こんにちは。リブセンス広報担当です。
先日、nanapiさんと合同でデザイナーの勉強会を開催しました。

今回は、デザイナーの働き方をテーマに、「組織においてデザイナーが担う領域」や「10年後のデザイナー像」について、それぞれプレゼンテーションやディスカッションを行いました。

リブセンス・デザイナーの金子

前半は、リブセンスの発表。転職クチコミサイト「転職会議」を担当するデザイナーの金子が、「組織においてデザイナーが担う領域」について発表しました。

Webデザイナーというと、一見、ディレクターが企画し指示された内容をビジュアル化する仕事と思われがちですが、リブセンスの場合は異なります。
リブセンスにおけるデザイナーの定義は、“クリエイティブで課題を解決する人たち”。
これは、リブセンスが事業方針の1番目に掲げる「社会の発展や問題解決に貢献できる事業」にも通じます。

今回のプレゼンテーションでは、転職会議チームを事例に挙げ、組織の課題をデザイナー起点でどのように解決していったのか、お話しました。

転職会議チームは、社内でも特に団結力が強く、例えば会員登録数を2倍にするといった高い目標に一致団結してチャレンジする良さを持っています。しかし、このようなチームになるまでには、ディレクター、デザイナー、エンジニア、営業・カスタマーサポートのそれぞれが、職種の壁を超えるべく試行錯誤を重ねてきました。

転職会議チームでは、デザイナーがチームのハブとなることで、職種に関わらずサービス改善のアイデア・企画が出てくるようになったり、チーム内でのコミュニケーションが活発になりコンセンサスがとれたり、プラスの効果が生まれ、成果にも繋がってきています。

グループワークの様子

後半は、nanapiさんから「10年後のデザイナー像」についての発表と、グループディスカッションが行われました。
ディスカッションは、両社のデザイナーが混合したグループで実施したのですが、デザイナーとしての“ものづくり視点”や“サービス愛”“こだわり”など、会社の枠を全く感じない活発な意見交換ができました。

メンバーからは、
今後、様々なデザインツールが整備され、簡単なデザインは誰でもできるようになるだろう。デザイナーの役割は、プロとして専門知識を活かしたコンサルティング的なものへ変化していくのではないか。
与えられた企画に沿って単にデザインするだけのWebデザイナーはきっと仕事がなくなるだろう。サービスそのもの、会社そのものをデザインしていくのがデザイナーの仕事になるのではないか。
といった、意見が出されていました。

昨年、技術革新により10年後なくなる仕事について論文が発表され話題となりました。
デザイナーは十分クリエイティブな仕事なので、客観的にはなくならないと思いますが、当事者のデザイナー自身が考える10年後のデザイナー像は、より厳格なものでした。

今回の勉強会は、10年後の働き方、10年後に自分たちの仕事がどうなっているのか、改めて考える良い機会となりました。
nanapi・デザイナーの皆さん、ありがとうございました!