こんにちは。リブセンス広報です。
今月インタビューしたのは、先月行われた2017年下期の表彰式「Livesense Award」でMVPを獲得したキャリア事業部 転職ナビユニットマーケティングチームの大谷崇介さん。転職ナビでの広告運用改善実績や、新人に対する熱い指導の姿勢を評価されて見事MVPに輝きました。音楽活動との両立など、幅広いお話を伺いました。
◆2017年下半期MVP獲得!
広報:
2017年下期MVPの受賞おめでとうございます!率直な感想をお聞かせください。
大谷:
本当に嬉しいです。これはまさに「リブセンスドリーム」だと思います。アルバイトで入社した私が、3年でMVPをいただけたことは、本当に嬉しく驚きもいっぱいです。入社当時は26歳。音楽活動をしていたのですが、自宅から渋谷の音楽スタジオに通う交通費の捻出にも困るほど生活に困窮していました。当時、プログラミングスキルの習得がブームだったので、渋谷に近くてプログラミングが学べる企業を探していた時にリブセンスの求人に出会ったんです。面接の雰囲気もとても良く、ぜひ働きたいと思いました。もちろん、その求人を見つけたサイトはジョブセンス(現在のマッハバイト)です。
広報:
改めて振り返って、ご自身ではどんなところを評価されたと考えられますか?
大谷:
楽しみながら努力し続けて来たことが少しずつ成果となり評価いただいたのかなと思っています。実績を上げるために必要なことは、「どれだけ質の高いPDCAを回せるか」です。それに気づいてからは、どんどん自分自身の成長もメディアの成長も感じられましたしアウトプットが安定してきました。とにかくトライ&エラーを繰り返し少しずつ結果に結びつきました。マネジメントでは、「本人に最も適した業務を与えられるか」が大事だと思っています。1on1をとても大事にしていて、何が好きなのか、何にやりがいを感じるのかをヒアリングしたうえで、どの業務なら最大限のアウトプットを出せるかを考えて重要な仕事を振り分けています。よく部下には与える裁量が大きいと言われます(笑)本人もメディアもスピード感を持って成長させたいので、信頼して任せています。
広報:
そうだったんですね!授賞式では上司である内田さんから感動のお手紙がありましたが、納会後、どんなお話をされましたか?
大谷:
内田さんから、「賞金で嫁にうまいものを食わせてやりなさい」と言われました(笑)
内田さんとは、入社半年後に配属された転職ナビで当時グループリーダーをされていたことがご一緒した最初でした。また最近ご一緒させていただくことになり、本当にお世話になっています。あのサプライズの手紙は本当に驚きましたし嬉しかったですね。
広報:
内田さんかっこいい!!MVP受賞までの道のりは苦労もあったと思いますがいかがですか?
大谷:
転職ナビの場合、KPIを達成するのに1件あたりの求人採用率が低い事に苦労しました。これをクリアするために、「偶然性をどれだけ排除するのか」について考えました。例えば、1名の採用に対し1名の応募で採用された場合と10名の応募に対して10名応募があっても1名も採用されない場合に、どれだけ偶然性が関係しているのかという分析です。現在「ベイズの定理(条件付き確率に関して成り立つ定理)」をもとに物事の収束予測を立ててアプローチすることで、解消方法を検討しています。達成プロセスは難しいですが、面白いですね。
広報:
改めて入社から今までを振り返っていかがですか?
大谷:
私が興味を持った事は、何でもやらせてもらえた環境に感謝しています。そのおかげで様々なスキルを身につけることができました。入社当初はエンジニアリングに興味がありRubyを学び、その後分析業務に携わりSQLを毎日書いたおかげで日本語と同じように書けるようになりました。その後、WEBアプリケーション、SEOなど様々な業務を経験できました。リブセンスは手を挙げれば実践させてくれる懐があると実感しています。私は”Made in Livesense”でリブセンスで学んだスキルが血となり肉となりました。
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本当に様々な業務を経験されたのですね。それでは、現在のお仕事内容について教えてください。また大谷さんにとってマーケティングのお仕事とは?
大谷:
現在転職会議と転職ナビの2つのサービスを担当しています。転職ナビは、ROI(Return On Investment)を高めるために、集客だけにとどまらず、営業を含めて包括的に戦略を立てて売上を伸ばしていく取組みをしています。また転職会議で注力しているのはブランディングです。クチコミ付き求人サイトというアセットをしっかり世の中に伝えていくことが使命です。中長期的な視点で転職会議というサービスの認知拡大を図り、しっかりと集客と収益にこだわって結果を出していきたいです。
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これから取り組もうとしていることを教えてください!
大谷:
転職ナビは、ズバリ売上を2倍にすることです。そして転職会議は、YouTube動画広告の「TrueView」で純粋想起率を上げることです。マスメディアのCMはかなり投資が必要ですが、同じGRPを実現できるのであればWEB広告の方が費用対効果があるのでは無いかと考えています。新しい取組みなので、どれだけ成果が上げられるのか楽しみです。
◆「Connecting The Dots」点と点をつなぐ。
広報:
さて、大谷さんは編曲家との二足のわらじを履いていらっしゃいますが、音楽活動との両立について教えてください。
大谷:
私は双方の活動を両立することでより自分自身への理解を深めることができています。よくマーケティングと編曲はリンクするのかと聞かれますが、とても関係してきます。
自分への理解を深める目的は、どうすれば自分のコンディションを高く保てるか、どうすればパフォーマンスを上げられるかを知るためです。例えばビジネスで重要なことは成功か失敗かではなくその過程であると学んだおかげで、音楽でもコンペの結果だけでなく過去と比べてどう良くなったかを大切にすることで、良い音楽が生まれるようになりました。メリハリをつけて双方の活動をすることで、良い影響を与え合っています。
広報:
大谷さんが人生で大切にしている考え方があれば教えてください。
大谷:
スティーブ・ジョブズのスピーチにあった「Connecting The Dots」です。自分が興味のあることをやっていけば後に点が線になっていくという考えです。エンジニアリングとマーケティングも異業種のようですが、その時興味のある業務に取組みそれぞれが結びつくことで、よりビジネスへの考えを深めることができます。
また私の好きな本に、「マネーボール」があります。オークランド・アスレチックスが野球に統計学を持ち込むセイバーメトリクスという手法により、市場で評価されていない良い選手を資金力の差という不公平を乗り越えて獲得し、全球団最高の勝率を記録したものです。球団をROIで考える視点はとても興味深かったですし、ビジネスにも通じるので、常に自分が興味を持つ分野に飛び込み、新しい視点で物事を考えることを大切にしています。
広報:
最後に、改めて今のお気持ちを聞かせてください!
大谷:
リブセンスでの仕事を通して、自分らしい生き方ができるようになりました。それは、経済的に安定したことで将来への不安が無くなり、精神的に安定したことも大きな理由です。以前は音楽活動においても他人と比較しがちだったのですが、比較しなくなり心に余裕ができたので、好きな音楽を楽しめるようになりました。人生に対して一生懸命になり、今をどれだけ大切にできるかを意識して、これからも頑張っていきたいです!
大谷さんはとても仕事に真摯に向き合っていて、心から楽しんでいることが伝わりました。
豪快なでピュアな笑顔に温かい人柄が表れています!
大谷さん、ありがとうございました!