボットだったんですね!サービス開発は容易ではないと思いますが、仕事のスキルはどのように学んでいますか?

陳:上司や先輩方の仕事の様子を観察して、真似するように心がけています。どうしたらうまく仕事を進められるか、課題に直面した時にどのように解決するか、その解決策の選択方法や意思決定を自分に置き換えるように意識しています。そうすると、独りよがりだった考え方も変わってきました。例えば、イエシルは建物の詳細ページに日々様々な更新を行っていて、エンジニアは実装に注力して検証はビジネス側の方にお願いする流れが通例でしたが、自分が実装したものは実装して終わりではなく、ユーザーにとって理想の機能を果たしているのかを検証して見守る必要があると考えるようになりました。

広報:見習いたい、こうなりたいと思える上司・先輩が近くにいることは幸せですね。

陳:本当に感謝しています。何か困ったときはいつも優しく回答してくれますし、心強いです。お酒は飲み過ぎてはいけないということも学びました(笑)

広報:反面教師の部分もたまには(笑)陳くんにとってリブセンスはどんな会社ですか?

陳:とにかく毎日楽しく仕事ができる環境です。私にとっては初めての会社なので他社は分かりませんが、仕事の達成感を感じられ周囲に尊敬できる方もたくさんいる環境はとても素晴らしいと思っています。エンジニアとして幸せです。

今後の目標は

広報:これから挑戦してみたいことはありますか?

陳:あります!イエシルでユーザー向けに毎週発信しているメルマガのマッチングやレコメンド機能の精度を上げることです。ご利用いただいているユーザーに対して、ユーザーの志向性に合わせた情報提供や物件紹介をすることでよりメリッを感じてもらえるサービスにしていきいたいです。常にユーザーの立場になって、利便性の高い正確な情報を提供できるようにしていきたいです。

広報:素晴らしい!!とっても真面目な陳くんですが、お休みの日は何をしてリフレッシュしていますか?

陳:僕はつまらない人間なんです(笑)

広報:そんな(笑)!!

陳:今は趣味もプログラミングです(笑)。休日も機械学習と数学の勉強をしています。機械学習素人なので、もっと勉強してエンジニアとして成長したいと思っています。エンジニアとして知らないこと、勉強しなければならないことがまだたくさんあるので、良いサービスを生み出せるようになるまで頑張りたいです。

広報:努力家ですね!最後にひとことお願いします!

陳:いつもありがとうございます!まだ時々上司にもタメ口で話してしまうことがあるのですが、怒らず優しく接してくださるメンバーの皆さんには特に感謝しています。
リブセンスの皆さん、これからもよろしくお願いします。

誠実な人柄と屈託のない笑顔に、今後どんな可能性を秘めているのかと、
とてもワクワクするインタビューでした。
陳くん、ありがとうございました!