こんにちは。リブセンス広報担当です。
来週2月8日、リブセンスは設立記念日を迎えます。
設立10年目の今年。
新たな取り組みを「実行(2015年のキーワード)」していく、リブセンスメンバーにスポットを当ててみたいと思います。

1回目は、今年から経営企画部長に就任した中里にインタビューします。

経営企画部長 中里 基

広報:
中里さんが入社されたきっかけは?
中里:
実は、真さん(リブセンス取締役の中島真)は昔からよく知っている関係で、真さんがリブセンスに転職した時に村上さんを紹介されました。その時、初対面にも関わらず村上さんと意気投合したのが、リブセンスとの出合いでした。
しばらく個人間の友人関係が続いていたのですが、それから1年位が経ち、ちょうどリブセンスが次なる成長ステップに踏みだそうとしている時期に入りました。そのタイミングで改めて、これまでの私の経験(事業投資や投資先経営・経営支援)が役立ちそうな感覚もあり、2014年8月に入社しました。
この歳になると、仕事のやりがいは“何をやるか”というより“誰とやるか”に尽きますね。その気持ちは、村上さんだけでなく、リブセンスの仲間の人間味に触れ、社内風土を肌感覚で理解するにつけ確信に変わりました。

広報:
村上さんと初めて会った時の印象は?
中里:
創業社長ということもあって、事業成功への「欲」はすごく強いのですが、村上さんの場合、「個人の欲」と「会社(事業)の成功への欲」が一致していて矛盾がないんですよね。結果として裏表がない。今も日常的に一緒に仕事をしていて思いますが、やたら貪欲な一方、その動機がピュアだから何とかしたいと思う。とても稀有な人だと感じました。

広報:
入社されて半年が経ちました。リブセンスのイメージは、入社前後で変わりましたか?
中里:
入社前に色々な人と話ができていたこともあり、ギャップは感じていないですね。
以前の仕事では、投資家や雇われ幹部の立場で現場に入る事が多かったせいか、周囲はお手並み拝見モードだったり警戒モードだったりで、人間関係の構築にとても時間がかかりました。
リブセンスでは、メンバーみんなが温かく、とても居心地がいいですね。真面目で性格の良い人が多い。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、企業の成長において社員が真面目であることと性格が良いことは超重要です。これまで色々な会社を見てきましたが、他にあまりないカルチャーだと思います。広報ブログだからといって、お世辞じゃないですよ。

広報:
経営企画部長として、注力していきたいこと・意気込みを教えて下さい。
中里:
リブセンスは、昨年から事業部制に大きく舵を切りました。今年のテーマの一つは、「事業部制の加速」です。要するに、事業のことは事業部で決め、そこでのスピード感と意思決定の精度を高めていく。逆に言うと、事業戦略は事業部でしっかり完結させ、経営企画部はそこでの横串の部分で全社戦略、資源の再配分ということをきっちりやっていきます。
そして、現状の延長ももちろんですが、特に2015年は「実行」をキーワードに中長期戦略・事業投資にも積極的に取り組んでいきたいと思います。
話は変わりますが、私は柿ピーが好きなんですね。特にわさび味が好きでよく食べるのですが、先日真空パック入りの柿ピーを食べながら、実は自分の仕事というのは、この“柿ピー”に本質があるのではないかとふと思いました。
要するに、あの柿ピーの真空パックは、密封しなくてはいけない(かばんに詰めてこぼれたら大変なことになります!)、でも同時に、簡単に開かなければいけない(目の前にして開かなかったら悲劇すぎる!)。そんな矛盾を同時に実現する、驚くべきイノベーションの塊のわけです。
夏目漱石の「草枕」の冒頭にこんな一節があります。
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい」
つまり、何をしても世の中は矛盾だらけで、すべてを満たす解など幻想であるという、身も蓋もないニュアンスです。
でも、今、リブセンスに求められているのは、「既存事業と新規事業の両立」であり、「財務体質の健全性と積極投資による機会獲得」であり、そんな「あらゆる矛盾に、真正面から立ち向かうこと」だと思うんです。
リブセンスでは、2018年12月期を最終年度とする中期経営計画の達成に向けて、全部門が全力で取り組んでいます。スタート年に苦戦した分、確かにチャレンジングな目標ではあります。ただ、達成に向けた戦略や実行に向けた基盤は、現在、間違いなく整ってきています。
そもそも、確実に達成できるものなど、目標と呼ぶこと自体がおこがましい。人も、組織も、目標に合わせて成長していくものです。
当事者意識を持つ、ではなく、当事者になる。全員与党が今年のキーワードです。
経営企画部として、目標達成に向け全力を尽くしていきます。

中里さん、ありがとうございました。