こんにちは!
前回に引き続き、デザイン部古沢と植村がお伝えいたします。
vol.1、vol.2と、ここまで読んで下さった方の中には
自社に置き換えて実現可能かどうか考えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、ワークショップ終了後に社員から出た質問や悩みも含め、
反応はどうだったのかなどをレポートします。
【質問タイムに社員から出たQ&A】
Q1.デザイン側からの悩み、反対にエンジニアの悩みはどう伝えればいいのでしょうか?
(デザイン部 フロントエンドエンジニア)
A1.坂田さん
私はよく「エゴを捨てろ、意見を言うな根拠を見せろ」といいます。
きれいであることと正しいは別物です。
正しいか間違ってるか判断するのはお客さん(ユーザー)です。
Q2.スクラムのスプリントはLEAN UXと結びつきづらいところがあるように思いますが?
(エンジニア)
A2.坂田さん
アジャイルと相性が悪い理由があります。
スプリント期間があるので、それに合うものを作る事になってしまう事です。
デザインは特にスタッガードスプリントで作ったほうがいい場合があります。(坂田さん)
Q3.デザインの中間成果物(たとえばカンプ)も無くした方がいいでしょうか?
(エンジニア)
A3.坂田さん
印刷、カンプがなくても、全員席に呼んじゃって、(そこに意志決定者が居る事が大事)
そこでリアルタイムに変更させればいいと思います。
工程を成果にしないことが大切です。
【リブセンスでのワークショップを終えて、坂田さんにインタビュー】
古沢:
今回リブセンスでは初めてのUXに関するワークショップ開催だったのですが、
一般的な傾向として、社内でのUXに関する教育というのはどのような形が多いのでしょうか?
坂田さん:
本の出版をきっかけに、おかげさまで様々な企業様や団体様とお仕事を
ご一緒する機会が増えてきました。その中でも最も多いのは、啓蒙活動を兼ねた社内教育です。
これまでのお付き合いで最も多かったのは
・人事研修の一環として取り入れる
・リブセンスのように社内ワークショップを開催する
・新規事業開発プロジェクトの一環として取り入れる
の3つです。
人事研修は極稀ですが、個人的にはそれほどの価値として認められるべきだと考えています。
古沢:
今回のリブセンスでのワークショップの手応えはいかがでしたか?
坂田さん:
社員の雰囲気がとても明るく、仕事後の疲れが吹っ飛ぶくらい、楽しむことができました。
また、後半のQ&Aでは貴重なご質問をいくつかいただき、
僕自身も多くを学ぶことができました。
質問を多くいただけたということは、視点を変えればそれだけ興味を持っていただけた、
という証明でもあるので非常に嬉しく思います。
古沢:
LEAN UXに興味があるけど、
開発の現場の事を考えると何からしたらいいか分からない…
という方にアドバイスがあればお願いいたします。
坂田さん:
「隣に失礼します」から始まるコミュニケーションを推奨しています。
半分冗談、半分本気ですが、まずは自分から歩み寄り、
どのような作業をしているのか、またどのように考えて取り組んでいるのかを
顔を合わせて打ち明けることからはじめてみてはいかがでしょうか?
まずは相手にも興味を持ってもらう姿勢を示すことが大事だと思います。
結果としてコミュニケーションの頻度が増え、より本質的な「誰のために?」
「なんのために?」といった問いを追求するような空気作りが生まれやすくなります。
【ワークショップを受けた感想 】
デザイン部 植村:
このワークショップでチームメイトから学ぶことが非常にたくさんありました。
事業を横断してコラボレーションすることで
チームメイトの発想や考え方の違いに気づき、
何故同じ事業にいて違う意見なのかを知る事が出来ました。
デザイナー、エンジニア、営業、カスタマーサポート、
それぞれが考えていることを共有するから、
作業がブラックボックス化せず、透明性があり、話し合い、指標を計測できる。
このワークショップで、
さらにチームとのコラボレーションを大事にしようと思うようになりました!
【おわりに】
デザイン部 古沢:
第3回までお付き合い頂きましてありがとうございました。
私は、ワークショップはきっかけに過ぎないと思っています。
デザイン部ではLEAN UXを取り入れるためのサポートをどんどん行う予定です。
ご協力いただきました坂田さん、本当にありがとうございました!
リブセンスでは一緒にサービスを作り上げたいデザイナーやエンジニアフロントエンジニアを
大募集しています!
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