2019/09/12

営業チームと広告チームで取り組むカスタマーサクセス。チームに閉じないKPIと越境の生まれ方について

2019年オリコン顧客満足度ランキング アルバイト情報サイト部門で1位を獲得し、現在アプリ・WEBの両方で成長を続けるマッハバイト。このメディアを運営するアルバイト事業部では、アルバイトを探すユーザー側はもちろん、クライアント企業の満足度にも徹底的に向き合っています。自らを「求人広告サービス」ではなく「採用支援サービス」と自負するアルバイト事業部が、顧客企業の満足度向上のために行っている越境的施策をご紹介します。

アルバイト事業部広告運用チームの山田さん(左)と営業チームの岩下さん(右)にお話を伺いました

 

複数の広告チャネルをクライアントごとに使い分ける

ー アルバイト事業部では、広告出稿の仕組みに他にはない点があると伺いました。実際にどういった施策を行っているか、教えてください。

山田さん「広告チームでは、集客に難航している求人に、採用確度の高い応募を集めるための施策を複数展開しています。マッハバイトでは自社メディア内の求人掲載だけでなく、提携している複数の外部メディアへの求人広告掲載も行っています。応募を多く必要としている求人については、他の求人よりも大きい費用をかけて広告を出稿し、少しでも多く応募を集めるような仕組みを作っています」

岩下さん求人情報サイトには、一般的に掲載課金や応募課金など、複数の課金形態があります。本質的にクライアントが求めていることは、いかに予算の範囲内で採用につながる人員を確保できるか、というところだと思います。これを踏まえて、マッハバイトの営業チームでも、クライアントがもつKPIである応募単価や採用単価を意識しながら、採用につながる応募を追っていくことが大切だと考えています

広告チームを束ねる山田さん

ー 逆に、採用につながらない応募というのは、どういう応募を指すのでしょうか。

山田さん例えば、1人の応募者が、同じクライアントの複数の店舗に応募(重複応募)する場合はこれにあたります。1人の応募者が、1つのクライアントの3つの店舗に応募した場合、応募数は3ですが応募者は1人なので、3つの応募のうち2つの応募は採用にはつながりませんよね。また、クライアントごとに採用しづらいペルソナがあり、そういった求職者からの応募が集まっても、企業側にとってはあまり有効な応募とは言えません。他には、働くつもりがない応募者によるいたずら応募も採用にはつながりませんね

ー 採用につながりやすい応募はどのように見分けるのでしょうか。

山田さんマッハバイトのメインのプランは採用課金なので、仕組み上、採用率を把握することができます。一方、掲載課金の場合は、採用・不採用を報告する義務がクライアントになく、マッハバイト側で採用率をデータとして溜めることができません。そのため、営業チームで各クライアントごとに採用状況をヒアリングし、業界の傾向も合わせながら、採用されやすいペルソナの仮説をたてて都度施策を回し、応募の質を高めています

ー 広告チャネルごとの応募者のペルソナや応募率などのデータは、過去実績から算出しているのでしょうか。

山田さんそうです。それらのデータを元に、『こういう人からの応募が欲しい』という個社別のニーズに応えることで、長期的な関係構築に努めています。単に応募数を増やすだけでなく、応募の質の低下を抑えることができるので、他社ができていないポジティブで深い提案を行なうことができます。また、こういった施策はユーザーにとっても、マッチングしなそうな求人への応募の回避に繋がるので、ユーザーと企業の両方にとってメリットがあることだと考えています

 

連携のきっかけは、事業部のボトルネック改善

ー こういった取り組みを始めたきっかけは何だったのでしょうか?

山田さんきっかけはチーム単位の課題ではなく、事業部全体の収益性改善でした。チームに閉じない、事業部という大きいスコープでの課題に向き合うとなると、1チームで改善に取り組むよりも他のチームを巻き込んだ方が改善の確度が上がりそうだと判断して、営業チームと連携することになりました。

事業部内の様々な数値を検証した結果、広告出稿の収益性(ROAS)が悪く応募数も少なかったので、最初はその点の改善に努めました。応募数を増やしたあとは1応募あたりの質の低下が課題として挙がってきたので、今は応募の質を改善しつつ応募数・ROASを維持できるように取り組んでいます

 

チームの連携から、より大きな信頼の獲得へ

越境を通して新たな価値提供を目指す営業・岩下さん

ー 連携施策を行う前と後で、事業部に変化はありましたか。

岩下さん広告チームと連携するようになって、重複応募の削除や広告出稿先メディアの選定など、質を改善するための効果的な施策を打てるようになったのが一番の変化だと思います。また、それに伴いクライアントからの信頼を少しずついただけるようになったのも変わったところだと思います。

メディアのネームバリューやブランド価値という抽象的なものを理由に継続していただくのではなく、本当の課題は何で、それに対して私たちは何ができるのかという現状分析と改善をクライアントと一緒に行えるということが、信頼していただける理由の一つになっているのではないかなと思っています。これについては、新規営業の際にもお話していて、明確な差別化要因になっていると思います

山田さん広告チームにとっては収益最大化の中で応募数を増やすのがミッションですし、営業チームにとっては新規顧客獲得や継続掲載の獲得などによって売上を増やすことがミッションです。それぞれに別のミッションがありますが、それでも事業部として追うべきは、頂いた求人への有効な応募を増やすことです。

そのために広告チームは、広告の各種データを営業チームに共有しつつ施策の提案を行い、営業チームはクライアントの意向に寄り添いながら提案を行う。一つのチームの中だけで完結しない越境的な働き方は、うちらしいなと思います。当社で行っている広告管理のやり方は、業界初なのでは。広告出稿のデータをもとに、クライアントと施策を考えるやり方は、面白いと思っていただけることも多いです

ー 具体的な数値の変化にはどういうものがありましたか。

山田さん広告チームで言うと、例えば広告出稿先によっては、重複応募率が高く困っていたところ、数々の施策の結果、0%になったという事例があります

岩下さんたとえば重複応募率が21%から9%まで下げられたクライアントや、有効応募率が61%から95%に上がったクライアントなど、数値面でも大幅な改善がなされたクライアントが多くいらっしゃいます

クライアントの改善事例の話をしている時がお二人とも一番嬉しそうでした

ー 数値以外で何か変わったところはありますか。

岩下さん応募の質改善について、これまで営業チーム内以外で相談できるところは無かったのですが、他のチームに相談できるようになったという点は、新しい視点が入るという意味でとても良い変化だったなと思います

山田さんこういった連携施策を始めるまで、営業チームも広告チームもそれぞれの目標に向けてそれぞれが努力する、という感じで、連携を取りながら目標に向かうという状況ではありませんでした。連携をするようになり、営業チームと広告チームでお互いに知らないことの方が多く、お互いのことをあまり理解できていなかったことに気づきました。

クライアントはマッハバイトに特定の価値を感じて契約していただいていると思うのですが、営業チーム以外がその理由を正しく認識できていませんでした。今回の施策を通して、チームマッハバイトとして一つになり、クライアントの課題解決に当たれていること、そしてクライアントから見たマッハバイトの強みを知ることができたことが、良かった点だと思っています

ー 最後に、今後の意気込みについて一言ずつコメントをお願いします。

岩下さんこれからもクライアントの課題を一つ一つ解決していき、マッハバイトの満足度向上につなげて行きたいと思います!

山田さんクライアントとユーザー両方の満足度向上によって、マッハバイトの収益性が最大化されるように、これからも頑張っていきます!

ー ありがとうございました!

 

営業と広告、普段は別々のKPIを追うチームでも、突き詰めれば追いかける世界は同じ。過度に独立するのではなく、チームの境を飛び越えながら、マッハバイトはこれからも価値を生み出していきます!

今回はチームの境を超えた施策についてのお話でしたが、次回は事業部の枠を超えた成長環境のデザインについて紹介します。お楽しみに!

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2019/07/31

「Livesnese Award」の運営メンバーを待ち受けていた、あたたかなサプライズ

半期に一度、リブセンスでは活躍した従業員を表彰する「Livesense Award」を実施しています。会場にレッドカーペットを敷き、オーディエンスからのお囃子が飛びかう華やかでありアットホームな表彰式。

今回の広報ブログでは、今月行われた2019年上期の表彰式の「裏側」で活躍した人たちにスポットライトを当てました。

「Livesense Award」の特徴は、サプライズ要素が大きいこと。受賞者は当日名前が呼ばれてはじめて、自分がノミネートされていたことを知ります。受賞者が社員に漏れないよう、人事部やデザイナーなど一部の社員だけで極秘に準備が進められるプロジェクトです。

今回の表彰カテゴリはこちら。MVP(ベストプレイヤー)、MVM(ベストマネージャー)、MVT(ベストチーム)、MVN(中途社員新人賞)、ベストミヤザキ賞、特別賞です。

受賞者決定にあたっては、経営陣と人事部から審査委員会が組成され、みっちりと議論します。その過程で、できるだけ情報格差が起こらず多面的に選抜できるよう、1週間ほどかけて社内から自薦・他薦も募ります。それらの情報を全てテーブルに広げ、受賞者を決定します。

判断基準としては、リブセンスとして大事にしている理念・ビジョンの実現に向けた貢献や行動がベースになるのですが、より皆の前で称賛したい・感謝したいという気持ちで選定されているように思います。雇用形態や勤続年数に関わらず、誰もが受賞のチャンスがあります。

表彰式を「自分ごと」にできるようなクリエイティブを

今回お話をうかがったのは、ポスターやトロフィーなど、クリエイティブ面から「Livesense Award」を支えるデザイナーの阿部洋平さん。2019年1月にリブセンスに中途入社しました。

阿部「運営を担う人事部と打ち合わせを重ねた結果、従業員のみなさんがアワードを自分ごとに捉えてくれるようなクリエイティブを目指すことになりました。せっかく開催するのであれば、単なるいちイベントで終わらせず、自社のことを少しでも好きになってほしいと思い、クリエイティブにもいろいろなところに工夫を凝らしているんです」

たとえば、ポスター。

一見ふつうのポスターのようにも見えますが、どこに阿部さんのこだわりが隠れているのでしょうか。

阿部「遠くから見たら告知機能しか持たないんですけど、近づいてみるとリブセンスにちなんだキャラクターが隠れているんです。近くで見た人が、小さな発見にワクワクしてくれたらいいなと思い」

よ~く覗いてみると、「S」の字のうしろから、『マッハバイト』のイメージキャラクター・マッハ先輩や『転職会議』のキャラクターなどがこちらを覗いています。

ほかにもリブセンスの文化を表すような「社内ラジオ」のイラストや名物社員など、この2019年上期に誕生したキャラクターや文化が隠れていました。遊び心満載なポスター、知る人ぞ知るちょっとしたエンターテインメントの完成です。

そのほか、今回の「Livesnese Award」専門のロゴも作成。トロフィーや賞状、ステッカーなどに掲出されているロゴにも阿部さんのこだわりが

阿部「アワードのロゴなので存在感のある堂々としたものを作りたいと思っていました。Livesnese Awardの頭文字をとった『LA』をモチーフにし、周囲の6つの星はアワードの数を表しています」

(これを書いている広報の私はデザインに詳しくないため、それだけの思いを一つの形に落とし込むデザイナーという仕事にただただ感服しました……!)

そして、待っていたサプライズ

そして迎えた表彰式当日。

約400人の従業員が一堂に会し(宮崎・京都オフィスはサテライト中継)、司会者の声に耳を傾けます。なお、司会を務めるのはプロでもなく運営サイドでもなく、事業部のいちメンバー。ここにも「Livesnese Award」のアットホーム感がうかがえます。

司会を務めた不動産ユニットの萩原大地さんと、転職会議ユニットの早坂麻里絵さん

幕を開けた「Livesnese Award」。初めに発表されたのはこの半年の間に中途入社した従業員のなかから特に優秀な働きをした人に送られる「新人賞」です。

そしてなんと新人賞を受賞したのは、表彰式の裏方でもあるデザイナーの阿部さん!!!(阿部さん本人ビックリ!事前に阿部さんにインタビューをしていた広報もビックリ!)

運営側である阿部さんに当日までバレないよう、ほかの運営メンバーが偽の台本を作るなどして当日まで黙っていたのです。

受賞理由や受賞者にゆかりがある人からのコメントがもらえるのも、「Livesnese Award」の特長です。阿部さんの後輩にあたる、今年新卒入社したデザイナーの小橋桃子さんが、阿部さんに感謝の手紙を読み上げました。

小橋(手紙)「びっくりしてもらいたくて、今日まで頑張って隠してきたんですが、ちゃんとびっくりしていただけましたでしょうか? 

私が阿部さんの弟子になって、はや2ヵ月が経ちます。美大でいったい何をやってきたんだというくらい初歩的なことが身についていない私に、阿部さんは呆れたり怒ったりせず、いつも手取り足取り丁寧に教えてくださって本当にありがとうございます。それどころか、私が初めて一人でキャンペーン用のGIF動画を作ったときには、『天才か?』と大げさなほどに褒めてくれました。今思えば阿部さんが私のやる気を引き出す天才だったのだと思います」

阿部さんの受賞理由は、次のようなものでした。

“『コーポレートデザイン』というロールモデルがいない中、自分なりの試行錯誤を進め、リブセンス全体のビジュアルコミュニケーションを高いレベルに引き上げています。またマッハバイトのデザイナー業務も兼任し、入社直後から受け身になることなく、ブランドイメージ確立を牽引してきました。自身の業務にとどまらず、新卒社員の育成者としても信頼できる存在。今日の納会においても、企画・運営メンバーとして大活躍してくれています”

想定外の出来事に驚きを隠せない様子だった阿部さんから、後日、こんなコメントをもらっています。

阿部「今回驚いたのは、私自身が運営メンバーだったのに関わらず、私が受賞する事を他のメンバーから完全に隠されていた点でしょうか。私は裏方として各受賞者の名前をデザインに組み込む作業をしていましたが、私の名前はありませんでした。さらに事前に渡された台本にも、3度に渡るリハーサルでも、一度も私の名前は出てきませんでした。そのため当日、受賞者として壇上に呼ばれたときは驚きのあまり頭が真っ白になっておりどんなスピーチをしたのか覚えていません。うれしいドッキリをありがとうございました。

聞くところによると、納会のデザイン制作をアシスタントとして手伝ってくれていた新卒デザイナーの小橋さんがトロフィー・賞状・スライドをしれっと作り変え、滞りなく入稿していたとのこと。いつもは私は教えている立場ですが、その仕事ぶりに感動しました」

受賞者、運営メンバー、それぞれにストーリーが

運営サイドの中心人物、人事部の酒井美樹さんにもお話を伺いました。

酒井「今回は運営メンバーが受賞者ということで、準備にも細心の注意を払いました。小橋さんが全面的に協力してくれ、ダミー用のスライドや台本を作ってくれたことで成功したサプライズです。阿部さんには事前に『今回は新人賞の受賞者はナシ。こういうパターンもあり得ます』と伝えていたのですが、勘の良さそうな阿部さんを当日まで欺けるか、運営一同ドキドキでした」

酒井「当日の阿部さんの反応をみて、『バレていなかった!』と胸をなでおろしました。成功して本当によかったです」

今回のブログは「裏の功労者」を取り上げるつもりでスタートしましたが、結果的に受賞者&周辺インタビューになってしまいました(笑)。ほかにもさまざまな個人・チームが受賞していますが、それぞれに同じくらいの濃いストーリーがあります。

ブログの最後は、栄えあるMVPに輝いたアルバイト事業部の山田修さんの写真とコメントで締めたいと思います。山田さんは目標数値の達成率のめざましさや、チームを牽引するリーダーシップなどが評価され、MVPを受賞。アプリ自体を身近に感じさせてくれている行動も評価されています。

山田「今期はMVPを取りに行くぞと狙って行動していたので、実際にMVPを受賞することができて本当に嬉しかったです。ただ、それ以上にアルバイト事業部全体でチーム賞が取れたことが本当に嬉しく(※)、個人としてもアプリ、アド、営業はじめ多くの事業部のメンバーと協力しながら着実に事業部の地力を上げることに貢献が出来た上半期だったと思います。

下期は目標達成以上の数値成果にこだわりながら、お客様に選ばれるサービスにするため改善を繰り返し、下期がリブセンスのターニングポイントとなるように更に成長していきます!」

※今期のベストチーム賞は、「マッハバイト」全体の数値が好調だったことから、対象範囲を例年より拡げ、プロダクト単位での表彰に。アドチームの活躍と、それを支えるセールスチームやサポートスタッフによる総力戦だったことが選定ポイントになりました

受賞した人も惜しくも逃した人も、仲間同士で刺激を送り合う1日となりました。

 

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2019/06/28

「Code for Happiness 2019」はハードルが高い? 企画の完璧さよりエンジニア学生の思いが聞きたい、人事からの応援メッセージ

Code for Happiness 2019を担当する人事・羽山さん

昨年に引き続き、2回目の開催となる「Code for Happiness 2019」は、ITの力で社会課題を解決したい学生をリブセンスが応援する企画です。この企画は、学生がリブセンスに、社会課題解決のためのソフトウェア開発企画を提案し、採択されると、リブセンスから支援金の支給と現役エンジニアの協力を得ながら、2ヶ月間ソフトウェア開発に取り組むことができるというものです。

エンジニア志望学生の皆さんはもうチェックしていただけましたか?
応募締切1週間前、応募しようか迷っている方のために、人事の羽山慎一から本プログラムについてもう少し詳しくご紹介いたします!

Code for Happinessとは

今年もやります!エンジニア学生全力応援Code for Happiness

2年目を迎える「Code for Happiness」は、企業が決めた課題に取り組むインターンシップや、ほぼ完成したビジネスプランを競い合うビジネスコンテストとは異なり、「これから」IT技術で社会の課題解決に挑みたいという学生を支援する、リブセンス独自の取り組みです。

羽山さん「私がエンジニア採用を担当するようになってから約2年が経ちますが、多くの学生と話をするうちに、就職の有無に関係なく、社会課題に関心のある方が実はたくさんいることを感じていました。そこで、解決したい課題が明確で行動に移そうとしている学生たちを、早い段階から支援できる場を作りたいと考え、昨年「Code for Happiness」を初開催しました」

昨年は初の取り組みにも関わらず47名もの学生からエントリーいただき、3チーム4名の支援を行うことができました。参加学生からは「やりたいことがあるのになかなか行動できずにいたので背中を押された気分でした」「企業が実際どのようにアプリを実装・運用しているのかを知ることができて目から鱗でした」といった感想が寄せられました。

Code for Happiness 第1回目

羽山さん「学生も大人も同じだと思うのですが、「これやってみたいな」「今の自分を変えたいな」と思っている人って多いと思うんです。でも、必ずしも直近で必要なことではないから動かない。やりたいけどやらなくても良いことに人は消極的なんです。よく人が変わる瞬間は「倒産、大病、借金」と言われますよね。極端な例ではありますがそういう「きっかけ」が必要です。

Code for Happinessは彼らにとってそんな「きっかけ」として機能したのだと思っています。」

今年は応募条件が個人応募のみになりますが、その他は昨年同様の応募条件です。特に羽山さんがアピールしたい点がこちら。

◆提案した企画が採択されると1人最大50万円の支援金がもらえる
◆学生1人にエンジニア1人が専任でメンターにつくので、遠慮せずどんどん学べる
応募者(不合格者も含めて)全員に、提案内容について対面で個別のフィードバックがもらえる(遠方の方はzoomなどでも対応可能)

などなど、学生さんにとって「メリットしかないのでは!?」と言いたくなるほどの企画なのですが、実は今年はまだ応募数がそんなに多くないのだそう。

 

Code for Happinessは応募ハードルが高い?

ここからは、採用広報の谷川さやかさんも加わり、羽山さんと二人で「Code for Happiness」の推しポイントについて熱弁します。

う~~ん…と浮かない表情の 採用広報・谷川さん

むむむ??!

羽山さん「谷川さん、ちょっとどうしたの、そんな浮かない顔して。せっかく明るくCode for Happinessの紹介をしてたところなのに。」

谷川さん「羽山さ~ん!今GoogleAnalyticsでCode for Happinessのページ分析していたら、「プロダクトエンジニア養成講座」よりも、アクセス数に対して応募数が少ないことが分かりました。もしかして、学生から見て応募ハードルが高いんですかね~?」

羽山さん「うーん、でも前回は締切1週間前から増え始めて、ラスト3日間で全体の7割くらいの応募があったから、落胆するにはまだ早いよ!」

谷川さん「そうですよね!でも念のために、ハードルが高いと思われている可能性について仮説を立ててみたんですが見てもらえますか?

<仮説>
以下4つの観点から、学生は我々が思うよりも応募に対してハードルを感じているのではないか。
 その① 完璧な企画内容であることが必要と思われているのでは?
 その② しっかりした企画書を作る必要があると思われているのでは?
 その③ エントリーしたら最後、提案内容の修正ができないと思われているのでは?
 その④ そもそも参加するメリットが伝わっていないのでは?

羽山さん「なるほど~。でも、もしこの仮説のいずれかに当てはまる学生がいたら、私は声を大にして伝えたい。
ソフトウェアエンジニアの思想として、そもそも最初から完璧なものなんて無いし、求めてもいません!必要なのは向上心と挑戦する勇気です!と。」

谷川さん「おぉぉ~!!」

羽山さん「当社のサービスだってそうですが、一度作って終わりのサービスって存在しないですよね?ソフトウェアも正にそうです。日々みんなで色んな知恵や技術を持ち寄って、より良くしていこうとするものだと思うんです私は。」

谷川さん「そうですね。常にアップデートしてますもんね。」

羽山さん「Code for Happinessへのエントリーも同じです。応募時点の本人の技術力や企画力が高度ではないこと、企画内容や企画書の作り方などが上手に出来ていないことは当たり前のことです。反対に、そうでなければ私たちの支援は必要ないでしょう(笑)
ですので、色んな事に自信が無いけど、もっと学びたい!力をつけたい!という気持ちの方に、ぜひ勇気を出して飛び込んできて欲しいです。」

谷川さん「それと、少しでも早めにエントリーしてもらえたら、私たちが内容を確認して、選考前に企画の練り直しや修正等のアドバイスをすることが可能です。「ここに詳細な説明を追加したほうがわかりやすくなるよ」「この部分は整合性が取れてないので見直したほうがよさそうだよ」など。
できるだけ良い企画内容で審査に進んでいただくために、我々もできる限りのサポートをします!落とすための審査ではなく、選ぶための審査なので。エントリー前の質問も大歓迎なので、不安や不明点があれば遠慮なくご連絡ください。」

羽山さん冒頭にも参加するメリットをご紹介しましたが、ほんとうに、思い切って応募してみることが、次の大きなステップに繋がる可能性を秘めていると思います。
応募することで、第三者視点のフィードバックがもらえて自分の立ち位置を知るきっかけになりますし、晴れて提案が採択された場合は、1人最大50万円の開発資金を手にすることができます。しかも、現役エンジニアのメンターが1人、あなたの開発を2ヶ月間全力でサポートするという滅多にない経験ができます。長丁場なプロジェクトになりますが、自分の開発にとことん向き合える充実した時間をめいっぱい楽しんで欲しいです。」

勇気あるエントリーに人事も全力でサポートします!

自信のない学生にこそ飛び込んできてほしい

Code for Happinessの本来の役割は学生1人1人の背中を押すこと。
だからこそ、自信のない人にこそ挑戦してほしい。
自身で解決したい課題があるけれど、何かしらの理由で踏み出せていない人に是非お会いしたいです!踏み出せない理由は何でも良いと思っています。

なかなか自分の中でエンジンがかからないのであれば、私たちが2ヶ月間逃げられない環境を提供します(笑)

今回の「Code for Happiness 2019」で、何かしら得られるものがありそうでしたら、ぜひこのチャンスに手を挙げてほしいです。

なお、下記応募条件2点をクリアしていないと採択することが難しいので、くれぐれもご確認のうえご応募ください。

【絶対必須の応募条件】
◆プロダクト開発の目的が社会課題解決であること
◆企画するソフトウェア開発に必要なプログラミングスキルを有していること

作りたいものがあるけれどどうやって作ればよいかと考えていた学生のみなさん、絶好の機会です!迷ったら思い切ってエントリーしてみましょう!

7月5日(金)の募集締切まで残すところ1週間。みなさまからの沢山のご応募お待ちしております!

さぁ、エントリーフォームにGo!Go!https://recruit.livesense.co.jp/lp/engineer/code_for_happiness/2019

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2019/06/28

マッハバイトはどのように「マッハ感」を出しているのか

「自分ができる限界の速度で『拍手』をするバイト」「新しい擬音語を考えるバイト」「ダルマに少女漫画みたいなキラキラの目を入れるバイト」

――え、そんなことでお金がもらえるの!?と、嘘みたいな企画がTwitterなどで話題を呼んでいる「マッハバイト」のプロモーション企画、“神マッハバイト”。

2017年9月にサービス名を「ジョブセンス」から「マッハバイト」へと変えてから、少しずつ認知度が上がってきていることを嬉しく思います。今回は、マッハバイトのブランディングやプロモーション施策についてご紹介します。

しかし、「マッハバイトって、そもそも何がマッハなんでしたっけ?」という人も少なくないと思うので、まずはそこからご説明しましょう。

 

マッハバイト、そもそも何がマッハ?

① 応募したいバイトがマッハに見つかること

リブセンスの「リアルデータエンジニアリング」をマッハバイトにも反映。ユーザーの応募状況と企業の採用状況を、機械学習によって分析することで、よりユーザーの希望に近いバイトを上位に表示します。

これにより、「すぐに応募したいバイトが見つかる」というUXの向上に取り組んでいます。

 

② バイトがマッハに(スピーディーに)決まること

就職や転職と比べて、バイトを探している人たちが求めているのは「早くバイトが決まること」。そんなとき、エントリーした先の面接担当者からの返信が1週間も後だったら、ちょっと気持ちが萎えてしまうものです。

マッハバイトでは掲載企業にできるだけ早めのアクションをしてもらえるよう、応募完了後にすぐ企業に電話ができる「かけるちゃん」というサービスがあります。

 

③ マッハボーナス(採用祝い金)がマッハでもらえること

マッハバイトを通してバイトが決まると「マッハボーナス」と呼ばれる採用祝い金がもらえます。バイトが決まったことを申請すると、5,000円から10,000円のマッハボーナスが最短で翌日に振り込まれるのです。これはジョブセンス時代からの大きな特長。さらにかつては初出勤後に祝い金を申請していたところを、マッハバイトでは採用が決まった時点で申請ができるようになりました。

バイトが決まっても、ほとんどの場合はお給料が入るのは実際に働き始めた翌月末。バイトを探し始めてからお金を手にするまで、約2カ月ほどかかることになるため、申請からすぐ手に入るマッハボーナスで、ユーザーの方々に「ちょっと得した感」を味わってもらっています。

これらのスピード感がマッハバイトの強み。だからマッハバイトは「マッハ感」を前面に押し出したプロモーションをしているのです。

 

「神マッハバイト」からみるマッハ感

では、マッハバイトはどのように「マッハ感」を伝えているのでしょう? サイドストーリーを教えてくれたのは、「マッハバイト」ブランディング担当の平野千夏さん。

平野さん「アルバイト情報サイトは競合が多い業界。そんななかで後発組のマッハバイトが他社と似たようなプロモーションをしても、目立つのはなかなか難しいと思いました。やるなら、大手が絶対やらないような、リブセンスだからできることをやりたいね、と」

そこで外部のブランディングパートナーとして、クリエイティブ集団のPARTYさんと、ふざけたコンテンツ制作の得意なバーグハンバーグバーグさんと組むことが決まりました。

「マッハバイト」ブランディング担当の平野千夏さん

その結果生まれたのが、「神マッハバイト」のプロモーション。神マッハバイトとは、一瞬で取り組めて、1万円ちょっとが手に入るキャンペーンです。

「髪を切られている人見知りの人の代わりに、美容師さんと会話するバイト」といった嘘みたいな神バイトを集めた企画で、Twitterでのシェアで応募でき、神バイトに当選した人には「マッハボーナス+小銭」がもらえます。

平野さん「一番反響があったのは、神マッハバイトの前身になる『ハイパーリアルマッハバイト』のときに、マッサージ台の下で話し相手になるバイトに実際に当選した方がつぶやいたツイートです。『ネタじゃなくて本当にやっている』ことがじわじわ面白く、4.4万リツイート、8.3万イイネにまで広がりました」

反対にすべった企画はないのでしょうか。これだけ毎週新たなネタを開発していてると、ユーザーさんに刺さらない企画も出てくるのでは。

平野さん「春休みだけ金髪にするバイト、試験官より先に「はじめ!」というバイト、爪にドクロの絵を描くバイトは、あまりシェアが伸びませんでした。すべったと言うかは難しいんですけど、マッハ度が低い(少し時間がかかる)神バイトは応募が少なくなりますね」

 

ロゴから見るマッハ感

サイトリニューアルにあたり、ロゴデザインにいかに「マッハ感」を投影するかもパートナー会社とメンバーが悩み抜いたものの一つです。

まずは、色。アルバイト業界は赤色をロゴにするものが多く、差別化のために赤以外にするか、それとも赤の流れに乗るか……。悩んだ末、赤を基調にデザインしていくことになりました。

そして、デザイン。始めはこのようなロゴデザインが候補にあがっていました。

平野さん「このうち、一目でスピード感が伝わる①と②が有力候補となりました。より勢いを感じるのは①ですが、語末にかけて文字が小さくなっていくので視認性が悪いのではという懸念点がありました。一方、視認性の高い②は、ちょっと勢いに欠けているように感じて、メンバーで話し合った結果、①と②の間くらいがいいね、という結論に至りました」

また「速度」を表現しようとすると、男性に好まれやすいデザインになるのではというのも、議題にあがりました。男性にも女性にも使ってもらうために、できるだけジェンダーニュートラルなデザインにしたいという意見で一致。

こうして出来上がったのが、こちらのロゴです。

一文字一文字の高さはそのままに、幅をだんだんと小さくしていくことによって、視認性を保ちつつスピード感を表現することに成功しました。

 

インフルエンサーとのマッハなコラボ

マッハバイトでは、以前からYouTuberの方々とコラボをし、神マッハバイトを体験してもらったり、マッハバイトのPR動画を作ってもらったりという施策を行っていました。

最近では、Twitterでのひょんなやりとりから、インフルエンサーとのコラボが実現したケースもあります。それがこちら。

くつざわさん(@kutsuzawa_desu)は、「そんな人いるいる!」といった細かすぎるものまね動画で人気沸騰中の大学生。2019年4月に最初の“くつざわ旋風”をTwitterで起こして以来、3日間で5万人のフォロワーを獲得。それから2カ月が経った今は、10万フォロワーにまでファンが広がっています。

平野さん「私がマッハバイトの公式アカウントで、くつざわさんについてツイートしたところ、まさかのご本人登場。あれよあれよという間にコラボが決定して、速度を売りにしているマッハバイトを体現しているなあと思いました(笑)」

くつざわさんが作ってくれたPR動画がこちらで

まさかのくつざわさんのお母様も出演してくださり、じわじわくるPR動画になりました。くつざわさんとご家族、お友達の皆さん、どうもありがとうございました!

平野さんは、イメージキャラクター「マッハ先輩」といつも一緒

このようにマッハバイトでは、ユーザーの皆さんにすばやいバイト探しを行ってもらえるよう、日々試行錯誤しています。

そんなマッハバイトの売りを伝えるべく、平野さんをはじめとするブランディングチームは、今後もインパクトのある施策をお届けする予定です。バイトをする方もしない方も、これからもマッハバイトを暖かく見守っていてくださいね。

マッハバイト:https://j-sen.jp/

マッハバイトTwitterアカウント:https://twitter.com/machbaito

リブセンス公式Twitterアカウント:https://twitter.com/livesense

 

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2019/01/31

リブセンスの業績を左右する超重要ポジション!MVPに輝いた新卒2年目プレイヤーの素顔

リブセンスでは、半期に一度、目覚ましい活躍をしたプレイヤーを表彰する「Livesense Award」というセレモニーを実施しています。アルバイト・契約社員・派遣社員・業務委託など全ての雇用形態の従業員が対象で、個人だけでなくチームやプロジェクトも表彰の対象になります。2018年下期のMVPに輝いたのは、マッハバイトで広告運用を一手に担う新卒2年目の中垣さん!今回の広報ブログでは、中垣さんの受賞の喜びと今後の野望をインタビューしました。

丁寧に言葉を選んで話す中垣さん。MVPの貫禄を感じます

◆必要なことは全部上司から学んだ

広報:2018年下期MVP受賞、おめでとうございます!

中垣:ありがとうございます!

広報:今回MVP取るかも、という予感はありましたか?

中垣:いえ、全く無いです。ただ、広告運用の実績は評価されている感触があったので、MVT(チーム賞)か社長賞はもしかしたら、とは思っていました。でも、どちらもノミネートすらされなかったので、ちょっと落ち込んでいました。そしたら、最後の最後にMVPで名前が呼ばれて…びっくりしました(笑)

広報:MVPの発表は一番最後ですもんね(笑)スピーチではとても落ち着いているように見えました。

中垣:驚きすぎて、逆に落ち着いていたというか…僕、めちゃくちゃしゃべってましたよね(笑)

広報:はい(笑)受賞理由の的確な分析と、周囲への感謝が印象的でした。

中垣:スピーチでも話しましたが、本当にチームの皆さん、事業部の皆さんのおかげでしかないんです。WEB広告って因果関係が明確で全て数字に現れるので、貢献が見えやすいというか、評価されやすい特性があると思っています。広告の効率改善はPL(損益計算書)にも直接影響を与えられますし。でも、そういったわかりやすい結果を出せる背景には、事業部の皆さんの大きな貢献があります。営業やメディア、ブランディング、CSの皆さんの貢献があるからこそプロダクト全体の価値が高まり、その結果、広告に回せる予算が増えるという良い循環ができています。

広報:とても俯瞰的な感想ですね。一方、直属の上司である武田さんへの感謝の言葉が少なかったように思いますが……

中垣:めちゃくちゃ感謝してますよ!(笑)武田さんからは、考え方の大部分を学びました。僕の思考のほとんどは、武田さんでできていると言っても過言ではないです。問いの立て方、思考における枠や変数の捉え方など、1on1の中でたくさん叩き込まれました。妥協していないか、常に最善を探しているかという自省の癖付けも、武田さんから学んだことです。

広報:武田さん、偉大ですね!

チームメンバーと打ち合わせ。細やかな仕事ぶりです

 

◆これからの野望。ノウハウの全社共有に向けて

広報:今担当されている広告運用の仕事内容と役割を詳しく教えていただけますか。

中垣:広告には、大きく分けてブランディング(認知)とパフォーマンス(獲得)の2種類があるのですが、僕がやっているのは後者の「獲得」です。武藤さん、田中さん、倉田さんの4名のチームで、チームリーダーをしています。とても良いチームです。

広報:これから取り組みたいことはありますか?

中垣:広告運用ノウハウの全社共有に力を入れたいと思っています。例えば去年、「アドアカデミア」という名前で、広告運用のナレッジを全社で共有するための部門横断勉強会を行いました。マッハバイトはアドバンスな広告構造をしているので、かなりナレッジが蓄積されています。成功ばかりではなく、失敗も沢山あります。他の事業部で同じ穴に落ちることがないように、横断的にナレッジを共有していくのは、先に出たものの使命だと思っています。

広報:「先に出たものの使命」、中垣さんらしくてかっこいいですね!

◆気になるMVP賞金の使い道は…

広報:ところで、MVPの賞金は趣味に使われたと聞きました。

中垣:よくご存知で(笑)ギターを弾くのが好きなのですが、ずっと欲しかったガットギターを買いました。ガットギターはナイロン弦でできているクラシックなギターで、音も何もかもがかっこいいんです。ギターへの愛情が増しました。

広報:他にはどんな趣味をお持ちなんですか?

中垣:アート、お酒、小説、映画、自転車ですかね。

広報:幅広い。アートはビジネス界でも注目が高まっていますが、どういうところが魅力なのでしょうか?

中垣:僕は、純粋に目で見て美しい作品と、考えさせられる作品の2つが好きです。前者だと、例えば、千住博さんのウォーターフォールシリーズですかね。学生時代にガイドをしていた京都の大徳寺・聚光院に千住さんの作品があるのですが、とても好きです。あとは、アメリカの抽象表現主義の巨匠、サム・フランシスさんも好きです。

広報:ちなみに、後者だとどんな作品なのでしょう?

中垣:荒川修作さんですね。三鷹天命反転住宅とか、養老天命反転地とか。

広報:よ、ようろうてんめいはんてんち…!?全然知りませんでした。

ハロウィンパーティーでは得意のギターを披露してくれました!

 

◆ゆくゆくは地域創生に携わりたい

広報:中垣さんは、会社で「村長(そんちょう)」と呼ばれていますよね。

中垣:学生時代に地域創生の研究をしていたのですが、その話をしたら「村長」と命名されました(笑)

広報:だいぶ雑ですね(笑)今でも地域創生には興味があるのでしょうか?

中垣:はい。「地域創生」という言葉を使うと仰々しいですが、僕がやりたいのは、その地域に必要とされていることや、自分がやりたいこと・できることをやりたい、というくらいのものです。具体的にいつ・どこでというのを決めているわけではないのですが、いずれそうしたことに携わりたいという思いはあります。

広報:ITや広告の知見が地域創生にも活かされそうですよね。

中垣:ただ、直近はやはり今のリブセンスでの仕事を大切にしたいと思っています。会社としてまだまだ改善できるところ、プロダクトとしてよりよくできるところが、やっとなんとなく見えてきたところなので。2年目でホップ・ステップ・ジャンプのステップくらいのところには来れたかもしれないですが、ここからちゃんとジャンプしていきたいです。

広報:今後益々の活躍、楽しみにしています!

 

迷いのない言葉で語ってくれた中垣さん。発せられる言葉の一言一言に重みがあり、新卒2年目ながらすでに「村長」の貫禄を感じました。謙虚な物腰と妥協しない真っ直ぐな姿勢は、リーダーとしての優れた資質を感じさせ、これからの飛躍が楽しみです!インタビューに応じてくれた中垣さん、ありがとうございました!

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2018/12/28

「転職ドラフト」に学ぶ成功するチームの条件

こんにちは、広報です。

12月13日に行われた「Ruby bizグランプリ 2018」で、転職ドラフトが「Pricing Innovation賞」を受賞しました。Ruby bizグランプリは、Rubyの特徴を活かし、ビジネス領域で新たなサービスを創造し、世界へ発信している企業・団体・個人を対象としたグランプリです。Rubyの開発者・まつもろゆきひろ氏が審査員長を務め、第4回となる今回は過去最多となる総計40件のエントリーがありました。

転職ドラフトが受賞した「Pricing Innovation賞」は、価格に着目した独創的なサービスを展開している企業に贈られる賞です。受賞の感想を、転職ドラフトのプロジェクトリーダー星野さんとプロダクトマネージャーで転職ドラフトを立ち上げからリードしてきたエンジニアM氏(ご本人の希望により匿名とさせていただきます)にインタビューしました!

「転職ドラフト」チームメンバーで記念撮影

◆受賞の背景にあった転職ドラフトの哲学~「フェア」であることの追求~

広報:Pricing Innovation賞、受賞おめでとうございます!!

星野:ありがとうございます。

広報:少しテンション低くないですか……?

星野:大賞取りたかったですね(笑)

広報:確かにちょっと悔しいですよね。

星野:でも、「転職ドラフト」が社会課題を解決しようとしている、イノベーションを起こそうとしていることが客観的に認められたということだと思うので、そこは素直に喜びたいです。

広報:転職市場のイノベーションを目指してきたのが「転職ドラフト」ですもんね。今の転職市場の課題をどう捉えていますか?

星野:まず、情報の非対称性ですね。転職は個人にとって非常に重要なライフイベントなのに、求職者が持っている情報はごく一部です。しかも、(企業の)ポジティブな情報しかオープンにされません。一方で、企業側はさまざまな求職者の情報を持ち、比較しながら採用の意思決定ができます。双方の間に情報格差が存在するのが転職市場の課題のひとつだと思います。

転職ドラフト」プロジェクトリーダーの星野さん。いつも真剣です

広報:Mさんはいかがですか?

M氏:一言で言うと、フェアじゃない。またはフェアに見えないことが大きな課題だと思っています。今までの転職プラットフォームは、求職者よりも採用する企業側を向いて作られたものが多いのです。企業側を向いている分、求職者にとって使いづらかったり、場合によっては不利益を被ってしまっている部分があります。だから求職者から見たときに、転職プラットフォームはフェアじゃないサービスに見えている。信用されてないんです。これは企業、求職者、プラットフォームの3者にとっても良い関係だと思えません。もっとフェアなプラットフォームを作れれば、プラットフォームも信用してもらえるようになる。そうしたらもっと転職の世界は良くなると思っています。

広報:フェアネスの追求は転職ドラフトの根本にある思想でもありますよね。それにしても、どうしてそこまでフェアであることにこだわるのでしょうか?

M氏:一言で言えばそれが当たり前だと思っているからですね。企業は一人ひとりの求職者に対して、どうして一緒に働きたいのかをきちんと伝えて誠実に向き合う。それって普通だと思うんですよ。だから一斉送信メールなんて送るべきじゃないし、エンジニアを採用するならその人の能力や適性を正しく評価できる人が採用に関わるべきです。効率を重視して適当に採用活動をするよりも、お互いを尊重し合うフェアな転職・採用活動の方が良いと思うんです。

広報:「転職ドラフト」はITエンジニアを入札する際、企業側に指名理由を明示することを条件にしていますよね。

M氏:はい、そういう部分をユーザーに見せることで、転職プラットフォームとしての信頼を得られるのだと思います。それから、選考の際に現年収を聞く文化もおかしいですよね。現年収の低い人は、まず言いたくないじゃないですか。でも聞かれたら答えなきゃいけないような空気になる。それを知っていて企業も聞く。そういうのは、良くない。

広報:Mさんの話、胸アツです。徹底したユーザー目線ですよね。

M氏:そうですね。求職者も企業も含めて、誰がどんな課題を持っているのか?どうなればもっと良くなるか?を転職ドラフトチームはみんな考えられていると思います。

広報:とはいえ、最初から順調だったわけではないですよね?

M氏:開発のために徹夜をするなど立ち上げの苦労はありますが、「転職ドラフト」はマネタイズも強く意識して立ち上げてきたプロダクトで、実はビジネスとしても始めのうちからそこそこ順調だったような気がします。

広報:すごい!開発で心掛けていた点はあるのでしょうか?

M氏:色々ありますが、例えば、綺麗なコードを書くよりも、スピードを優先して開発しています。不具合を出さないよう慎重になりすぎるよりも、不具合をすばやく検知して改修できる体制を重視しています。計画的に負債を積む、というやつですね。「我慢するところは我慢する。でも儲かり始めたらちゃんと負債を返す時間をとるからね」とビジネス側とコミュニケーションを取りながら開発していました。

◆成功する組織:ビジネスサイドとエンジニアが両輪となり成長を加速

広報:IT企業では、ビジネスサイドとエンジニアに溝のある組織も多いと思うんですが、「転職ドラフト」はそうした垣根がないですよね。

星野:人数的なものもあるかもしれないのですが、風通しは本当にいいですね。本来、ビジネスサイドとエンジニアは両輪となってサービスの成長を加速していくものだと思うんです。今の「転職ドラフト」はそれが実現できていると思います。営業、エンジニア、マーケター、CSなど、全メンバーに情報を公開し、職種や職能による階層を作らないようにしています。

広報:全員に対して全ての情報を提供するというのは、簡単に見えて難しいと思うのですが、具体的にどういう工夫をしているんでしょうか?

M氏:例えば、Slack(広報注:チャットツール)のルームを必要以上に作らないこと、全ての情報を1つのルーム集約すること、意識的に自分から発信できる空気作り、MTGは席で行い会議室に入らない、会議の参加権限を制限しないなど。全員が全てのMTGに参加する権利があることにしています。

広報:全員がMTGに参加できるとなると、人数が増えるにつれ意思決定のスピードは遅くなると思うんですが、そこらへんはいかがでしょう?

M氏:意思決定のスピードは正直落ちていると思います。でも、そこだけが速くても、その後の実装までのスピードも含めて速くなければ、意思決定が速かった意味がなくなります。例えば、メンバーの納得感がないまま開発を進めてしまうと、メンバーのやる気が出なかったりする。すると、かえって全体のスピードが落ちてしまいます。

広報:なるほどなるほど。

M氏:なので、意思決定に時間がかかってもトータルのスピードは落ちていないと考えています。そもそも、トップだけが意思決定に関わるようなチームは、僕は嫌です。やる気でない。直近も、来期RM(ロードマップ)策定に3ヶ月かかりました。自分たちが来期どういう課題を解決したいのか、そのためにはどんなチームになる必要があるか、そのためにはどれだけお金が必要で、そのためにどれくらい稼ぎたいか、総合的に考えて策定しています。

広報:チームとしてとても自立していますよね。

転職ドラフト」のMTGは、会議室でなくオープンな場で行われる

◆転職ドラフトの目指す「フェア」な世界の実現のために

広報:お二人の今後の野望をお聞かせいただけますか?

星野:本当に僕の個人的な野望なんですけど、転職に限らず、エンジニアがエンジニアとしての人生を歩む上で使ってもらえるプラットフォームになるといいな、と思っています。今、エンジニアは転職市場に出る前に転職が決まってしまう“リファラル採用”が増えています。リファラル採用が増えると、転職プラットフォームの価値はどんどん下がっていく可能性があります。なので、勉強会の情報やコミュニティづくりなど、転職情報に限らずより多くのエンジニアに働く上での価値を提供していけるサービスにしていきたいですね。

M氏:僕は、とにかくいいものを創って、本質的な課題に迫りたいです。「転職ドラフト」に関していうと、まずは転職を気持ちよくできるものに変えてていきたい。いい出会いが生まれて、不愉快な転職がなくなるように。この業界自体をフェアにするべく、粛々と開発していきたいと思います。

広報:ありがとうございました。最後に、お二人から見た「職場」としての「転職ドラフト」の魅力を教えてください。

M氏:ものづくりをしたい人にとってはいい環境だと思います。自分の意見をどんどんを出せるし、ユーザーがエンジニアなのでユーザーの気持ちもわかりやすいはず。そういった点でも、エンジニアは価値を発揮しやすい職場だと思います。

星野:ビジネスサイドの人にとっては、プロダクトづくりに携われることが魅力だと思います。CSや営業の人にとって、せっかく吸い上げたユーザーやクライアントの声をプロダクトに反映させるのは、そう簡単ではありません。ですが、「転職ドラフト」であればそれができます。そこが魅力だと、他部署から異動してきたメンバーも言っています。

広報:メンバーはどんな人が多いですか?

星野:自立している人が多くて、それぞれが個々の価値観を持っているので、意見がバラバラなのが面白いです。違う視点から次々と意見がでてくるので。フレッシュなマインドを持っていて、ガッツがある人に向いている職場環境だと思います。

今回お話をうかがった星野さんとM氏。やはり最後まで顔を見せてくれなかった

ビジネスと開発をそれぞれリードをする星野さんとMさん。今回の取材を通じて、お二人が信頼しあっていることを感じました。全員が当事者として意思決定に関わり、せめぎ合いながらプロダクトが磨かれていくプロセスの一部を垣間見れた気がします。お忙しい中、インタビューに応じてくださった星野さん、Mさん、ありがとうございました!今後の転職ドラフトが益々楽しみです!

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2018/09/18

新卒2年目で爆速MVP獲得!エンジニアを志すきっかけはアニメだった!?

こんにちは。リブセンス広報です。リブセンスでは半期に一度、全従業員の投票により、特筆すべきパフォーマンスを発揮した個人やチームを選出、表彰するイベント「Livesense Award」を開催しています。アルバイト・契約社員・派遣社員・業務委託など、全ての雇用形態の従業員が対象で、個人だけではなくチームやプロジェクトも表彰の対象になります。7月末に行われた2018年上期のLivesense Awardでは、不動産ユニットの陳くんが新卒2年目にして見事MVPを獲得!今回のブログでは、陳くんに受賞の喜びと普段のお仕事についてお話を聞きました。

不動産ユニットの陳くん

MVP獲得の背景にあったもの

広報:上半期MVPの獲得、おめでとうございます!MVPに選ばれた時はどんな気持ちでしたか?

陳:頭が真っ白になりました(笑)。当日まで何も知らず、スクリーンに自分の名前が映し出されたときは本当に驚きました!!!上司である竹馬さんからの手紙は本当に感動しましたし、尊敬する上司がわざわざ手紙を書いてくれたことが何より嬉しかったです。特に印象に残った言葉が2点あります。1点目は、「MVPを獲得しても、謙虚に、周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れないように」ということです。2点目は、「エンジニアは技術はもちろんだけど、仕事はチームワークが大切。与えられた課題に対して自分だけでなくチームで検討して解決策を見つけること」です。自分自身が努力することはもちろんですが、チームとしての最善の解決策を意識することの大切さを改めて認識しました。

広報:竹馬さんからのメッセージ、心に響きますね。実践できていますか?

陳:はい!自分のことで精一杯になってしまう場面もありますが、周囲の方に感謝の気持ちを忘れず、物事を多面的に捉えることの大切さを意識できるようになってきました。学生のうちは、自分の考えだけで物事を進めることもできましたが、仕事においてはチームで検討・開発を進めることを大切にしています。

広報:入社2年目を迎えて、ご自身の意識で変わったことはありますか?

陳:1年目は、言われた仕事をこなすことに精一杯で、狭い視野でしか物事を見れていませんでした。2年目に入り、言われた仕事だけでなく関連する業務やプロジェクト全体を見渡して仕事を効率的に行うことを意識できるようになってきました。「この業務はこう改善した方が良いのでは」と思うことは、上司・先輩たちにも積極的に伝えるようにしています。

広報:たった1年半という期間で、とても成長できたことがうかがえますね!ご自身の中でMVPを獲得できた要因はどこだと思いますか?

陳:「努力」だと思っています。今回MVPをいただいたプロジェクトは、イエシルのサービス全体に関連するアプリケーションやシステムをアメリカから日本へ移行する作業があり、もし何か不具合があればサービス全体に影響を与えるものでした。そのため、一見簡易なリリースでも何度もテストを繰り返すことで絶対に問題が発生しないように努力しました。苦労した点は、リブセンスとしても初めての取組みであり前例がなかったこと、世の中に公式ドキュメントがないデータに対して仮説・検証が必要だったことです。出口の見えないデータ検証は心が折れそうになることもありましたが、イエシルユーザーにより良いサービスを提供したいという気持ちで努力し続けることができました。

左:竹馬さん 右:陳くん

エンジニアになるまでの道のり

広報:エンジニアを志したきっかけを教えてください!

陳:趣味です(笑)プログラミングしてものづくりをすることはとても楽しいです!高校生の頃からエンジニアリングに興味があり、パソコンは持っていなかったので本を活用して頭の中で勉強していました。大学院に進学してから本格的にプログラミングの学習を開始して、全て独学で習得しました。

広報:独学だったんですね!すごい・・・!大学院での研究テーマは何でしたか?
陳:防災と見守りのシステムを研究しました。研究テーマを検討していたとき、日本の少子高齢社会が進む中で、家族と離れて暮らしている高齢者が安心して便利に暮らせるサービスをつくりたいと考えたんです。高齢者の日常生活にとって親しみのあるデバイスであるテレビを活用したIoTシステムの開発したいと思いました。このシステムは各IT電子系学会(情報処理学会、DICOMOなど)で論文発表していて、現在滋賀県米原市で補助金事業として実験運用しています。

広報:大学生の頃から「暮らし」をテーマにした研究に興味をお持ちだったのですね。ところで日本へ来たきっかけは?

陳:子供の頃からアニメの鉄腕アトムが好きで、ロボットを作りたいと思っていたんです。このアニメが生まれた日本に行きたいという思いがあったので、日本の大学進学に挑戦しました。ロボット開発を研究する大学への進学は難しかったため、大学では経済学を学びながら当時興味のあったプログラミングを勉強し始め、ロボットの「脳」をつくる事もできるAIへの関心が高まりました。結果的に、リブセンスでもAIを活用したサービス開発に携わることができてとても嬉しいです。

広報:きっかけはロボットだったんですね!サービス開発は容易ではないと思いますが、仕事のスキルはどのように学んでいますか?

陳:上司や先輩方の仕事の様子を観察して、真似するように心がけています。どうしたらうまく仕事を進められるか、課題に直面した時にどのように解決するか、その解決策の選択方法や意思決定を自分に置き換えるように意識しています。そうすると、独りよがりだった考え方も変わってきました。例えば、イエシルは建物の詳細ページに日々様々な更新を行っていて、エンジニアは実装に注力して検証はビジネス側の方にお願いする流れが通例でしたが、自分が実装したものは実装して終わりではなく、ユーザーにとって理想の機能を果たしているのかを検証して見守る必要があると考えるようになりました。

広報:見習いたい、こうなりたいと思える上司・先輩が近くにいることは幸せですね。

陳:本当に感謝しています。何か困ったときはいつも優しく回答してくれますし、心強いです。お酒は飲み過ぎてはいけないということも学びました(笑)

広報:反面教師の部分もたまには(笑)陳くんにとってリブセンスはどんな会社ですか?

陳:とにかく毎日楽しく仕事ができる環境です。私にとっては初めての会社なので他社は分かりませんが、仕事の達成感を感じられ周囲に尊敬できる方もたくさんいる環境はとても素晴らしいと思っています。エンジニアとして幸せです。

今後の目標は

広報:これから挑戦してみたいことはありますか?

陳:あります!イエシルでユーザー向けに毎週発信しているメルマガのマッチングやレコメンド機能の精度を上げることです。ご利用いただいているユーザーに対して、ユーザーの志向性に合わせた情報提供や物件紹介をすることでよりメリッを感じてもらえるサービスにしていきいたいです。常にユーザーの立場になって、利便性の高い正確な情報を提供できるようにしていきたいです。

広報:素晴らしい!!とっても真面目な陳くんですが、お休みの日は何をしてリフレッシュしていますか?

陳:僕はつまらない人間なんです(笑)

広報:そんな(笑)!!

陳:今は趣味もプログラミングです(笑)。休日も機械学習と数学の勉強をしています。機械学習素人なので、もっと勉強してエンジニアとして成長したいと思っています。エンジニアとして知らないこと、勉強しなければならないことがまだたくさんあるので、良いサービスを生み出せるようになるまで頑張りたいです。

広報:努力家ですね!最後にひとことお願いします!

陳:いつもありがとうございます!まだ時々上司にもタメ口で話してしまうことがあるのですが、怒らず優しく接してくださるメンバーの皆さんには特に感謝しています。
リブセンスの皆さん、これからもよろしくお願いします。

誠実な人柄と屈託のない笑顔に、今後どんな可能性を秘めているのかと、
とてもワクワクするインタビューでした。
陳くん、ありがとうございました!

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2018/08/20

コーポレートサイトで伝えるリブセンスブランドの本質とは。

以前、代表の村上と谷村の対談で新たな全社方針の重要戦略として掲げた「リアルデータエンジニアリング」についてご紹介しました。今回は、ブランド戦略グループの永澤に、6月1日に公開した新コーポレートサイトでいかに全社方針を社内外に伝えようとしているのか、その想いを語ってもらいました。

ブランド戦略グループの永澤さん

ブランド戦略の担う役目とは

広報:
今年1月にリブセンス全社方針が発表されました。この全社方針を社内外へ発信するにあたり、ブランド戦略グループでやろうとしていることは何ですか。

永澤:
社内外の方に対し、リブセンスという企業の理解が進みやすい状態を創り、少しでも多くのファンを増やすことです。また、社内ブランディング、社外ブランディングに活用できる企業としての魅力を創造するにあたり、クリエイティブを通して言語化・視覚化し、企業本来の姿を正しく伝えることがブランド戦略グループの役目だと思っています。

広報:
ブランディングには、これまでどのような課題があったのでしょうか?

永澤:
実はリブセンスでは、企業アセットをブランド体系的に位置づけ、それらを明確化する取り組みを行ったことがありませんでした。
もちろんビジョンやロゴの意味などそれぞれを個別に定義し社内共有しているものは存在しましたが、企業のアイデンティティを訴求する目的で、各企業アセットの役割と関係性を整理・構造化して発信する事を殊更に行って来なかったんです。
今回のコーポレートサイトリニューアルでは、企業の考え方や方針、未来像に対しての理解が深まり、且つ採用候補者や既存社員により多くの共通認識を生み出せるものとして機能する様に努めました。

広報:
満を持して新コーポレートサイトが公開されました。コーポレートサイトリニューアルの目的はどんなものだったのでしょう。

永澤:
企業の特色や強みを明確にしリブセンス「らしさ」を体現する事です。リブセンスの特色や強み、それらを生かして何を目指しているのかという世界観を分かりやすく伝える位置づけとしてコーポレートサイトが存在すると思っています。
リブセンスは今年創業12年を迎え、新たな全社方針を社内外に発信していく企業フェーズに立ち、私たちが創業から一貫して取り組んできた事業コンセプトを改めて「社会の課題を解決する」とメッセージ化して打ち出していこうと方針が固まりました。「らしさ」の体現にあたって差別化を図るためにも、まずは会社の顔であるコーポレートサイトでしっかりと社内外に伝えたかったんです。

広報:
私たちの価値観」というページに記載の「社会の課題を解決する」というワーディングについては、どのように決まっていったのですか。

永澤:
以前、リブセンスはSEOの技術でサービスが成長してきた時代がありました。しかし、ビジネス環境に応じた変化が求められるフェーズを迎えて、企業成長を促進していくために何が強みなのか、何で競争優位を作っていくのかを改めて考える必要性を感じました。
多くの人が関わり様々な意見が錯綜し、「これだ!」という明確なソリューションはなかなか生まれてこなかったんですね。中には、チャレンジはしたもののうまくいかず断腸の思いで断念した施策もありました。そんな中、なぜ私たちは今ある事業を続けているのかを紐解いていくと、「社会にある課題を解決する」事が私たちのミッションとして相応しいと考えたんです。ブランド戦略グループとしては、私たちの特色・強みとして打ち出していきたい概念や思想を、様々なフェーズでその都度、各ステークホルダーに理解してもらい浸透させていくことが大事だと思っています。

広報:
「社会の課題を解決する」というメッセージは他企業でも目にすることがありますが、リブセンスが定義する「社会課題解決」とはどのようなことですか。

永澤:
私は、「働く意味」=「仕事を通じて社会に貢献し、自身の大切な人の人生にフィードバックすること」だと考えています。当社は、「企業として目指す先」また「社員の人となり」、のどちらにも共通して、利他主義かつ社会に視座が及んでいると感じるんです。

広報:
全社方針で新たにメッセージ化された内容は、今回のコーポレートサイトではどのようにコンテンツとして盛り込みましたか。

永澤:
コンテンツ制作で大切にしたことは、「企業イメージを正しく伝える」ことです。それは、これまでのコーポレートサイトは企業イメージを適切に表現するメディアとして意図的に設計されていなかったように思えたからです。今回のコーポレートサイトでは、企業がどのような志向性を持って事業を運営しているのか、何を目指しているのかをしっかりと体現したものになっています。コーポレートビジョンである「あたりまえを、発明しよう。」、経営理念である「幸せから生まれる幸せ」について、ご覧いただいた皆さんに理解いただける表現になっていると思います。

広報:
改めてですが、リブセンスは、どんな「幸せ」を生み出し、どんな「あたりまえ」を志向しているのでしょうか。

永澤:
人は生きる上で選択をし続けていると思うんですよね。私は、事業を通じて、ユーザーがより幸せになるための選択肢を提供し、より豊かな人生を送れるような価値を提供していくことがリブセンスとしての喜びであり、リブセンス社員の幸せにも繋がると考えています。社員自身もそれが叶えられる世界を望んでいますし、それを実現する事がモチベーションの源泉になっていると思います。リブセンスが企業として描いている「あたりまえ」は、「世の中に定着させる」ことですけれど、私が考えているのは、それに加えメディアの構造や人の行動を変化させ、「世の中を革新する」「一歩でも前進させる」ことだと考えています。それを実現するのに重要なのは「両輪」。事業・サービスの構造と人の行動はリンクしていると思うんです。その両輪で変化させていくことが社会への貢献や人の幸せに繋がっていくと思いますし、リブセンスのサービスによってユーザーが幸せになることが私たちの目指す価値そのものだと考えています。

広報:
このような考え方は他社にはないのでしょうか?

永澤:
目線の近いところはあるとしても、本質的に「幸せ」を価値としてサービス提供しているベンチャー企業は少ないんじゃないでしょうか。だからこそ、真摯に取り組むことが他社との差別化に繋がるのではないかと思います。

新コーポレートサイトのTOPページイメージ

新コーポレートサイトのコンセプトは。

広報:
今回のコーポレートサイトは、デザインがとてもカッコイイですね。コンセプトは何ですか?またこだわりの手法は。

永澤:
コンセプトは「浸透( OSMOSIS )」として定義しました。「浸透」を表現するにあたり「Blur」「Lettering」「Illustration」といった3つのデザインエレメントを骨子として用いました。社会の課題を解決する手段としての「リアルデータエンジニアリング」により、世の中が良くなっていく様をこれらのエレメントを多用することで体現しています。例えば、「Blur」。イラストレーションのバックグラウンドやポインタに追従する水滴が落ちるアニメーション、そしてリアルデータエンジニアリングに裏付けされた事業である事をブラー後にデータを模した様々なアイコンが浮き出るギミックで表すなど、細部に「浸透」が知覚できる仕掛けをふんだんに施し、社会に対する企業のスタンスを表現しています。また、レタリングという手書き文字の表現は、採用サイトとの整合性や一貫性を持たせる為に用いています。採用サイトで使用していたレタリングは、コーポレートサイトでも継承し、「ネットとリアルの分断を超えていく」という企業としての指針を表現するにあたり、「リアル」な要素を残しておくことで、サイト内でネットとリアルを共存させる事を知覚できる様にしました。またレタリングのビジュアルによって、親しみやすく勢いを感じる企業風土を演出しています。
ライティングも一文字一文字丁寧に起こしました。チャレンジングな精神や勢いも表現しているコーポレートサイトは、採用サイトのようにリアルな実状ではなく、現状にプラスして企業が見据えている未来を伝えたかった為すべての要素に意味を保たせています。

広報:
読者により一層理解促進されるような設計になっているんですね。また事業ページを刷新されましたね。制作においては何に重点を置かれましたか?

永澤:
「直感的に」伝わるか、また理解ができるかを大事にしました。ポイントは、事業ページを見てくれる人にちょっと考えてもらう内容にしたことですね。こちらから全てを語らず、読み手が内容を踏まえて、当社が何をしようとしているかを考えてもらうことでその理解が進みやすい状態を創れたらと考えています。

広報:
ちょっと読者に考えてもらう、新しい発想ですね。アニメーションの活用も印象的ですが、なぜアニメーションを採用したのですか。

永澤:
静止画では伝えきれない細かいニュアンスを伝えられるからです。単純にトレンドやテック感を出すのではなく、「浸透」というコンセプトに沿ったニュアンスを出し切りたいと思い、活用しました。先程のデザインコンセプトに紐づきますが、当社の目標とする未来の体現は抽象度が高く難易度の高いものでしたが、戦略や伝え方、企業の見え方が大きく変化するタイミングであるため、今までのイメージを継承しつつも進化していることを、直感的な動的表現と、言葉で説明するコンテンツの双方で理解が進みやすいクリエティブを目指しました。

広報:
細部にもこだわりを感じますね。
昨年夏には採用サイトをリニューアルし、今回コーポレートサイトをリニューアルしましたが、両サイトで最も伝えたいことは何ですか?

永澤:
採用サイトは「企業の現在」として等身大の姿を、コーポレートサイトは「企業の未来」として目標とする未来像を映し出すものとして、定義しました。コーポレートサイトは、採用サイトのようにリアリティのある事実を伝えるのではなく、より理念的で目標とする未来を理解してもらうことが、今回のリニューアルでは重要であると考えています。自分たちがやっていることだけではなく、なぜそれをやっているのか、ということをユーザーに理解してもらう=考え方を浸透させるような設計にする事で、共感しファンになってくれる人たちを増やしていきたいと思っています。当社の採用サイトでは、インタビューやオフィス風景を通してどんな人がどのような想いで働いているかを伝えています。今回のコーポレートサイトでは、現在取組んでいることを通して描いている未来を伝えていきたいです。両サイトでリブセンス「らしさ」を発信することで、採用候補者やビジネスパートナーなどステークホルダーのみなさんに当社の思想が浸透していく事を願っています。

広報:
最後に、サイト訪問者に最も浸透して欲しいポイントを教えてください!

永澤:
会社として、どういうあたりまえを志向するのか。そのために何をやるのか、ですね。解決するべき社会の課題、時代性や今の組織規模を踏まえたあたりまえの姿、つまりリブセンスが成し遂げようとしていることをご理解いただくことで、リブセンスという企業の魅力やサービスの価値を感じていただけたら嬉しいです。

デザインのすべてに、細部までこだわった意思が宿っているのですね。
せひ新しいコーポレートサイトをご覧になった皆さんにその意思を感じ取っていただき、リブセンスという企業の理解が進んでくれたら嬉しいです。
永澤さん、ありがとうございました!

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2018/07/20

学生対象のプロダクト開発支援「Code for Happiness」スタート!

こんにちは。リブセンス広報です。
先日、学生を対象としたプロダクト開発を支援する「Code for Happiness」の開催を発表しました。ITを活用した社会課題解決への取組みを支援するこのプロジェクトは、エンジニアリングとデザインを通じて社会課題解決を志望する学生のプロダクト開発を支援するものです。
本プロジェクトの推進を担う新卒採用グループの増田と羽山に話を聞きました。

(左から)新卒採用グループの羽山と増田

課題解決企業として学生のためにできること

広報:学生への開発支援金援助と開発サポートを提供する取組みは他社にもあまり例がないですよね。どこから着想を得たのでしょうか?
増田:以前から、今の日本の採用フローに疑問を抱いていたんです。リクルートサイトのオープンやインターン参加など、学生はある程度型が決まっている中で就活をしなければなりません。もっと自由な発想で採用側である私たち企業と学生とが接点を持てたらいいなと思っていました。それから、学生と接する中で、特に当社を志望してくれる学生が「社会に貢献するサービスを作りたい」と話をしてくれることが多くて、何か手助けできる方法が無いかと考えていました。
羽山:まずは新卒採用の枠組みを取っ払った活動として、どんな出会いや支援の方法があるのか考えてみようという話になり、ブレストを行いました。インターンやビジネスコンテストなど他社でも取り組んでいる方法ではなく、リブセンスらしい活動ができないかと検討しました。
増田:2時間くらいみっちり意見を出し合いましたね。高校生向けのプログラミング教育やインターンへの取組強化など様々なアイディアが出た中で、今回の「Code for Happiness」の骨子となるプロジェクト案が上がり、その場にいた採用メンバー全員が「これいいね!」と満場一致で好感触でした。学生たちの「社会に貢献したい」という想いを支援できる施策になると確信しましたね。

広報:学生の社会貢献への「想い」を後押しするための施策として検討が進んだのですね。具体的にはどのようなプロセスで決定していったのでしょうか。
羽山:課題整理からスタートしました。定期的に大学訪問を行う中で最も感じた課題は、当社へのイメージです。そもそも、認知が低くイメージそのものが無かったのです。社名を知られていない、技術の会社と知られていない。。。社会課題を解決するIT企業としての存在意義を知ってほしいと強く思いました。
増田:その後、リブセンスらしい仕組みで認知拡大を図るために、「あたりまえを、発明しよう。」という当社のビジョンに則った取組みにしようと意見がまとまりました。
羽山:それはつまり、「新しい発想でプロダクトを開発し、継続する」という信念を大事にしたいということですね。社会に貢献するプロダクトづくりを志望する学生に対し、支援=奨学金という仕組みでプロジェクトプランを練り、社長に直談判しました。社長からの賛同がすぐに得られ予算も確保できたので、急いで準備に取り掛かりました。

息がぴったりでいつも笑顔が絶えないお二人

「Code for Happiness」リリースまでの道のり

広報:構想がスタートして、リリースまでどのくらいかかりましたか?
羽山:構想から詳細決定まで実質1ヶ月と突貫でした(笑)そのうち準備期間は2週間です。でも、できるだけ早くリリースしたかったので、すぐに経営層の賛同を得られたことはありがたかったです。

広報:今回のプロジェクトについて、学生へのプロモーションはどのように行っていますか?
羽山:プレスリリースで発表したり各媒体へ出稿したりというオンライン施策と、大学訪問やイベントでの紹介など足を使ったオフラインのプロモーションに取り組んでいます。取り組みがSNS上でシェアされ、エンジニア系の団体や、中央省庁からもお声がかかることがありました。また大学やエンジニア向けイベントでのチラシ配布も行っています。
増田:それから、リブセンスに面接に来てくれた学生たちがSNS等でシェアしてくれる動きもあります。当社と接点を持っている学生は、当社の社会課題を解決するというミッションに共感してくれている人が多いので、「Code for Happiness」への理解も自然な流れだったのだと思います。またビジコンではなく奨学金というスタイルにしたところがリブセンスらしいと感じてくれたんじゃないかなと思っています。

広報:学生たちがシェアしてくれるのは嬉しいですね!「ビジコンではなく奨学金」というスタイルがリブセンスらしいとはどういうことですか?
羽山:当社の代表である村上も学生ベンチャーとして起業しています。起業当初は、早稲田大学一年次在学中で、大学にあるインキュベーションセンターの一室を借りてビジネスをスタートさせました。そういった支援を受けた経験があるからこそ、今度は技術面や費用面で学生への還元の番であると考えています。村上自身もこの想いが強いので、すぐに実行しようという話になりました。
増田:そうなんです。ビジコンは優劣や順位を決めるものがスタンダードですが、私たちは、学生のプロジェクトへの志や想いを応援したいんです。そのプロジェクトと想いに共感したら奨学金として支援していく方法が、リブセンスらしさだと思います。

「Code for Happiness」ページイメージ

新卒採用への想いとは。

広報:社会に貢献したいという想いを持つ学生は多いですか?
増田:多いと感じます。学生には2パターンいて、自分が苦労した経験があるからこそ困っている人に手を差し伸べたいと考えている、もしくは自分が恵まれているから困っている人を救いたいと考えている学生です。ここ数年で日本は震災が多発したこともあり、ボランティアを経験した学生もたくさんいて、より一層社会貢献に対する意識が高まっているのだと思います。目の前にいる人だけでなく、自分が育った地域や社会、日本など、広い視野で中長期的に貢献したいと考えている人が多いです。
羽山:最近学生と話をしていて思うのは、志だけでなく実際に行動に移している学生も多いなということです。ただ、費用等の理由によって彼らが目指しているところまで成し遂げられずにいることも多くあります。マイナスをゼロにすることを目指して活動するってとても根気が必要だと思うんですけど、取り組んでいる姿勢が素晴らしいなと思います。学生の中には、「幼少期に要介護だったが、ヘルパーさんに人生の道しるべをみせてもらったので弱い立場の人を助けたい」「志望大学に受かったが、海外に支援を必要としている人がいたので大学には行かずボランティアに行った」といった人もいました。
増田:彼らのように解決したい課題が明確で、行動に移している学生たち全員を支援できないことにもどかしさを感じていました。

広報:だからこそ、今回のプロジェクトが学生支援の一助となることを願っているのですね。どんな応募内容を期待していますか?
羽山:取り組みたい課題が決まってプロダクト開発をスタートしたら、継続してやり切ろうという高い志がある人に応募して欲しいです。プロダクト内容のインパクトだけでなく、その後の徹底こそが私たちが目指す「あたりまえ」につながると思っています。
増田:当社が大切にしている精神である「発想と徹底」です!完成度の高いものでなくても構いません。

広報:逆に、こういう応募はマッチしないというものはありますか?
羽山:利他的でない自分本意の事業や志のないもの、でしょうか。
増田:今まで行動に移せなかった学生や移していても費用等の問題でやりきれなかった学生の後押しをすることが目的なので、選考に通る・通らないを意識せず、強い意志を持って社会的意義のあることにチャレンジして欲しいです。
羽山:それと、厳しい視点になりますが、きちんと収益を出せる事業構造であることは重要です。それでこそ継続可能な事業になりますから。

広報:なるほど。ちなみに、お二人が一緒に働きたい人はどんな人ですか?
羽山:自分の言葉を持っている人です。やりたいことを言語化する力のある人は魅力的ですね。
増田:ベースとして素直で謙虚な人です。何かをやりたいと願う「気持ち」が力になって形をつくると思います。

 

人事からの応援メッセージ

広報:今回の企画以外に、何か検討されている学生支援企画はありますか?
増田:まず今回の企画は、年1回で継続開催する予定です。今後は、今回応募いただいたけれど選考に通らなかった学生を対象としたリベンジ企画や他社とのコラボ・提携なども企画したいと考えています。
羽山:当社と同じように、社会課題を解決したいと考えている企業とのコラボはぜひ検討していきたいですね。

広報:色々な企画が検討されそうですね!最後に、今回の企画に応募を検討されている学生へコメントをお願いします!
増田:企画書は完璧でなくてもいいので、解決していきたいと考えている課題に対するプロダクトがあればぜひ応募してください!
羽山:リブセンスは、解決したい課題に対する想い・気持ちを元に事業を立ち上げている会社です。技術面・費用面で支援するので、やり遂げたい気持ちを添えて応募してください!
増田:ビジネス・エンジニアリング双方を極めた最強のメンター集団が全力でサポートしていきます!

学生への支援について熱心に語るお二人は、とてもキラキラしていました。
私も学生の時にこんな人事担当者に出会いたかったと素直に思います。
「Code for Happiness」への応募がまだの方、ぜひチャレンジしてみてください!
増田さん、羽山さん、ありがとうございました!

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2018/06/14

渡航エンジニア自ら改善する海外カンファレンス制度

この2月、リブセンスがスタートさせたばかりの海外カンファレンス渡航支援制度。渡航先のピッツバーグから帰ってきたエンジニアの内山さんは、実際に行ってみたことで「制度の改善点」をいくつも見つけることができたといいます。

帰国早々、制度発足の陣頭指揮を執ったVP of Engineering 職の能登さんと制度の見直しに取り組む内山さん。これは、新しく発足した制度すら初回から満足に終わることはなく、いかにフィードバック・ループを必要とするかを物語っています。

企業が海外カンファレンス渡航支援を行うことも珍しくはない昨今、これを十分に活用するにはどうすればよいのか? リブセンスにとっての最善の形はどんなものなのか? この対談で明らかにしたいと思います。

プロフィール:
能登 信晴(のと ときはる)
VP of Engineering にあたる 『 Livesense Engineer Leader 』 を務める。海外カンファレンス支援制度が発案された、事業部間を跨ぐエンジニア組織「 Team-Livesense Engineering Board 」のリーダーも兼任。

内山 高広(うちやま たかひろ)
アルバイト求人サイト『マッハバイト(旧ジョブセンス)』の開発を担当。「 Team-Livesense Engineering Board 」のメンバーとして本制度の発案・運営に協力。第1回渡航の対象者にも抜擢される。

セッション内容を見たいだけならYouTubeで十分

能登:「 Rails Conf 2018 」に実際行ってみて、想像と違っていたことってありました?

内山:「セッションやキーノートから情報を得ること」だけを目的にしないで、カンファレンス自体の雰囲気を楽しむことをもっと重視すればよかったってことでしょうか。

能登:というと?

内山:海外のカンファレンスに限らないと思いますが、大抵のセッションって後でスライドを閲覧できたりしますし、最近では YouTube で公開されることも多いです。それに、ぼくは英語力にそんな自信があるわけではないので、セッションについていこうとすると理解するのにかかりっきりになり、楽しもうとする余裕がなくなってしまうんです。

能登:なるほど、そういうことですね。

内山:世界トップクラスの人たちがどんなことをしているのか、自分がそれに近づくにはどうしたらいいかを、雰囲気を含めて自分の目や耳で味わうこと自体が貴重な体験になると思います。
会場の人たちとゆるやかなコミュニケーションを楽しむのもいいでしょうし、ふだんお世話になっている OSS の制作者に会いに行ったりしてネットワーキング的な付加価値を求めるのもいいんじゃないでしょうか。

能登:実際に行ってみて感じたことや、こう改善したらもっと良くなるんじゃないかといった提案があればぜひ聞かせてください。内山さんはこの制度で最初の渡航者だし、リブセンスとしても初めての試みだから。

内山:はい、渡航記はリブセンスのエンジニアブログに掲載しているのでそちらに任せるとして、今回は「もっとこうしたらいいんじゃないか」という制度の改善についてお話できたらと思います。

渡航の「成果」は求めない。気軽に使える制度にしたい

内山:制度運営者としては、まず「ハードルを下げたい」というのがありますね。セッションから得られる情報を全部持って帰らなきゃとか、現地の人とがっつりコミュニケーションを取って仲良くなるっていうのは、けっこうハードルの高いことだと思うんです。
ぼく自身は何か新しい情報を持って帰りたいと思っていましたし、そういった気持ちがあること自体は良いと思うんですが、根を詰めて臨まないといけない制度にしてしまって、参加したい人たちが気後れしてしまうのは本意ではありません。

内山:そこまで踏み込んだコミュニケーションなんてできなくてもいいし、「何か新しい情報を持ち帰らないと!」なんて思わなくてもいいから、何かのきっかけになりそうなら「とにかく行ってきなよ」って思いもあるんです。

能登:ぼくもハードルを下げたほうがいいなって思ってる。実はぼくが一番最初に国際カンファレンスに参加したのって日本なんですよ。

内山:えっ、どういうことですか?

能登:日本で開催された国際会議で、スピーチは全部英語だったんだけど、それ以外の移動とか、ホテルとか、食事とかは日本語が通じるから気楽だった。移動費用も抑えられるし、初めて経験してもらう人にはちょうどいいかもしれないね。

内山:今月末から開催される「RubyKaigi」なんて、まさにそうですよね!(注: インタビューは2018/5/14に行いました)あれは国際カンファレンスだし、リブセンスでも滞在費や宿泊代を支援してるのはいい試みだと思います。たしか今年は社内から10名以上が参加しますし、実際に行った人がレベル感を掴めるといいですね。

能登:そうだよね。じゃあ、敷居を下げるために「国内の国際カンファレンスに支援する」ってところから始めよう!

内山:いいですね!あと、カンファレンスで経験したことを、どうチームや会社に貢献すればいいのかがわからなくて。というか、情報を持ち帰ってくることがゴールかというと、それだけじゃないよなっていうのが感覚としてあります。

能登:会社からの期待がどこに置かれているかってことですね。

内山:海外にしても国内にしても、会社のお金で行くとその後の発表だったりとかレポートを書いたりってところを求められることもあって、どうしても億劫になるじゃないですか。
運営が想定している以上に、完成度の高いレポートが必要だと思い込んで参加を控えてしまうのはもったいないですし、ゴールの設定って難しいなと思いますね。

能登:ただ新しい技術やノウハウを持って帰ってくるだけじゃなくて、帰国後にどうやって報告するか、どんな想いで制度を利用してほしいかといったことは、やりながら良いかたちを見つけていく。そうやってみんなの姿勢をひとつに揃えていくというプロセスにも、十分な価値があると思うんですよ。
もちろん技術を持って帰ってきてもらいたいという気持ちはあるかもしれないですが、それよりも「世界トップクラスはこういうことをやってるから、そこに近づくにはどうすればいいか」を肌身で感じた上で考えるのを当たり前にする、という点が重要だと思っていて。

みんなの前で発表したりレポートを書くのがメインじゃないよって言い方はきちんとしておきたいね。

その制度は意図せず「マッチョ仕様」になっていないか

内山:今回ぼくはひとりで渡航したわけですが、やはり知らない海外の土地でひとりきり、という不安はずっとありました。
あまり海外に行かない人からしたら、ホテルや飛行機の予約、保険の加入も心配になると思うんです。スキル面はもちろんですが、海外での過ごし方もサポートしてもらえたら、ずいぶん行きやすくなるんじゃないでしょうか。

能登:うん、それはいいね。じゃあ、経験者によるサポートチームをつくっちゃいましょう!

内山:ぜひ!

能登:そうか、手配や行き方のサポートは必要かもしれないけど、本当は「ひとりで海外出張に行く」ってこと自体がすでにハードル高いですよね。であれば「メンターと一緒に行く」っていう仕組みもあるといいのかな。

内山:それは心強いですね。

能登:今回はやらなかったけど、どこに敷居があるのかアンケートで調査して、先に解消しておくのも手なのかもしれないね。ぼくも内山さんと一緒でけっこうマッチョなんで、「海外くらいひとりで行けばいいんじゃん」って軽く考えちゃうんですけど、みんながみんなそうじゃないって認識しておかないとね。

内山:ぼくは別にマッチョじゃないです(笑) 行く前からずっと不安でしたから。あと渡航者の観点で言うと、行きたいカンファレンスを見つけるのってけっこう難しいと思うんです。
ぼくが行き先で悩んでいたときに、創業者の桂から「どのカンファレンスに行ったってたいして変わんないから、どこだろうととにかく行ったほうがいい」って言ってもらったんですね。
それは別に個々のカンファレンスで話される技術のことを軽視していたわけではなくて、行く人にとって「行く」こと自体が何かのきっかけになるというところが大きいと思っています。あの一言がなかったら渡航するか決めきれなかったかもしれません。


能登:なるほどね。言語に関するカンファレンスにしても、その中で一番大きいグローバルなものもあれば、ヨーロッパとか地域でやっている小さなイベントもあったりするし、何が有用なのかを判別するのは難しいかもしれないね。
今のところ、カンファレンス選びについて運営側から適切なアドバイスはできていないから、今後制度を育てていく上でサポートしていくようにしましょうか。

内山:はい、そうしましょう!

現地の楽しみは、会場の中だけじゃない

内山:これは会社の予算で行く上で適切かどうかはさておきなんですけれど、支援先を「行きたい場所ベース」で考えるのもありじゃないですか。
例えばヨーロッパで行われるカンファレンスであれば、「ヨーロッパに行ってみたいな」って思っていた人にとってのチャンスになりますよね。場合によってはそんなのもありなのかなと思っちゃいました。

能登:ぼくは「行きたい場所ベース」で決めちゃっていいと思ってます。学会の泊りがけで行く合宿形式のワークショップとか、いかにみんなが行きたいところで開催できるかについてみんなで考えていたりしますし(笑)

内山:え、そうなんですか!?

能登:そうそう。例えば今年の 6 月に開催される人工知能学会は鹿児島の観光ホテルで開催されるんです。温泉地なんかでもよくやっているし、場所に惹かれるのって自然なことなんじゃないかな。
「鹿児島に行きたいから何か発表するネタを考えよう」って、十分健全な考え方だと思いますよ。

内山:ですよね。ちなみにぼくは有給を使って1日だけ延泊したんです。というのも、ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学に留学している前職の先輩がいて、せっかくだし彼を訪ねてみようと思ったからなんです。
大学のキャンパスを案内してもらったりして、休暇を楽しく過ごせました。

ピッツバーグってそこまで観光資源がたくさんあるような街ではなかったので、1週間近く滞在していると正直飽きてしまうところもあったんです。でも、こういった現地でしかできない経験があって本当によかったと思っています。
これから行く人にも、コンピューターサイエンスがどうとか仕事につながるとか関係なしに、行った先でしか味わえないことを1日くらい自由に経験してもらうのはいいかなと思います。

能登:いやもう、ホントにそう思うよ。ぼくが最初に出張で海外に行ったときも、ホテル代を自腹で足して延泊し、見聞を広めるために充てたんです。そんな機会ってなかなかないですから。
もちろん業務に差し障りのない範囲で行ってるし、直接仕事に活きるかどうかはわからないけれど、きっかけを有効活用して人生を豊かにしていくのはすごくいいことですよね。

内山:ぜひ次からは積極的にそうしたいです!例えばアメリカの西海岸に行くなら現地のIT企業に行ってもらいたいですし、コンピューターサイエンスの博物館を訪れるのもいいですよね。それこそぼくみたいに海外の友人に会いに行くのもいいと思うんです。

能登:サンフランシスコ・ベイエリアの方だとミートアップ自体が盛んに行われているみたいだから、その開催に合わせていろんなミートアップを楽しんでくるのもいいんじゃないかな。それに大学の生協の本屋ってけっこう刺激的だから、技術書に限らずどんな本が並んでいるのか見るのも楽しいと思う。

内山:ぼくもそう思って行ってきました。そうしたら Ruby のカンファレンスやってるはずなのに Python の本ばっかり並んでいて。Ruby の本が全然なくて笑っちゃっいました。

能登:それも貴重な経験だね(笑)

この制度を道具にして、自分の殻を破ってほしい

内山:今回はエンジニアが渡航の対象でしたけど、そもそもこの海外カンファレンス支援制度って他の職種でも適用可能ですよね。例えば Google I/O はエンジニア以外の人からも注目度が高かったりしますし。

能登:そうだね、マーケティングやプロダクトマネジメント、UX デザインとかいろいろありますよね。対象者はどんどん広げられるといいですよね。

内山:いろんな職種の人がカンファレンスに行って、それぞれが経験してきたことをシェアしながら交流できたら、この制度の価値がもっと活きてくると思うんですよね。

能登:いいね、そうしよう!デザイナーのリーダーとかプロダクトマネージャーにも相談してみよう。

じゃあそろそろまとめにいこうか。まずはぼくから、今後この制度を使ってもらってどうなってもらいたいかの考えを話すと、グローバルのトップレベルの技術や試み、コミュニティをわかった上で活躍できるエンジニアになってもらいたいと思ってます。
でも、日本のITの世界しか見ていないと、自分の位置というか能力を正確に捉えることはできないとも思っていて。
だから自分の能力がトップレベルのエンジニアとどれくらい差があるのかを知ってもらいたいんだよね。

内山:今回渡航してみて、自分の目でその差を知ることができたのはいい経験になりました。

能登:そうだよね。何か問題が起きたら普通に検索して英語の情報を読んでいるように、海外のトップクラスの技術やコミュニティがどんなものかを知った上で、目の前の仕事に取り組めるエンジニアになってもらいたい。それがこの制度を使ってもらう上で、ぼくが一番伝えたいことかなと思っています。

内山:よくわかります。ぼくも能登さんの考えと近いですね。

内山:能登さんはトップレベルとおっしゃってましたが、ぼくは逆に「自分たちがやっていることとが、海外のカンファレンスで言われていることと地続きであることがわかる」という経験をしてもらいたいと思うんです。

能登:ああ、なるほど。

内山:ぼくらがやっているエンジニアリング活動の一歩先、二歩先に世界水準があって、技術や OSS をつくっているトップレベルの人たちがいます。でも、自分たちが使っているその技術や OSS の先に彼らがいるのだから、じつは地続きでつながっているんですね。

能登さんの「トップレベルを目指してほしい」ということと少し隔たりがあるように見えるかもしれないんですが、こういったことを肌身で感じられるというのは、「自分の殻を破る」であったり、「外に目を向ける」と意味でも、すごくいい経験になるんじゃないかなと思います。

能登:いいこといいますね。あ、ぼくもそう思ってましたよ、ホントに(笑)
実際は思っているほど隔たりがなかったりするというか、これはもしかしたらもうちょっと努力すれば自分にも似たようなことができるかもしれない、という感覚を持つのもいいことですよね、きっと。
初回の渡航経験からさっそく有益なフィードバックがありましたし、第2回の渡航に向けて制度を改善していきましょう!内山さんは次回メンターとしての活躍もお願いします。

内山:もちろんです!

制作 渕上聖也

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