広報:
「今、リブセンス村上社長が注目するWebサービス」vol.1では、
「Gunosy」に関する話を色々と聞きました。
他にも色々話を聞いていきたいと思うのですが、
最近家計簿をつけはじめたという村上さんが、お金に関するサービスにも注目しているとのことですが。

村上:
Moneyforward(マネーフォワード)」ですね。
実は、私はまだマネーフォワードを使っていません。
アカウントは持っているんだけど、今は「OCN家計簿」を使っています(笑)。
ではなぜ注目しているのかというと、マネーフォワードのほうが定期的に改良が行われ、
将来におけるサービスの拡大に対する期待値が高いからです。

村上:
市場を考えると、お金は世の中で一番大きい軸であり、
家計簿は主婦だけでなく、多くの人がつけています。
さらに、家計簿における誰もが持っている課題や問題は、
1回は付けるんだけど、面倒くさくなってしまったり、曖昧になったりすることありますよね。(笑)
それを自動でできてしまう楽さや銀行のWEBサービスのログインの面倒くささなどを
解消してくれ、利用しやすいんです。
このように、マネーフォワードは、分散された銀行口座や金融資産情報など
お金にまつわるデータをまとめることができる、
すなわち「お金にまつわる入り口」になるんです。
情報がどんどんいろんなIDに分散していっていて、
それを1個にまとめるという作業はあったらいいのにと思っていました。
また、入り口を取ることで、マネタイズの可能性も広がりますよね。

広報:村上社長が思う、マネーフォワードのマネタイズとは?

村上:
例えば、「Kanmu(カンム)」というクレジット連動クーポンサービスがあるのですが、
そのサービスはクレジットの履歴情報をもとにクーポンを配信するという機能を持っています。
スターバックスをクレカで買ったら、目の前にあるエクセルシオールが広告を
私に出すっていう感じのサービスですね。
このサービスはカンムじゃなくても、
お金の入り口を抑えているマネーフォワードでもできてしまいますよね。
しかもマネーフォワードを利用していたユーザーにとっては、
より魅力的なサービスが増え、継続する理由にもなります。
そういった意味でも、「マネーフォワード」は様々な新しいサービスの可能性が秘められています。

広報:それ、嬉しいです。でも、村上社長は使っていないんですよね。(笑)

村上:
マネーフォワードは、新たに出来たサービスですが、
提携金融機関などすごいスピードで成長しています。
私が家計簿をつけ始めたタイミングではOCN家計簿は対応している金融機関が多かったのですが、
そろそろマネーフォワードに移行しようかなと思っているところです。
使っていないからマネーフォワードが駄目というより、
この「お金の入り口」をとるという発想がよくて、
今後このペースで改良が行われれば、OCN家計簿を間違いなく抜くだろうな、と思っているんです。
マネーフォワードユーザーもどんどん増えていくと思いますね。

~vol.3へ続く