LEAN UX IN LIVESENSEレポートvol.1では開催の経緯についてお伝えいたしました。

 今回は坂田一倫さんによるワークショップの様子を
前回に引き続きデザイン部古沢と
デザイン部でフロントエンドエンジニアを担当する植村の二人でお送りします。

(写真中央でLEAN UXを持つのが古沢)

今回のLEAN UXワークショップは、初めての開催にも関わらず、
全社員の約半数の40名ほどが参加する過去最大のワークショップとなりました。

 当日のワークショップのフローを順を追ってレポートさせていただきます。

 (1)前提の理解】
Lean UXは無駄を無くすことが目的ではなく、
筋肉質な(企業)体質とその維持を目標としています。

 「問題定義がまちがっていれば、解決しても十分な価値が発揮されない。」

つまり問題定義に十分な時間をかけるためのマインドセットが重要だということです。

 以下が、Lean UXの特徴的なマインドセットです。

1.Lean = ムダを省くでは無く、品質の担保をしながらムダを省く事。
2.部門や領域横断のコラボを実現(関係ないはNG)
3.LEAN UXは学び(お客さん、チームメイト)のエンジン。
作る→計測するという行程が効率的になる。
4.デザイン思考+アジャイル開発。デザインシンキングの活動である点。
5.中間生成物主体のビジネスからの脱却。中間生成物が増えるのはメンバーの物理的な距離が問題。

【(2)ビジョンと構想ワークショップ】

・リーンキャンバス
事業企画に深く携わっているメンバーは何枚も書いていますが、
1枚も書いた事のないメンバーもいました。自分が事業全体のどの分野に強いのか、
逆にどの領域に疎いのかを知る事が出来たと思います。

・プロトペルソナ
今このサービスを使っているお客様のことを想像します。
年齢や性別などの基本的な特徴から、サービスに関する特徴や、
喜ぶ事や、嫌だと思う事を書きました。
1番大事なのはお客様が嫌だと思う事に早く気づくということです。

・6アップスケッチ
プロトペルソナをサービス使用のきっかけと使い終わったタイミングの時系列で6マスに収め、
ストーリーにします。自分が一番価値を発揮していると思うところに◯をつけます。
アイデアの発想としても利用できるツールで、10分以内に6つ必ず書き切るようにすると
6つ目にいいアイデアがでる可能性が高いそうです。

【(3)ビジョンと構想の共有】

10分間でリーンキャンバス、プロトペルソナ、6アップスケッチをチームメイトに共有します。
この時点で、自分と他のメンバーの間で考え方の違いがかなりあることを実感しました。

【(4)ビジョンと構想の共創】

チームとして何を実現するべきか、共有された課題から結論まで導き出します。
メンバー全員の考え方を共有した後なので、
何について課題感を持っているのか話し合いがスムーズでした。

photo2_3

以上がワークショップの要約ですが、通常は1日がかりのワークショップだそうです。
そこを、今回は就業後の社内勉強会ということで、
2時間ほどに短縮してプログラムを組んで頂きました。

坂田さんのお力添えもあり、LEAN UXのエッセンスがギュッと詰まった
濃密な時間を過ごすことができました。

次回vol.3でLEAN UX IN LIVESENSEの紹介は最終回です!

ワークショップ疑問、講師を務めてくださった坂田さんのインタビューなどをお伝えいたします。

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